滝行ができるおすすめスポット16選!滝に打たれてリフレッシュしよう!

滝行は日本古来からの精神鍛錬の一環で、厳しく挑戦しにくいと思う方も多いでしょう。しかし近年滝行の人気が高まりつつあり、女性で挑戦する方も増えてきました。この記事では、滝行ができるおすすめスポット16選を紹介するだけでなく、その効果や魅力についても詳しくまとめました。

この記事をかいた人

新しい発見と少し刺激的な情報をお届けします。

滝行とは

落下する強い勢いの水に当たる目的で滝に入って行う修行のことです。水で清めて赤をとることを垢離(こり)といい神仏に祈願するときに冷水を浴びます。垢離(こり)は・水垢離(みずごり)・水行(すいぎょう)とも呼ばれます。漢語(中国の引用語)には見当たらない純粋な和語(大和言葉)で日本独自の文化です。

滝に入って行う精神修行

滝の強烈な水流を全身に受けることで目的を達成する為に心身を鍛える日本古来からの身体技法です。また、禊(みそぎ)の意味もあり、罪や穢(けが)れを水で流すという意味もあります。夏はもちろん冬の寒い日にあえて行うこともあります。

僧侶や山伏が行う修行の一つ

宗派により修行内容は違いますが、水行の中でも滝行はハードな修行、いわゆる苦行に入ります。滝の水温は季節を問わずとにかく冷たいので容赦なく体温を奪い、水が叩きつける中では呼吸が難しく見た目よりも苦しいのです。ただ苦しみに耐えるのではなく読経(お経を唱える)も行うので、口から水が入り頭から強い水圧がのしかかります。

現在密かなブームになりつつある

テレビで芸能人が滝行をするなど、修行という硬いイメージが薄れて女性グループやカップルで滝行体験に行く人が増えています。・リフレッシュ効果・運気のリセット・ストレスが吹き飛ぶ・鍛えたい・マッサージ効果・煩悩を消したい・神体験など、理由は様々です。

滝行おすすめスポット①三重院【群馬県】

本尊は薬師如来で、脇佛には・不動明王・三宝荒神・観音菩薩・地蔵菩薩です。宗派は本山修験宗で、三重院は貞和4年(西暦1349年)に開山しました。修行体験を積極的に受け入れてくれる寺院です。

いつでも体験可能

男性・女性問わず参加できる三重院の滝行は寺院の行事がなければいつでも参加できます。順番に滝に入り約30秒耐えます。それを数回くりかえします。滝行の後には近くの温泉を紹介してくれます。

本格的な山伏体験修行

1泊〜2泊の宿泊コースでは山の中をひたすら駆け回る「峰入り」と、「真言」を1万回唱える「マントラ修行」と「滝行」を行います。この山伏修行はとても厳しいのですが興味のある方はぜひどうぞ。三重院の火渡り大祭はとても有名です。火渡りもお願いすれば参加できます。

アクセスや料金

  • 住所: 群馬県利根郡みなかみ町下津4061
  • 連絡先:0278-62-3001 携帯090-3523-4976
  • 利用料金:11000円・団体9000円
  • 電車:上毛高原駅/後閑駅 駅からタクシー(徒歩はクマが出没する地域で危険)

滝行おすすめスポット②天光寺【東京都】

東京都心近くの東多摩郡の臼杵山にある真言密教の寺院、天空寺は「駆け込み寺」の役割を担い間口を広くして人々の悩みの相談に乗っています。年間約5000人が相談や体験を申し込み訪れ解決へ導いています。

多種多様な修行ができるお寺

引き篭もりや登校拒否の相談、心の問題などにも相談に乗り自分を見つめ直す手伝いをしています。宿泊修行は親子で受けることもあり、解決まで何日でも連泊ができます。修行体験は電話での予約が必要です。

滝行で願ったことは達成しないわけがない

自然の中で行う厳しい滝行をした後は煩悩が消え達成感で満たされます。滝行で願ったことは達成しないわけがないと指導します。男性女性子供年配の方どなたでも参加できます。間口の広い天光寺の修行体験では・料金はお釣りなしの金額を準備・5日前から発生するキャンセル料(前日、当日は全額。5日~2日前は半額)があるので注意しましょう。

