シラサエビとは?生態や飼育(養殖)、使う釣りについても徹底解説!

シラサエビとは、どんなエビかご存知ですか?釣りの世界では、釣れる餌として有名なエビです。このシラサエビについて生態や特徴、釣りでの活用や注意点、さらに、捕まえ方や飼育方法、気になる養殖についても紹介!クーラーボックスなどのおすすめ商品も参考にしてください。

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そもそもシラエビとは? 

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釣り人の中では、これがあったら釣れない日はないと太鼓判がつくほど釣果が上がる魔法のエサとして人気です。小さな体からは想像もつかないほど、実力を発揮してくれる頼もしい存在なのです。

スジエビはシラサエビ?

釣り世界では有名なエビで、スジエビのことをシラサエビと呼んでいます。川や池に生息する脚の長い淡水エビで、テナガエビの一種に分けられます。

テナガエビの一種

シラサエビは淡水に生息していますが、海水でもしばらくは生きていられる環境変化に対応できることが特徴です。海釣りでも活きたエサで釣りができるため、魚に対してアピールがしやすく食いつきやすいのです。

釣果ゼロがないほどの成果を発揮してくれます。

テナガエビの餌について詳しく知りたい方はこちらも良かったらご覧ください

釣り餌として有名

関西ではシラサエビ、関東ではモエビと地方によって違う名前で呼ばれています。釣具店では量り売りで売られているので自分の好みの量を購入することができます。どの季節も入手が簡単なことも人気の理由です。

シラサエビの生態

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そんな釣りの世界で重宝されているシラサエビの生態や特徴は、元気な姿のままエサとして使うため釣果を上げる重要なポイントにもなります。活きエサを使った釣り名人になりましょう。

シラサエビの基礎知識

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大きさは3~4㎝ほどの小さな体です。夏に産卵期を迎え一度に200~400個もの卵を産みます。釣具店で活きエサとして出回っているのは琵琶湖産が多いですが、最近は中国産もあります。

シラサエビの生息地

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北海道から九州にかけて広範囲で分布しています。川の流れのほとんどない水域を好み、昼間は水草や石の下で潜んでおり、夜になると動き出す夜行性です。

シラサエビの特徴

体に黒いスジ模様があることがスジエビの名前の由来です。食すエサは、貝類やメダカといった小魚を食べたり、水草や藻もよく食べます。エサがない場合は共喰いをする食欲旺盛な雑食です。

シラサエビの活用法

釣りエサだけでなく、3つの活用法がある便利なエビなのです。小さな体をしていますが、しっかりと役目を果たす働き者なのです。それぞれの活用法をご紹介します。

活用方法① 釣り餌として

有名な釣りエサとして重宝されています。イキイキとした動きは活きエサでしかできない動きであり、疑似エサを使うよりも釣果アップに繋がります。小型から大型までの魚が狙える頼もしい釣りのパートナーなのです。

活用方法② 水槽の掃除役

水槽で魚などを飼育すると気になるのがお手入れです、藻がつきやすいのでお掃除が大変です。そんな時に助っ人として役立つのです。藻を食べるかわいい姿にも癒されます。

活用方法③ 鑑賞用として

活きエサが余ると家に持ち帰って観賞用として飼育する釣り人が多く、足を必死に動かして泳いでいる姿がかわいいので、見ていて飽きない姿なのです。体が透明なので胃の中まで見える珍しい姿も鑑賞できます。

シラサエビは食べても美味しい

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殻ごと調理ができるので、カルシウムたっぷりです。丸ごと食べられるので旨味が存分に味わえます。おすすめの食べ方をご紹介します。

アヒージョ

シラサエビに塩コショウをしたら片栗粉をつけて熱したときに旨味が逃げ出さないように閉じ込めます。そのままフライパンに多めの油を入れたら炒めます。お菓子のようにポリポリと食べられカルシウム不足を補える一品です。

ボイル

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シンプルに沸騰したお湯でボイルするだけの調理法でも、旨味を堪能できます。お好みでポン酢やマヨネーズをつけて食べると味の変化が楽しめます。お酒のお供にもおすすめです。

唐揚げ

油でカリっと揚げると香ばしさが増すので、子供から大人までおかわりしたくなる美味しさです。市販の唐揚げ粉をまぶせば味つけ失敗不要の時短ご飯が完成します。

シラサエビを釣り餌で使おう

たくさんの活きエサがある中で、なぜシラサエビが人気なのでしょうか?この活きエサでしかない人気の理由がありました。その理由をご紹介します。

なぜシラサエビが人気?

ほとんどの魚がエビを食べているため、釣果に繋がります。スズキやクロダイといった力強い引きが特徴の魚から、根魚のメバルやカサゴ、珍しいヒイカも狙えます。

淡水エビなのに海で使える?

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最大の特徴でもありますが、淡水に普段は生息しているのに、少しの間は海水でも活きていられる対応力を持っています。活きたまま使えるため魚も釣れやすいのです。

初心者にもおすすめ!その理由は?

