新月の夜は釣れると言われています。満月とは逆で、太陽と地球の間に月が入り込むために月明かりが見えなくなるんです。月明かりがないので、水中は暗くなり安心した魚が活発に動き回るために釣果も伸びる傾向にあります。
天候によっても釣果は変わる
魚には水温が高めが好きだったり、低めが好きだったりと好みがあるのは知られていますよね。晴れ、曇り、雨と天候の変化によって気温はガラッと変わるので天候は釣果に密接に関係してきます。魚釣りに重要なのは魚がいかに活発に動いているかですから、天候をチェックしておけば釣果を伸ばすのに役立ちます。
晴れの日
晴れていると人は釣りがしやすくて嬉しいのですが、晴れの日は魚が物陰に隠れてしまい活性が落ちやすいので釣果が伸びづらい傾向にあります。真夏などは水温が上がり過ぎてしまうのも大きく影響しています。晴れの日は気温が上がりやすいですから、温かい水温を好む魚を狙うなら晴れの日がおすすめです。秋や冬なら低かった水温が温められて、魚が活発に動き出すのに好影響をもたらしてくれるというメリットがあります。
曇りの日
曇りの日は釣りやすい状況と言えます。気温が上がりづらいうえに太陽の光が雲で遮られるので、魚が活発に動く環境を作ってくれるんです。雨の日のように傘を使ったりレインコートを着て釣りをする必要が無いのも曇りの日の良いところですね。そして、朝マズメの時間が長く感じられるという声もあります。雲が多いと太陽の光の影響を受けづらく、魚が長い時間捕食活動をするからですね。曇りの日は最もおすすめの天気です。
雨の日
雨が降っていると、魚は低気圧を感じ取って活性が上がります。低気圧が近づいているという事は嵐や台風で海が荒れる事につながるためです。魚は、海が荒れるとプランクトンが食べづらくなるのでその前に食いだめしておこうと考えるんです。捕食活動で活発になった魚は竿への食いつきも良くなり釣果が上がります。真夏なら、雨が降る事で水温が下がり暑くてジッとしていた魚が動き出すのも良い影響につながる要素です。
朝マズメにあると便利なアイテム
朝マズメを狙って釣りをするなら、夜の暗い時間帯からする必要があるので昼間の釣りとは勝手が変わってきます。そんな時にあると便利なアイテムをいくつかご紹介します。初めて朝マズメに釣りへ行く人は持ち物の参考にしてください。
ヘッドライト
日の出前の暗い時間に釣りを始めるので、手元を照らすことができるヘッドライトは必須アイテムです。釣りは細かい作業が多くなりがちですから、暗いと作業が進まなくなってしまいます。せっかくの朝マズメでのチャンスを逃してしまう事にも繋がりかねませんから、是非用意しておくことをおすすめします。
テント
釣りの時間が長くなる場合、仮眠したり休憩したりする場所があると便利です。家族で釣りをするときも、子供がいたらゆっくり休める場所があるとよいですよね。最近は広げるのも畳むのも非常に簡単なテントが多数販売されていますから、一つ持っておけばさまざまな場面で活躍してくれるでしょう。
朝マズメの釣りで気を付けたいこと
朝マズメは釣れやすいことから、その時間を狙って釣りへ出かける人が多いですよね。夜から日の出までという、就寝中の人が多い時間帯ということもあり気を付けるべき注意点もあります。楽しく釣りをするためにも、マナーを守ることが大切です。
騒がない
昼間の釣りでも大切なことですが、朝マズメの時間帯にはとくに気を付けるべきです。人気の釣り場は隣との距離が近い場所が多いので、あまり騒がしいと非常に迷惑になってしまいます。騒がしくしたせいで、釣り場が釣り禁止になることも考えられますから注意しましょう。
水に落ちない
夜の遅い時間から釣りをしていたり早起きしての釣りだったりすると、朝マズメの時間帯は眠気に襲われる人もいるでしょう。そんな状態で足場の悪い場所で釣りをしたら、水に落ちてしまう危険があります。足場の安全性に気を付ける、しっかり睡眠をとって釣りをするなど対策をしっかり取ってから朝マズメの釣りへ行くことが大切です。
朝マズメ以外の情報もチェックしよう
何故朝マズメが釣りに向いているのか、釣れる理由がわかっていただけたでしょうか?ですが、朝マズメが釣れやすい時間といっても朝マズメに釣りをすれば必ず釣れるとは限りません。月の満ち欠け、潮の流れ、気温、天候などさまざまな要素が合わさって釣果に影響を与えます。釣りへ行く前に、釣り場のデータをよく調べてから朝マズメを狙って出かけるのが間違いないでしょう。