青鬼の正体は?人間?小説で判明?考察まとめ!
「青鬼」とは青鬼と呼ばれる正体不明の化け物から逃走しながら洋館から脱出するというシンプルな探索型ホラーゲームです。
このゲームに登場する敵キャラ「青鬼」の存在感のあるビジュアルやUMAを彷彿させる謎の多い正体が話題となり、現在ではシリーズ化に留まらずノベライズなど様々なメディア展開がされています。
新しいシリーズの公開やメディア展開がされるたびに新しい情報が開示され、青鬼のノベライズ版では一応青鬼の正体が明かされています。
しかし、未だ青鬼には謎の部分が多く存在し、ファンの間では「元人間」「地球外生命体」などの様々な考察がされています。
青鬼の特徴は?正体を知る手がかりになるかも?
青鬼は「ブルーベリーみたいな色をした全裸の巨人」と言われるとおり、人型を基本形態としていますが、作中に登場する青鬼は様々なバリエーションの形態が登場しています。
しかし、どの青鬼も共通している点が存在するほか、他の生物と同化する青鬼も確認されています。
形態は人型からクモ、コウモリなど多様である
青鬼の姿は登場キャラの美香によると「ブルーベリーみたいな色をした全裸の巨人」と称されるとおり中年男性の顔をしているアンバランスな人型をしており、人間の倍以上のサイズになっています。
しかしその異形の姿も基本形態に過ぎず、巨大クモのような蜘蛛青鬼、顔にコウモリの羽が生えたコウモリ青鬼、「青鬼3」のラスボスの千手観音青鬼や異常に早いはんぺんのような青鬼のフワッティーなど多種多様です。
また、青鬼は人間になりすまして主人公をおびき寄せるという擬態能力を持つことが明らかになっています。
青鬼に殺された人間は青鬼になる?
青鬼はどの形態にも共通して人間を見つけると早さは違えど執拗に追いかけて捕食や殴殺など人間に対して殺意を持った行動を起こします。
また、青鬼によって殺された人間は青鬼へと変貌して他の人間を襲うという習性があります。
青鬼に知性などはない?
作中ではおぞましい追跡者として主人公達を追い詰める青鬼ですが、追跡する動きは単調であったり、タンスに隠れただけで獲物を見失うことから知性は低いと思われます。
しかし、青鬼の目の前でタンスに隠れたり、鉄格子の鍵を閉め忘れて牢屋に閉じこもると主人公を殺害するため、知性は全くないというわけではありません。
青鬼はオーブになれる
青鬼はゲーム中にオーブのような球体に変形して移動している場面があります。これはファンの間ではヴァンパイヤのコウモリに変身して移動するようなものであると考察されています。
しかし、ゲーム中青鬼が球体に変形した後に日光が直に当たる学校の屋上に移動している場面があるため、日光を浴びれば消滅してしまうヴァンパイヤとは違うという指摘があります。
その指摘に対して青鬼は夜行性であるという考察によって解決するため、青鬼≒ヴァンパイヤという考察も有力になっています。
青鬼の血液や体液は青色
青鬼は名前の通り全身がブルーベリーのような濃い青色をしており、「青鬼3」にて壁に青い液体が付着していた点から青鬼の血液や体液は青色であることが考察されます。
鉄分の代わりに銅を用いたヘモシアニンを用いることで青い血液になるといわれており、実際に該当する生物はカブトガニなど無脊椎生物であるため、青鬼も無脊椎生物の仲間か別の進化をした人類とも考察されています。
青鬼は貞子や伽耶子と同化できる
「青鬼2016」にてゲーム開始時の名前に「サダカヤ」と入力することで映画「貞子vs伽倻子」とのコラボシナリオが開始されます。
このシナリオはひろし達登場キャラが青鬼、貞子、伽倻子の三つ巴の戦いに巻き込まれるというものであり、最終的に青鬼は貞子、伽倻子と同化しひろし達に襲い掛かります。
一見するとコラボシナリオにありがちな展開に思われますが、これは青鬼は人間の怨念や呪いによって起きた超常現象に同化してしまうという特徴が新たに確認されました。
青鬼の正体に関する考察①かつては人間だった?
