人気であるもう一つの理由は、ルアーが水中で発する音です。NZクローラーの2つに分かれたボディは、ジョイントでつながっています。またしっぽにはブレードが装着されています。ジョイントとブレードから発する音で、ブラックバスにアピールできるので、多くの釣果につながります。
NZクローラー 使いどころ
産卵後と夏に活躍
NZクローラーが最も活躍する時期は、ブラックバスの産卵後である5月中旬から7月上旬と、夏の朝夕です。これらの時期はブラックバスの意識が水面に向きやすく、水面でアクションするルアーに、他の時期に比べてブラックバスが気づきやすくなるためです。威嚇か補食、どちらがブラックバスにアピールできるかを意識することで、アクションやポイントが変わり、釣果につながりやすくなります。
産卵後は威嚇目的
産卵後にNZクローラーに反応するブラックバスは、威嚇目的です。オスのブラックバスはテリトリーに入って卵を狙う小魚を威嚇します。威嚇目的のため、大型のNZクローラーに驚くほど小型のブラックバスが釣れることがあります。
夏は補食目的
夏にNZクローラーに反応するブラックバスは、補食目的です。夏はセミが力尽きて水面に落ちてくることが多く、ブラックバスはその瞬間を狙っています。ただし夏は水温が上がる日中はブラックバスの活性が低下するため、朝や夕方がおすすめです。もし夏の日中に狙う場合は、ストラクチャーの日陰を狙い、涼んでいるブラックバスを狙ってください。NZクローラーはフックが根掛かりしやすいので、にはご注意ください。
NZクローラー 使い方とは
最も基本的な使い方は、投げて巻くだけです。巻ただくだけでも、まれにイレギュラーなアクションが出てくるので、アピール力は高いです。巻くスピードはその日のコンディションによりますので、遅巻きから早巻きまで、いろいろと試してください。製作者の渡部さんいわく、NZクローラーの裏返り着水後の戻りは特にバスを引き付けるので、積極的に狙ってみてはいかがでしょう。