気持ち悪い虫ランキングトップ5!2位〜5位
それでは早速気持ち悪い虫をここからご紹介していきたいと思います。ランキング形式にて5位から2位までにランクインした虫たちをご紹介していきたいと思います。
見たことがあるものから、こんな生物が地球上にいるのかといったものまで様々ですので興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。
第5位「ゴキブリ」
気持ち悪い虫と聞いて真っ先に思い浮かぶであろうゴキブリがランクインしました。この黒光りした生物が家の中に突然現れた時の恐怖は考えるだけで嫌な気分になることでしょう。
退治しようとしても素早い速度で駆け抜けて隙間に隠れてしまうので、ゴキブリと長い間格闘した経験のある方もいるのではないでしょうか。
驚異的な生命力の持ち主
地球上で最も生命力が高いと言われるほどタフな生き物で、水分や食物を1ヶ月なくても耐えられるほどの能力を持っています。
また約45分もの間呼吸を止めることもできるとのことです。その圧倒的生命力は核戦争後の世界でただ一つ生き延びられる生物だと言われるほどなのです。
弱点は寒さ
これほどまでに強力な生命体には弱点などないのではないかと思ってしまういますが、ゴキブリにもウィークポイントは存在します。
気温が20度以下の環境では生活することができないほど寒さに弱い生き物です。また、雑食ではありますがその中で唯一、塩を食べることができないというのも弱点の一つです。
ゴキブリ対策は清潔を保つこと
ゴキブリは非常に繁殖力の高い虫なので、家の中で見つけたら他にもいる可能性が十分にあります。部屋を清潔に保ち、ゴキブリが好む暗くて暖かい家電の裏までしっかり掃除し、生ゴミなどはこまめに捨てて繁殖を防ぐことができる綺麗な環境に整えましょう。
第4位「ヤエヤママルヤスデ」
赤と黒のストライプ模様で毒々しいフォルムが特徴的なのが、石垣島に生息しているヤエヤママルヤスデというヤスデの仲間です。
体調は10cm以上の大きさで日本で一番大きなヤスデであり、口から出す分泌物は皮膚に付着するとヒリヒリする痛みを伴い茶色に変色してしまうので、もし見つけたら注意が必要です。
ムカデとヤスデの違い
一見するとヤスデはムカデと非常に近い姿をしているので違いがわかりづらいかもしれません。見分けるポイントは脚にあり、ムカデは1節に1つの脚がついていますが、ヤスデは1節に2つずつの脚が生えています。
よってヤスデはムカデの2倍ほどの脚がついているので脚の本数によって違いを見分けるのが良いです。
ヤスデは心臓病を治す
なんとヤスデの成分から治療に効く成分が検出されたのはご存知でしょうか。富山県立大学の研究グループがヤスデに含まれる「ヒドロキシリトリルリアーゼ」と言う成分を取り出すことに成功し、なんとこれが心臓病の治療薬になる成分だということです。忌み嫌われる姿からはとても想像できない画期的な発見となりました。
第3位「ハムシの幼虫」
野菜を食い荒らす害虫として農家の方々に恐れられているハムシですが、その幼虫のフォルムは何と言っても気味が悪いです。
体内に自分の糞を蓄えながら成長していく様は体内にさらに寄生虫が宿っているかのようなグロテスクな見た目です。野菜の根を好んで食しているので、畑などにも普通に生息しています。
ハムシの成虫は色鮮やか
ハムシは日本国内だけでも実に780種類が存在しています。成虫のハムシは幼虫とはうって変わって色鮮やかなフォルムになります。
黄色と黒の縞模様から鮮やかな赤色、太陽のようなオレンジ色まで様々です。野菜の葉っぱを好むので害虫として駆除されることで有名ですが、色彩豊かな姿を見てみるのも楽しいかもしれません。
ハムシの仲間「トゲアリトゲナシトゲトゲ」
トゲがあるのかないのかよくわからない名前ですが、非常に興味を掻立てる名前を持ったハムシの仲間です。
トゲのある個体の中にトゲがないものがいたのでトゲナシトゲトゲと名付けられ、その後にトゲがないものの中にトゲを持つ個体が発見されたことによって、今のような名前が命名されました。
第2位「ユムシ」
形容しがたい気味悪さで、例えるなら人間の臓物のような見たくないものを見ているような感じを抱かせるのが、こちらのユムシという海に住む生き物です。
日本各地の浅い海域に生息しており、先端部分についた口を使って微生物を好んで食しています。高級な釣り餌として使われることもあるので馴染みの人も多いです。
珍味として好まれている
北海道では別名ルッツと呼ばれ、なんと食材として食べられておりその他韓国でも食べる文化があります。湯がいて刺身にすると非常に美味で貝のような味とユムシ本来の食感がたまらないようです。
ソテーすると小さくなり見た目が嫌な人も食べやすくなるので、興味のある方はぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
その他ユムシの生態についてはこちらをご覧下さい。
世界一気持ち悪い虫はこれ!栄えある第1位は?