「青鬼」シリーズにおいて青鬼の住み着いた洋館は無人であることにも関わらず、清潔に保たれています。
更に青鬼の初期バージョンではとあるアイテムを入手することで青鬼の動きが変わることから元は人間ではなかったかという考察があります。
青鬼の館が綺麗なのは掃除しているから?
主人公のひろし達が洋館を訪れた際、卓郎が「中は思ったより綺麗だな」と発言しており、洋館の探索を進めると生活観は薄いものの内部は清潔に保たれています。
更にゲーム版の主人公ひろしが図書館を初めて訪れた時、室内は机の上を除いて綺麗に片付いているほか、キッチンも一部の床に割れた皿が散らばっている以外ホコリ一つすらなく片付けられています。
以上のことから、青鬼は定期的に洋館を掃除しているということが分かります。以上から青鬼は元人間であったという説が挙げられます。
家族の写真を大切にしている
青鬼が元人間であったという仮説が有力なものであるという証拠は青鬼の初期バージョンにあります。
洋館を探索していると家族写真と思われる写真が入手でき、青鬼は写真が落ちていた場所を探す動作をします。
その後、写真を入手した主人公を追いかける動きがスピードアップします。このことから青鬼は病気などの何らかの原因で「青鬼」となってしまった元人間で家族思いの人物であったことが考察されています。
青鬼の正体に関する考察②青鬼は幻覚?
青鬼は主人公のひろし達が肝試しに忍び込んだ洋館に閉じ込められるところから始まり、青鬼化け物から逃げつつ、謎を解いて脱出を目指すというものが主な流れとなっています。
何の前触れもなく現れる「青鬼」という存在があまりにも不自然なため、青鬼はひろし達が見た幻覚ではないのかという仮説も存在します。
恐怖のあまり青鬼の幻覚を見ていた?
青鬼が主人公達が恐怖のあまり判断力を失って見た幻覚であるという仮説は「青鬼ver5.2」の登場キャラの誰一人犠牲にならないグッドエンディングによって考察されています。
このエンディングでは館に忍び込んだひろし達が誰一人青鬼に殺されていないというポイントが仮説として成り立たせています。
その場合、恐慌状態に陥った登場キャラの中でオカルトを全く信じていない主人公のひろしの精神力が強靭であったということが証明できます。
青鬼の正体に関する考察③妖怪の類である
作品中の青鬼の特徴は明らかにサイズの違う人間に擬態する、何の前触れもなく登場する、他の怪異と同化するなど人の理解を超えた存在として認知されています。
これらの青鬼の特徴はヴァンパイヤや座敷童子といった妖怪と一致しています。
サウスパーク編の意味深な台詞
青鬼のゲーム開始時に「サウスパーク」と入力するとサウスパーク風にキャラが変化した裏シナリオのサウスパーク編が始まります。シナリオ中、青鬼は以下の台詞を話します。
「キミ達は何なんだ なぜ現地の生物なんだ? 誰に頼まれた? キミ達には何にも迷惑かけてなかったのに とうとう僕一人になってしまった… 何言っても無視か それじゃバイバイだ」(引用:暇つぶし情報サイト)
この台詞で注目すべき点は「現地の生物」という言葉です。この言葉から青鬼は地球上には存在しない生物ではないかという見解があります。
実体を持つ生命体?
