童謡「さっちゃん」はかわいい女の子を描いた歌
都市伝説の世界でもメジャーな童謡で、呪いがある恐ろしい話として囁かれています。ですが元々は、バナナに目が無い、とても可愛らしい女の子の事を描いたものでした。呪いの真相を探る前に、まずは一般的に知られているところから掘り下げて行きましょう。
童謡「さっちゃん」の歌詞を紹介
一般的に知られているところは3番までです。知っているかとは思いますがその内容は、さちこと言う名前の子が、幼いために自分の事をさっちゃんと言う事。そして、大好きなバナナを半分だけしか食べられない事。そして3番は、その子がどこかに行ってしまい「ぼく」の事を忘れちゃうのではないかと寂しがっている内容です。
さっちゃんは1959年に発表された曲
日本人の多くが知っている「さっちゃん」は、1959年に発表されました。東京大手町の産業ホールで行われた、NHKラジオの「うたのおばさん」の10周年記念リサイタルで、初めて歌われたようです。そのリサイタルから60年程経った今も、大人から子供まで、日本には知らない人がいな程に、有名となりました。
さっちゃんのモデルは阿川佐和子!?
登場する子には、「対象となる人物がいる」との情報が浮上しました。その人物はなんと、芸能人の「阿川佐和子」さんだったという噂です。名前も3文字で1字違いで似ています。しかし、作詞家の坂田氏は「幼馴染の少女の事」と、ハッキリ阿川佐和子さんの事では無いと否定しているのだそうです。
童謡「さっちゃん」の表記が間違っている!
ひらがなで「さっちゃん」と表記される事が多く見られますが、実際の原作の名前は、カタカナで「サッちゃん」と表記になっています。名前を間違えて広まる事はあまりないですが、では、どうしてこんなに有名なのにも関わらず、カタカナやひらがな表記の違いが起こるのでしょう。そこにはどのような謎があるのか検証していきましょう。
正しくは「サッちゃん」
1番から3番までの一般的に広まっている部分にも名前は登場しています。その部分では、全てタイトル通りのカタカナの方の表記です。ですので、カタカナで「サッちゃん」の方の表記が正しいようです。全てひらがなの表記は、一切無い事が分かると思います。
「さっちゃん」の表記は4番以降!
ほとんどの方が知らない「4番目」が存在しています。そして、4番目の名前ではひらがなの「さっちゃん」と表記が出てきます。ただの表記ミスにしては名前を間違うなんてあまりない事ですが、どうしてこのような違いが生まれるのか。ここからが、都市伝説と関係していると言われる、恐ろしい展開の始まり。
さっちゃんには4番以降の歌詞が存在した
ほどんど聞いたことの無い、呪われると囁かれている「幻の4番」はもちろんのこと、なんと「99番」までもが存在している噂が存在しています。その中に隠された恐ろしい真相とは、果たしてどういったものなのかを検証していきます。
童謡「さっちゃん」呪いの4番
さっちゃんがね おべべを置いてった ほんとだよ だけどちっちゃいから きっともらいにこないだろ 悲しいな さっちゃん 引用:不思議のるつぼ
おべべとは、古い言葉で「着物」の意味らしいですが、この「おべべ」をおいていったまま、その子は遠くに行ってしまったようです。男の子と、もう会えないと思わせるような、悲しい印象を受けるフレーズになっていますね。この小節こそが幻の4番目と言われる部分です。
5番を歌うと呪いが解除される
サッちゃんはね 線路で足を なくしたよ だから おまえの 足を もらいに行くんだよ 今夜だよ サッちゃん 引用:不思議のるつぼ
線路で足がなくなってしまい、自分の足の代わりにあなたの足をもらいに行く。内容も怖い印象で、聴き手に語りかけているかのような「おまえ」という表現が不気味です。あまりにも恐ろしく、聞いていてゾクッとする内容になっています。可愛い雰囲気から一変して、殺意が篭った印象です。
99番まで存在する「さっちゃん」の歌詞
サっちゃんはね 私を 殺した 奴にね 自分の魂 すりつけて みたんだよ しかえしだ さっちゃん 引用:不思議のるつぼ
ネット上にも情報が少ない幻の「99番」の部分です。5番のフレーズも十分に恐ろしい内容ですが、99番ではさらに、何者かに殺された事、仕返しする事が明らかになっています。誰かに殺され、電車に引かれて足が無くなり下半身だけの姿になってからも、殺した相手に仕返しをしているのかもしれません。