ティップランエギングの仕掛けや釣り方を解説!ティップランってなんだ?

ボートを流しながら、潮の流れや風の流れにボートの身を任せながらの状態にし、ボートからイカを狙うティップランエギングに注目が集まっています。そこでそんなティップランエギング仕掛けや釣り方、ティップランとは何だろう、どうやって釣る方法なの??など初心者の方でもわかりやすいようなページ目指して書いていきたいと思います。これから始めようと思っている方もそうでない方にも興味を持っていていただければ嬉しいです。

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ティップランエギングとは??

エンジンを完全に切り、そのボートを潮の流れや風の流れに任せて進めていきます。いわゆるどてら流しの状態にし、その流れにそってエギを流して、イカを釣ることをティップランエギングといいます。主にアオリイカを釣る手法になります。イカの繊細な動きをライン上に感じることができ、初心者でも楽しく釣りを楽しむことができます。陸では自分でキャスティングをし、ポイントを探す必要がありますが風や潮の流れにボートを任せて、勝手に進んでいってくれると同時に餌を引っ張っていってくれる形になるのでイカ釣りだけに集中することができます。シーズンとわず楽しめるため一年中楽しめる釣りとしても人気のアウトドアスポーツです。

アオリイカの特徴

イカは温かい場所を好みます。オーストラリアから日本まで広い地域に生息しています。とくに熱帯地方でのイカの数は多くマレーシアなどでも多く生息しています。場所によってシロイカやアカイカやクワイカと種類は異なるとされているがすべてまとめたものをアオリイカと呼んでいます。広い幅の胴体と半円形の形をしたヒレを持っています。このヒレをアオリイカはくねらせるようにして泳いでいます。だいたい40㎝程度の大きさのものが多く、日本のイカの中でも大きいほうの部類に入ります。魚は比較的視力がよくないといわれていますがアオリイカの視力はいいです。だいたい人間にして0.7ほどの視力があるといわれています。自分の後ろはみることができませんが全体的に見ることができるほど広範囲な視力をもっています。アオリイカは色を変化させることができます。興奮しているときには色を変えます。黒色が興奮しているときのサインです。このときのサインを見逃さないでください。イカを釣ることができるタイミングです。

ティップランエギングの時期(シーズン)・時間帯

一年中楽しむことができるといっても最適なシーズンはあります。春と秋が一番最適といわれています。では季節ごとの特徴を紹介していきます。

3月から6月にかけて比較的浅い場釣れます。また、昨年この時期に産卵したアオリイカも一年かけて成長をしていますので成長したアオリイカが一番釣りやすい時期といえます。

春に大きくなったアオリイカが釣れるといいましたがそのイカも一年で死んでしまいます。夏は産卵後になるのでほとんどのイカが死んでしまいます。そのため釣ることが難しくなります。ただ産卵時期が遅れたアオリイカもまだ残っているのでそこを狙って釣ることもできます。難しい時期になりますが絶対に釣れない時期ではないです。

9月から12月が一番多くのアオリイカを釣ることができます。ただ春に比べると小さいイカにはなります。秋は水温も落ち着きだし、春に産卵したアオリイカが多く釣れます。子どものイカなので親に比べると警戒心も弱く、餌もたくさん食べるので簡単に比較的釣れる時期といえます。

一年で一番寒い時期の冬はとても厳しい時期といえます。特に1月から2月は厳しい時期になります。外気の寒さだけでなく水温も低くなります。水温が15℃に上昇するような暖かい日があれば釣ることができる日もありますが冬は一年で一番釣りが難しい時期になります。活性が低くなりほとんど動かなくなるのでエギを長く止めて時間をとってください。

時間帯

時期を紹介しましたが時間帯も大切なポイントになります。一番夜が釣れるといわれちますが一番狙える時間は日の出、日の入れ前と後の一時間あたりが一番だといえます。小魚が餌としているプランクトンが一番活動する時間帯であり、その小魚を食べるイカも一緒に活動をし始めるからです。夜がねらいやすいというのは様々な理由はありますが光に導かれるプランクトンを餌とする小魚も集まるし、その小魚を餌とするイカも光に集まるので広い範囲を探すのではなく光を中心にエリアを絞れるので釣りやすいといえます。イカは警戒心が強いので夜に比べると日中は釣りにくいといえます。ただ水中が見やすくなるのでイカが見えやすくなるのでエギを追っているイカの反応を見ることができます。

ティップランエギングの釣り場(ポイント)