これまでもかなりの嫌悪感を覚える気持ち悪さが際立っている面々でしたが、ここからは栄えある1位に輝いたトップオブトップの気持ち悪い虫をご紹介します。
どんな虫がランクインしたのかここまで見た方はさらに気になると思いますので、ぜひその生態と合わせてご覧下さい。
第1位!通称「ウデムシ」
クモとサソリが合体したようなまさに鳥肌が立ってしまう見た目がとても気持ち悪い、世界三大奇虫としても知られているウデムシです。
地球上に存在するとは思えない姿でまさしくエイリアンのような佇まいですが、一体どのような昆虫なのか、さらに詳細を探ってみたいと思います。
ウデムシの容姿と特徴
小さいものでは体長が5mmほどですが、大きいものになってくると体長4cmでさらに脚はその倍以上の長さを誇るので、圧倒的な気持ち悪い迫力が全面に押し出されます。
日本には生息していませんが、クモの仲間で世界では70種類存在しています。夜行性の肉食性で主に昆虫を好んで捕食します。
脱皮する姿もエイリアン
ウデムシは高いところで脚をぶら下がった状態で脱皮を行います。その姿はまさにこの世のものとは思えないほどに形容しがたいほどの気味の悪さです。映画のワンシーンでエイリアンが脱皮をする場面がありますが、まさしくそのものに近いです。
「社会的」な昆虫
本能のままに生きている昆虫たちですが、その中でもウデムシは特殊で珍しい社会性のある虫だということがわかっています。
母親は卵が孵化するまで大事にお腹の中に抱え、赤ちゃんが生まれると自分の背中の上で成虫になるまで育ててあげるのです。大事に子供を育てる様は、母親の温かみを微かに感じさせてくれます。
天敵はトカゲやコウモリ
厳しい生き物たちの世界ですので、気持ち悪い虫であっても天敵は存在します。ウデムシも同様で大型のトカゲなどの爬虫類やコウモリに捕食されてしまいます。
また、クモやサソリに襲われることもあり、ハエやダニなどの宿主として寄生されてしまうこともあります。食物連鎖社会はとても厳しい環境であることが分かります。
ウデムシは食べられる!?
気持ち悪い虫ランキング1位のウデムシは食用としても一応食べることができるようで、タイやラオスなどの山間部の国では、重要食用虫として位置付けられているほどです。
その見た目とは反して毒は持っていないので人体に与えるマイナス影響はなく、食感はサクサクしていて美味しいとも言われています。
ウデムシ食べたら500万円
アメリカでは以前、ウデムシを生きた状態で食べたら500万円をプレゼントするという企画をテレビで放送しました。
果敢にもこの企画に女性が挑戦し、一度はその気持ち悪さに手を止めるも再度口に運び見事ウデムシを生きた状態で飲み込むことに成功しました。とても日本では考えられないような企画に唖然とします。
海外ではファンも多い
愛玩生物として、なんとウデムシをペットとして買う方もいるそうです。海外ではウィップ・スパイダーと呼ばれていて熱狂的なファンも多く、日本国内でも販売しているところもあります。
熱帯地域で乾燥した所に生息しているので、乾燥した環境で適度に水分を与えつつ正しく飼ってあげるのが良いのだそうです。
販売価格はいくら?
日本で最も入手しやすいのはタンザニアバンデットウデムシという種類で平均価格はだいたい5000円です。オスメスのペアで売られていることも多く、寿命は5年から8年と言われているので比較的長いスパンで飼育することができます。
その他ウデムシについての詳細はこちらをご覧下さい。
気持ち悪さの頂点「三大寄虫」とは
気持ち悪い虫の中でも特にその際立ちがすごい世界三大寄虫の中にウデムシが入っています。その他には画像のサソリモドキ(ビネガロン)、後ほどご紹介するヒヨケムシが入っています。