アクセスや料金

  • 住所: 東京都西多摩郡檜原村小沢4040-1
  • 連絡先:042-519-9380 要予約
  • 料金:7500円
  • 電車:武蔵五日市駅 藤倉行きバス 小和田坂下車。徒歩2分。 

滝行おすすめスポット③円泉寺 九頭竜の滝・龍神の滝【東京都】

弘法大師空海が巡禮で訪れ建立した梅松山円泉寺は、真言宗密教で十三仏と七福神を祀っています。円泉寺の所在地は埼玉県飯能市ですが、滝行修行は東京檜原村の九頭龍神社の協力の元、九頭龍の滝・龍神の滝で天神社宮司  西澤形一さんがご指導くださいます。「箱根の九頭龍神社」や「埼玉県飯能市の円泉寺」と間違えやすいのでご注意ください。

九頭竜の滝・龍神の滝は水量が多い

関東屈指の滝行場、安易に挑むと危険ですが、性別を問わず初心者・高齢者・子供・海外の他宗教の方も安心して参加できるよう、神様に失礼のない程度に簡略化しています。安全を考えて三度に分けて滝に打たれます。
  • 1度目は水に慣れ
  • 2度目は罪汚れ重いものを流し
  • 3度目は清められた体にお恵みを頂けるように(願いを唱える)

「滝行と自然を味わう会 」

檜原村観光協会と協力して、滝行と檜原村を楽しめるように案内し、駐車場は温泉施設「数馬の湯」の駐車場を使用し体験後の冷えた体を温泉で温め、昼食は近くの民宿や食堂へご案内します。滝行合宿も民宿と提携しています。また本気の滝行修行もご相談ください。

アクセスや料金

  • 住所: 東京都西多摩郡檜原村2430 数馬の湯駐車場使用
  • 連絡先:090-3225-6286 要予約
  • 利用料金:5000円 女性5500円/九頭龍神社のお賽銭/昼食代
  • 電車:武蔵五日市駅より数馬行温泉センター下車。

滝行おすすめスポット④夕日の滝【神奈川県】

金太郎で有名な神奈川県足柄山にある夕日の滝は年間を通して水量に恵まれているので一年中滝行が行えます。滝には不動明王と阿弥陀如来が祀ってあり、修行団体の「足柄修験の会」が管理をしています。

滝行の撮影ができる

「足柄修験の会」が初心者の滝行をサポートしています。防水ケースに入れたiPhoneでの撮影が自由です。結婚式のサプライズ映像撮影も人気があり、できる限り協力してくれます。手伝いや見学に来る人は夕日の滝で現地集合すれば料金がかかりません。

滝への入り方も自由

勢いが強い滝なので、杖を使いバランスをとります。足柄修験の会は修行団体ですが神仏への決まりは無く、自己責任で健康で安全な方法であれば希望の入り方ができるのでインストラクターに相談してみましょう。希望者には温泉桜の湯に入浴できますので道具を持参してください。

アクセスや料金

  • 住所: 神奈川県南足柄市矢倉沢
  • 連絡先:090-5559-5615 要予約
  • 利用料金:初回9000円 2回目以降6000円
  • 電車:小田急線 新松田駅 南口

滝行おすすめスポット⑤勝光寺【大阪府】

人間繁盛応援を理念としている勝光寺はササユリが美しく咲く自然の中にあり、不動明王を祀る真言宗の寺院です。敷地内に図書室があり読みやすく分かり易いを3000冊揃え地域の人に役立っています。

コミュニティの場として解放

人間繁盛を応援するこのお寺では、人間性の向上をテーマに沢山の修行、講座、座談会、講習を行っています。就活で困っている学生さんを対象に人間学やノウハウなどを伝授して内定後も魅力的な社会人を育成する「就活塾」行っています。