ティップランエギングは船を潮の流れや風の流れに任せて釣りを楽しみます。瀬戸内海や日本海に船を出して楽しみます。乗合いで便乗したり、ティップランエギングするための船の貸し切りプランなど用意されているので検索してみてください。釣り場としては春の温かい時期は産卵場所にいる可能性が高いので浅い場所の海藻などが生えている藻場、夏は東北地方や日本海側の水温あまり上がらない場所、秋は小魚がたくさん集まる場所、冬は深い場所を狙い、水温が安定しているところを狙っていきます。水中を観察してどこにイカがいるか探ってください。緩やかな潮の流れをしている場所もポイントです。

ティップランエギングの釣り方に使用するタックル・ロッド

ティップランエギングはイカの繊細な動きを把握する必要があります。穂先でそれを感じる必要があるため、穂先が柔らかいものを使用する必要があります。バス釣り用のロッドで代用できるかもしれないですが専用のものを買うことをおすすめします。穂先で動きをとらえやすいものとしてはスピニングロッドが使いやすくⅯまたはMLと表示されているものをおすすめしている。ティップランエギングは推進の浅い5mから深い60mまで楽しむことができ、流れのはやい場所でもエギをすすめていかなかればなりません。そのときに重いエギに対応できるロッドもあります。ロッドの特徴を理解し、選んでみてください。

ティップランエギングの釣り方に使用するリールとライン

スピニングリールとベイトリールの二種類のリールがありますがバックラッシュしにくい特徴のスピニングリールをおすすめします。ベイトリールでもティップランエギングはもちろん可能です。スピニングリールに比べ力があるので重いギアには対応しやすいものになります。初心者のかたは扱いやすいスピニングリールをおすすめそます。ダイワのものなら2000~2500番、シマノであれば2500~3000番をおすすめします。大きすぎず扱いやすい大きさなものだと思います。ラインは細いほど感度もあがり、飛距離も伸びます。0.4号は細いラインの部類に入るのでティップランエギングで使用されますが細いため糸が切れやすいので初心者では0.6号〜0.8号をおすすめします。0.6号でも感度はもちろんあります。メーカーによって強さや太さは異なりますが値段によって強さや太さのグレードも違うと思っていただいたらいいと思います。ラインは消耗品なので値段とも相談してください。

ティップランエギングの釣り方に使用する仕掛け

仕掛けはラインにエギをつるすだけのものですがエギはティップラン専用のものがいいとされています。浅瀬も狙うこともありますが深い場所を狙うことも多いです。その場合は重いエギを使用します。もちろん陸で使用するエギにおもりをつけても対応することはできます。イカは視力がいいのでカラーの選択は重要になります。その日の潮の流れや天気によって変える必要があります。一般的にはゴールドやシルバーやパープルなど色の濃いものがいいとされていますし、定番となっているカラーもパープルやシルバーが多いです。重さは30g程度のものを選ぶことが多いようです。天気や潮の流れによってイカの見え方は変わってくるので周りでよく連れている人の仕掛けを真似てみるのも手だと思います。状況によって変えられるように数種類のエギを用意しておきましょう。

ティップランエギングを陸っぱりで釣る釣り方はある??

ティップランエギングは初心者の人でもあたっていることがわかりやいのですぐに楽しむことができます。ただボートでしか行けないのはちょっと・・って考える人もいるのではないでしょうか。基本的には船で水平移動することが特徴であすが陸っぱりでもティップランエギングはできます。ボートがしてくれる水平移動をリールで行います。この水平移動でも釣ることはできます。ティップランエギングができる時期なら陸っぱりでも同じように釣ることができます。釣れる時期も釣りにくい時期も同じです。陸っぱり専用のティップランはないですがボート用で使用するロッドは使えません。陸っぱりはキャスティングする必要があるし、リールを巻くことであたりが伝わるため穂先の繊細さを重視する必要ないから逆に普通に使用しているエギングロッドを使用することができます。

ティップランエギングの釣り方

エギを落とす、またはキャストします。船の流れとは逆の方向にキャストします。船が止まっている場合はその場所にそのまま落として大丈夫です。着水のあとはエギを着底させます。底に着いたら小さめのしゃくりの幅で動かしながらラインを巻いていきます。海面と平行な動きになるようなしゃくりを入れます。そんなふうにアクションさせているとイカがエギを抱くのでその時間を作ってあげるようにアクションと数秒止めます。すると当たりのサインが伝わってくるのでまた水平方向に動かして誘います。あたりがなければまた再度底に着け、アクションします。

まとめ

ティップランエギングと聞けば難しそうな響きですが初心者でも十分に楽しむことができる釣りです。ちょうど秋の季節なのでぜひ挑戦してみてください。何より釣ったアオリイカを食べれるのも魅力だと思います。釣りの本をみるとおすすめのスポットやティップランエギングのプランも掲載されていますので参考にしてみてください。
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