今では動物園でお馴染みの人気者ですが、かつては空想上の生物とされていた動物がいます。調査を重ねることで存在が認められて、未確認生物ではなくなりました。言わば、元UMAの動物たちです。
パンダ
動物園で人気者のパンダも、正式に発見されるまでは金属を食べる空想上の生き物として扱われていました。パンダが生息する現地の人には認知されていましたが、欧米人に発見されたのは意外にも新しく、1869年にフランスの博学者が毛皮を発見したことで存在が世界に広まりました。
ゴリラ
同じく動物園で人気のゴリラも、発見されるまでは「そんなに大きな類人猿が存在するはずがない」とされてきました。ゴリラが生息するのは、ジャングル奥深くのため、発見されにくかったとされます。開拓が進んだことで1903年に正式に存在が認められました。20世紀に入ってから未確認生物ではなくなったのです。
身近に潜むUMA
UMAは海や湖、森の奥など人里離れた場所に生息しているイメージがあると思われます。しかし、人間が生活する、最も身近な場所と言える家の中でもUMAは発見されています。日常的な普通の暮らしをしていても出会う可能性があるUMAがいます。
小人
小人の目撃談は日本でも多く、芸能人など有名な方々も小人の目撃談をテレビで語っています。見た目は、小人サイズの普通のおじさんであったり、妖精のような姿をしているケースもあり、目撃例は幅広いです。また、発見場所は家の中であることが多く、身近な場所で発見することがあるかもしれないUMAです。
見世物として偽造されたUMAの例
世界各地で、UMAの死骸や足跡などが発見されています。UMAが実在する証拠として残されたものの中でも、見世物にしたり、話題作りのため人の手によって偽造されたUMAの手やミイラがあります。
河童の手
福岡県の北野天満宮には、河童の手とされるミイラが保管されており、他にも日本各地で河童のミイラと言われるものが存在します。しかし、ほとんどが江戸時代の造形士が、死んだ猿などの動物の一部を用いて偽造したものとされています。
人魚のミイラ
人魚のミイラとして保管されている大抵のものは偽物で、猿と魚のミイラをを縫い合わせたものがほとんどだということが分かっています。江戸時代に日本の造形士が海外の商人に売って、欧米の博物館や展示会などの場所で見世物として展示されていました。