滝行熟練者以外は寺修行

初めての方は必ず寺修行を指導することになっています。男女問わず中学生以上の方が対象です。寺修行では・滝行・勤行(読経)・座禅・人間繁盛学が必須です。楽しい話と禊で充実した時間を過ごせると評判が良い内容です。

アクセスや料金

  • 住所: 大阪府河内長野市日野1379-6
  • 連絡先:0721-60-0021 要予約
  • 利用料金:半日7000円 1日11000円(昼食代込み)
  • 電車:三日市町駅 バス3番乗り場「南花台4丁目」下車 徒歩6分

滝行おすすめスポット⑥七宝龍寺【大阪府】

斉明天王7年に修業道の開祖と言われる役小角が28歳の時に開基しました。大和の大峰山よりも早く開山したので元山上と呼ばれます。七宝龍寺は真言宗犬鳴派で倶利伽羅大竜王を本尊にしています。この山で役行者は国家案穏、五穀豊穣、緒人快楽の密法を修せられました。

犬鳴山はお山全体が行場

犬鳴山七宝瀧寺内の「行者の瀧」には霊力があり、真剣修行の霊山です。犬鳴山入瀧作法伝授を受けないと入れない滝です。この山を参詣すれば七福神と不動明王の霊気で福徳増進すると言われています。

行者の瀧修行体験

七宝龍寺の修行体験で犬鳴山修験者先達の指導のもと滝行も体験できます。遊び半分で参加できない真剣な修行で、私語厳禁、禁煙、禁酒、先達指導者に従わない人は途中退山することになります。1日修行のみで10歳~70歳の体力に自信のある男女に限ります。

アクセスや料金

  • 住所: 大阪府泉佐野市大木8 
  • 連絡先:072-459-7101 要予約
  • 利用料金:3000円
  • 電車とバス:泉佐野駅/日根野駅 犬鳴山行南海バス終点下車 参道1000m登ると本堂

滝行おすすめスポット⑦龍泉寺【奈良県】

大峯山の登山口洞川(どろがわ)にある真言宗醍醐派の寺院です。真言宗修験の総本山醍醐寺の大峯山寺の護持院です。本尊は弥勒菩薩です。龍神様の住む泉という由来から龍泉寺と名付けられました。

役行者が泉を発見

白鳳年間に役行者が大峯を開山され、山麓の洞川に岩から水が湧き出ている泉を発見されました。役行者が泉のほとりに八大龍王尊をお祀りして修行をしたのが龍泉寺の始まりであると伝えられています。この泉を「龍の口」と名付けられ清めの水と言われています。

女人禁制を解禁

昭和21年洞川の大火により建物のほとんどを失いました。しかし昭和35年には立派に伽藍が復興され、同じ年、龍泉寺は女人解禁され滝行場である龍王の滝も整備されました。滝行は性別を問わず健康な方であれば無料で体験できます。予約なしで体験でき行衣のレンタルが300円かかります。また、本格的な山伏修行も行なっています。

アクセスや料金

  • 住所: 奈良県吉野郡天川村洞川494
  • 連絡先:0747-64-0001
  • 利用料金:400円
  • 電車とバス:下市口駅  バス「洞川温泉」行 終点下車

滝行おすすめスポット⑧薬王院 水行道場【東京都】

東京中心部から近い高尾山にある薬王院は聖武天皇の勅令で天平16年に東国鎮守を願い、高僧行基菩薩により開山され、政治との関わりを持つ真言宗の寺院です。ご本尊は飯縄大権現で不動明王の変化身です。

天狗信仰の霊山

天狗様は飯縄大権現の随身であると言われ除災開運、災厄消除、招福万来などのご利益があります。高尾山は天狗信仰の霊山で修験道根本道場で山伏修行が行われます。山に登るだけで清められ、ご利益があると言われています。

「琵琶滝」と「蛇滝」二滝を水行道場に

霊山としても名高い高尾山の滝行は礼儀を持った振る舞いが必要で、高尾山での修行初心者には必ず修行指導を行なっています。希望の滝に電話で予約ができます。性別問わず体力に自信がある方が体験可能です。元旦から節分の期間は指導はお休みです。