サウスパーク編の最後でひろしを追いかけてきた青鬼はサウスパークのゲストキャラのジンボにより射殺されてしまいます。このことから青鬼は実体のある生物であることが分かります。
更に、青鬼はたけしの捕食した後に言葉を話すようになり、ひろしを追跡している最中に「お前の脳も僕に食われるんだ!」という台詞を言うため、青鬼は人間の脳を捕食することで知性を得ているとも考察されています。
脳を捕食して知性を得る生き物は地球上で現在確認されていません。更に吸血鬼などの妖怪は銃によって絶命することもあるため、青鬼は地球外生命体及び妖怪の類であるという考察も立証できます。
青鬼の正体に関する考察④罪悪感の象徴であるという説
これまで青鬼は正体不明の怪物や超常現象、主人公達が見た幻覚として考察されており、作品中でも登場キャラは青鬼によって殺されるパターンのみ存在していました。
しかし、その仮説を覆す考察が「青鬼は妄想による罪悪感の象徴」というものです。
いじめられっ子が友人を殺してしまった
初代青鬼では、いじめられっ子のヒロシとカズヤがいじめっ子グループに青鬼のいる館に連行され、いじめられっ子2人といじめっ子唯一の生き残りのメグミのみが脱出するという結末を迎えます。
いじめられっ子2人の視点という点やいじめっ子達の大半が悲惨な末路を辿るという点に都合が良すぎるという見解があります。更にゲーム中の描写ではヒロシとカズヤは日常的にいじめられていたことが分かります。
その結果、館にほぼ連行されたという事実が最後の引き金となり、妄想を肥大化させていじめっ子達を殺してしまったと考えられます。
罪悪感の象徴として青鬼が生まれた
館でいじめっ子達を殺してしまったヒロシとカズヤはまだ中学生であるため、当然罪悪感に苦しめられます。更にヒロシ達がいじめっ子に連れてこられた館は「青鬼」という化け物が住むと噂される場所でした。
この噂はヒロシとカズヤは精神の逃げ道にされ、その結果に罪悪感の象徴として「青鬼」という怪物が妄想から生み出さたという仮説につながります。
更に、青鬼を最初に発見した人物はいじめっ子グループ唯一の生き残りであるメグミであるため、彼女も2人の妄想に便乗することでヒロシとカズヤから身を守ったとも考えられます。
青鬼の正体に関する考察⑤リメイク版は直樹が正体?
初代青鬼である「青鬼ver1.0」は何度もリメイクされていますが、大まかな流れはほとんど変わらず、登場キャラも青鬼を除けばひろし、たけし、卓郎、美香の4人に絞られます。
しかし、4人以外にも直樹という登場キャラがおり、彼が青鬼ではないかという説が存在します。
ひろしが青鬼から直樹が出てくる夢を見ている
ひろしは銀髪に眼鏡をかけた理知的な顔つきの少年でオカルト類のものは一切信じていない青鬼シリーズ全般の主人公であり、直樹は黒髪黒目の普通の顔立ちの少年です。
どちらも「青鬼ver1.0」に似た人物が登場しますが、全くの別人であり、実質リメイク版の「青鬼ver3.0」が初登場となります。
2人が初登場となる「青鬼ver3.0」ではひろしが館のベッドで寝るというイベントが存在し、ひろしが起きると目の前に青鬼が現れますが中から直樹が現れて青鬼は彼の変装であると明かしたという夢を見ます。
小説版で直樹はトラックに轢かれてしまう
青鬼の小説版やその前日談であるマンガ版では直樹はキーキャラ及び主人公として登場し、性格も気の弱いいじめられっ子であると新しく追加されました。
小説版とマンガ版で直樹は卓郎とたけしに過激ないじめを受けていたことが明らかとなっています。
直樹は2人のいじめっ子にトラックの前を通れと命令されて、その結果トラックに惹かれて死亡するという悲惨な結末を迎えます。
トラックから漏れた青インクが直樹に染み付いた?
小説板及びマンガ版で直樹はたけしと卓郎のいじめの結果、トラックに轢かれて死亡します。その時、トラックも横転して青いインクが外に漏れます。