後悔しないトラウトリールの選び方
トラウトフィッシングのベストシーズンは10月から5月。トラウトフィッシングを始めたいけど、リールってどう選ぶの?そんな疑問にお答えします。リールメーカー毎の特徴や、後悔しないトラウトリールをおすすめしています。
トラウトってどんな魚?
特徴
トラウトとは主にニジマスやイワナといったマスの総称です。ニジマスは他の渓流魚に比べて魚体が大きく、釣りでは引きの強さを楽しめ、また独特な発色で釣り人の目を楽しませます。釣った後は、塩焼きや燻製、ムニエルで食べてもおいしい魚です。
時期
トラウトは1年を通して釣ることは出来ますが、特に10月から5月の水温が低い時期がおすすめです。
釣り場について
管理釣り場
管理釣り場は、人工的に管理された、ため池等の釣り場です。トイレや調理場が整備され、場所によってはロッドやリール、ルアーのレンタルも可能で、手ぶらでも楽しめます。そのため初心者向けの釣り場といえます。また足元は整備され、水の中に入ることはなく、リールの耐久性や防水性は河川釣りほど神経質になる必要ありません。
河川釣り場
河川釣り場は、釣り場が整備されていない大自然が相手です。自然育ちのトラウトは、非常に美しい発色を持ちます。ただし河川釣りはトイレ等の設備がなく、自然が相手であることから、危険も伴います。そのため上級者向けの釣り場と言えます。また河川釣りは岩場や渓流を歩くため、移動中の転倒や、岩場にリールをぶつける恐れがあり、リールには耐久性や防水性が求められます。
リールの種類
リールの種類
トラウトリールを選ぶ前に、まずはリールにどんな種類があるのかご説明します。リールにはいろいろな種類がありますが、トラウトフィッシングには「スピニングリール」と「ベイトリール」をおさえておけば十分です。
スピニングリール
スピニングリールは初心者から上級者まで幅広く使用されています。大きな特徴は、キャストの際にスプールが回転することなくラインが出ていくシンプルな機構で、扱いが容易です。またベイトリールでは困難な、軽量ルアーを扱うことができます。一方で、糸ヨレが発生しやすいため、メーカーは様々な工夫をしています。
ベイトリール
ベイトリールとは中級者から上級者向けです。操作に慣れないとキャスト時にバックラッシュと呼ばれるスプールの空回りが発生するため、扱いに注意が必要です。一方メリットは、ラインが出る方向がスプールと並行で、巻き上げの力が強く、糸ヨレも生じにくい点です。近年はベイトリールの技術開発で、これまで困難だった軽量ルアーも扱えるようになりました。軽量ルアーを扱うことができるベイトリールは、「ベイトフィネスリール」と呼ばれています。
後悔しないリール選びのために
快適なトラウトフィッシングのために、まずは「釣り場」と「トラウトのサイズ」から調べましょう。リールに求められるギア比や番手は釣り場やターゲットとする魚によって異なります。しかしリールを購入後に途中で番手やギア比を変更することができません。あらかじめ釣り場の環境や魚に合わせてリールを選ぶことで、後悔しないリール選びにつながります。今回紹介する「番手」や「ギア比」以外にも、「耐水性」、「軽い巻き心地」、「他の釣りで使えるか」等いろいろな条件があります。
トラウトリールのギア比
ギア比って?
ギア比とは、リールのハンドルを1回転させたときにどれだけ巻取れるかを表し、ローギア・ノーマルギア・ハイギアに分類できます。