アクセスや料金

  • 住所: 八王子市高尾町2173 要予約
  • 利用料金:3000円 別途行衣レンタル6000~7560円

蛇瀧

  • 連絡先:042-665-7313 (受付時間 9時~15時)
  • 駐車場:あり
  • 電車とバス:高尾駅北口 バス小仏行き「蛇瀧口」下車

琵琶滝

  • 連絡先:042-667-9982 (受付時間 9時~15時)
  • 駐車場:山麓祈祷殿広場(琵琶瀧周辺には駐車不可)
  • 徒歩:高尾山口駅→清瀧駅→登山コース6号路 徒歩約25分

滝行おすすめスポット⑨ター滝【沖縄県】

東洋のガラパゴスといわれる沖縄本島北部やんばるの森で平南川(へなんがわ)の上流にター滝はあります。沖縄では数字の2を「たーち」と数えることから、2本の滝が落ちるので「ター滝」と呼ばれています。寺院や住職さんが管理する仏門ではありません。

家族で楽しく滝行

10mの高さから落下する滝はジャングルのオアシスと言われています。滝行だけではなく、滝壺で遊ぶことができます。美しい滝で人気があり、ライフジャケットを着て浮かんだり、湧き水を探したり、魚を捕まえたり、川の遊びを満喫できます。管理者はいないので勢いのある滝に打たれるときは気をつけて行なってください。

ツアーでも個人でも

ター滝専用駐車場から平南川に入り上流に歩いて進み15-30分で到着します。雨が降ると増水が危険なので注意してライフジャケット着用をおすすめします。リバートレッキングツアーもあり、ガイドさんの案内と道具をレンタルできるメリットがあり、安心して楽しめます。

アクセスや料金

  • 住所: 沖縄県国頭郡大宜味村字津波1552
  • 持ち物:水着/ライフジャケット/マリンシューズ/バスタオル

夕日の滝 リバートレッキングはこちら
https://spitz-trecking.com/course/children_ex.html

滝行おすすめスポット⑩本昌寺【京都府】

京都市上京区は京都観光の中心に位置し、昔は平安京の大内裏があった場所です。寛文3年、了光院日円上人により寺院を開創しました。南無妙法蓮華経で知られている日蓮宗のお寺です。寺犬のゴン太がお出迎えしてくれます。

地域の人が通い利用できるお寺

祈祷・供養・修行はもちろんのこと、ヨガ・ベリーダンス・カフェなど、性別年齢を問わず利用できる地域の憩いの場でもあります。門前の通りは出水通と名付けられ良質な水が湧き出ていたそうです。

京都の中心で水行

本昌寺での修行では滝行ではなく水行がメインで行われています。水行桶(大桶)で水盤より水を汲み水行肝文を唱え頭からかぶるやり方です。これにより膀胱経の経絡が刺激され腎経とともにエネルギーが高まります。日蓮宗伝統の独自の修行法です。男女問わず体力に自信のある方が参加できます。

アクセスや料金

  • 住所: 京都市上京区出水通六軒町西入七番町341
  • 連絡先:075-841-9030
  • 利用料金:5000円 別途任意のお布施
  • 電車と徒歩:JR二条駅か阪急大宮駅より京都市営バス「千本出水」下車。徒歩3分

滝行おすすめスポット⑪月待の滝【茨城県】

久慈川から分かれる大生瀬川からの月待の滝は高さ17メートル、幅12メートル、三筋に流れ落ちる滝です。普段は二筋の夫婦滝ですが、水量が増えると子滝ができて親子滝と言われます。「裏見の滝」「くぐり滝」と呼ばれ濡れることなく滝の裏に回れる地形です。

古くから女性のパワースポット

こちらの滝、古くから安産、子育て、開運を祈る「二十三夜講」とゆう婦女子が23日おきの月の出に集まる会の場所だったそうです。滝行は腰まで水に浸かり、落下の水圧で安定して立つことが難しいので気を引き締めて体験してください。

月光浴に興味のある方はこちらも御覧ください

NEXT 古くから女性のパワースポット