ウツボってどんな生き物?海のギャングの生態や美味しいレシピをご紹介

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ウツボは針掛かりすると水中で首を振って大きく暴れます。また、オカッパリで釣れる他の海水魚と比べてもサイズが大きく、ロッドに掛かる負荷が大きいので、パワーを優先して選ぶようにします。13~15号程度の重りの装着にも耐えられ、大物にもひるむことのない石物竿やジギングロッド、ヘビークラスのロッドが良いでしょう。

おすすめのリール

出典:Amazon

専門に狙うのであれば潮ガミなどのトラブルに対応しているソルト用リールがおすすめです。ベイトリール・スピニングリールのどちらでも構いませんが、ベイトリールであれば、相手が大物なので速く巻き上げることのできるハイギアタイプのものを、スピニングリールであれば、4000番クラスの番手のものが良いです。

ウツボ釣りに使う仕掛け

基本は足元を狙える仕掛け

使う仕掛けは市販のものから自作できるものまで様々なものがありますが、基本は足元を狙う釣りなので、それほど長い仕掛けを使う必要はありません。また、障害物周りを探る必要があるので、根ずれや摩耗に強いラインを選択するといいでしょう。ウツボにかみ切られることのないPEラインがおすすめです。

ブラクリ仕掛け

ブラクリ仕掛けはウツボの住みかを探るのに最も適したリグで、針とオモリが一体式になった初心者にも扱いやすい仕掛けです。取り付けも簡単で、釣具店などでセットで販売されているので、自作する手間が省け、短時間でリグることができる優れものです。ウツボが居そうなポイントを見つけたら、まず最初にこの仕掛けを試してみるとよいでしょう。

ウツボの食性を刺激する効果的なエサ

使うエサによっては集魚効果の違いから釣果が左右されるため、慎重に選びたいところです。ウツボの食性は肉食であるため、スーパーなどで簡単に手に入るアジやイワシ、サンマの切り身などを使っても良いですし、現地で調達した青物などの小魚をエサにしても構いません。

また、ウツボの大好物はタコと言われていますので、スーパーや鮮魚店などで切り身や酢漬けなどを購入して使ってみるのも面白いかもしれません。特に活き餌であることにこだわらず、死に餌でも十分にウツボの食性を刺激しますので、その他に魚肉など色々試してみることをおすすめします。

ウツボの毒性について

ウツボに毒はあるのか?

出典:楽天

一般に釣れるウツボは、毒をもたないものが多いですが、個体種によっては毒を持つものも存在します。インド太平洋、国内では琉球諸島近海に住むことが確認されており、毒素に汚染されたものを食すると食中毒を発症すると言われています。

毒蛇のように噛みついて毒を注入するというものではありませんが、環境により毒を体内に蓄積するものもいるという事だけは頭に入れてお入れください。日本の沖縄県の一部や高知県周辺、台湾の一部などでこのような環境による毒素に汚染された種が確認されています。

美味しいウツボ料理

ウツボは食べても美味しい魚

ウツボは、専門に狙うコアなアングラーもいるほど美味と言われている魚です。ゼラチン質が多く、旨みのある食味は日本各地の郷土料理として愛されています。ここでは、代表的なウツボ料理をご紹介しますので、釣ったウツボをお好みのレシピで味わってみてください。

ウツボのお刺身

身は淡白で強い旨みがあり、歯ごたえのあるプリプリの食感が味わえます。身と皮の間にはコラーゲンが多く含まれており、女性に人気の高級食材です。フグよりも美味とされ、ワサビとお醤油に浸して食べれば最高の旨みが口の中いっぱいに広がるでしょう。

唐揚げ

白身に火を通すことでサクサクでふわっとした食感になり、ゼラチン質が最高の旨みを引き出すと言われています。多少、小骨が多いですが、そのままバリバリと食べれますので、お酒のおつまみとしては最高の珍味と言えます。竜田揚げにしても美味しくいただけます。

煮付け

ウツボの煮付けは臭みが全くなく、ほどよく脂が乗っていてフグの食味に似ていると言われています。煮ると皮でさえトロトロに溶けてしまい、たっぷりのコラーゲンが滲み出て旨みが口の中に広がります。部位によっては小骨がない所もありますので、そのような所を食材にするとよいです。

ウツボのチゲ鍋

寒い季節にはウツボのチゲ鍋が1番です。豆腐や白菜、春菊、しめじなどの野菜で彩り、ご家族で箸をつつけば贅沢な食卓を演出できるでしょう。アミノ酸や天然コラーゲンといった成分が含まれ栄養価が高く、ピリ辛な出汁とのコラボが食欲をそそります。宴の締めくくりはうどんや雑炊がおすすめです。

まとめ

鋭い牙と見た目のシルエットから【海のギャング】と恐れられているウツボですが、日本各地では美味しい郷土料理としてもてはやされています。釣って楽しくとはいかなそうですが、食べて美味と噂されるウツボを様々なレシピで味わってみてはいかがでしょうか。くれぐれも危険な生き物という事だけは忘れないでくださいね。