他の活きエサを上げると、ゴカイやマムシといった見た目がグロテスクで気持ち悪いものが多い中で、シラサエビは観賞用としても人気なほど愛らしい姿をしています。初心者の方でも触れるよく釣れるエサなのです。

滑りにくいからエサつけしやすい

活きエサはヌルヌルした気持ち悪い姿をしたものが多いので、エサつけしにくいことがデメリットとしてあります。シラサエビは殻がついていて滑りにくいので、ハリにつけやすいです。

シラサエビでの釣り方を紹介 

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釣りをするためには、エサつけをしなればなりませんが、小さな姿をしているので、ハリにつけなくても釣りが可能な方法もあるのです。初心者の方でもすぐにチャレンジできるエサのセッティング方法をご紹介します。

エビの撒き餌つり

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エビを撒き餌とする撒き釣りではウキ仕掛けで魚を狙います。ウキを水面に浮かせているので、魚が掛かった時にわかりやすいことがメリットです。

撒き餌釣りを動画でチェック

 

竿の動かし方がわかりやすい動画になっていて魚の力強さが伝わってきます。

エビの穴釣り

短めの釣り竿を使い、テトラの隙間の穴に竿先を入れ隠れている魚を狙う釣り方法です。根魚と言われるカサゴやメバルが狙えます。特にテクニックなく釣果アップできるため初心者の方も楽しみやすい方法です。

穴釣りを動画でチェック

 

足元付近での釣りなので、海が透けていて魚の動きもみられる動きのある動画です。

餌の付け方を動画でチェック 

釣果を左右するエサは、獲物に対してアピールができる重要な部分ですので、しっかりとマスターして釣果アップに繋げましょう。どれも簡単に取りつけられる方法なので初心者の方もすぐに覚えられますよ。

通し刺しのメリット・デメリット

その名の通りエサの体にハリを貫通させていく取りつけ方です。

  • メリット:ハリに貫通させていくだけなので一番簡単なエサの取りつけ方と言えます。
  • デメリット:針先の奥までエサを押し込むので鋭いハリでケガをしやすいので注意が必要です。

通し差しを動画でチェック

大きくエサを見えるように撮影しているため、初心者の方が見やすくわかりやすいです。

ほほ刺しのメリット・デメリット

シラサエビのホホ部分にハリを刺していきます。

  • メリット:弱りにくいため釣果に繋がりやすいです。
  • デメリット:薄い殻にハリを貫通させていくことの力加減が難しいことです。

ほほ刺しを動画でチェック

黒い脳みそ部分を刺さないようにすることがポイントです。画像で見たほうが実践しやすくわかりやすい動画になっています。

鼻掛けのメリット・デメリット

こちらのつけ方の特徴は、顔部分にハリを付けていきます。

  • メリット:ホホ掛けよりもハリを刺す部分がわかりやすいです。
  • デメリット:顔部分に刺すので弱りやすく死んでしまわないように時間との勝負になります。

鼻掛けを動画でチェック

背景が白いので、小さなシラサエビでも細部まで見やすくわかりやすい動画になっていています。

ちょん掛けのメリット・デメリット

先ほどまでご紹介した部分とは異なり尾にハリを通します。

  • メリット:尾が硬いため尾の先にハリを付けても取れにくくエビも泳ぎやすいです。
  • デメリット:硬い部分なのでハリを貫通させにくいことです。

ちょん掛けを動画でチェック   

元気なシラサエビが見られる動画です。小さいエサなのでよく見て付け方を覚えると現場で活用できます。

釣り餌の使い分けを詳しく知りたい方はこちらも良かったらご覧ください

シラサエビで釣れる魚

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いよいよ獲物を狙っていきましょう。さてどんな魚が狙えるでしょうか?釣りの楽しさはエサによって狙える魚が異なり釣り上げるまでのワクワクさや魚との引き合いが堪能できることです。

スズキ

釣り人で人気の魚種が釣れます。成長によって名前の変わる出世魚で、縁起がよい魚としても知られています。大型の魚のため、釣り方にはどんなことに気を付ければ逃がさずに釣り上げることができるでしょうか?

スズキの釣り方に関してはこちらを

チヌ(クロダイ)

力強い引き合いが楽しめる魚として人気の高い魚です。タイの種類では珍しく浅瀬に生息しているため、沿岸部で釣りが得ることができます。力が強いため釣り人と魚の綱引きのようなゲームが楽しめます。

チヌの釣り方に関してはこちらを

メバル

岩礁に生息しているので、釣れやすい魚の代表です。煮つけは大変美味しく高級魚として扱われている魚なので、自分で釣って自宅で味わえるのは贅沢な気分にさせてくれます。

メバルの釣り方に関してはこちらを

カサゴ

コチラも沿岸部に生息している魚で釣れやすいです。メバルと同じ仲間で高級魚としてスーパーでは出回らない魚です。夜行性のため昼はじっとしていることが多く、昼釣りで大漁が狙えるかもしれませんね。

カサゴの釣り方に関してはこちらを

ヒイカ

潮の流れが穏やかな浅瀬に生息している小さなイカです。小ぶりなため、塩でよくぬめりを取り丸ごと焼いたり煮たりして食べられる調理に時間がかからないイカです。

ヒイカの釣り方に関してはこちらを

釣りで使うときのポイントと注意点

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釣りは、魚が釣れなければ楽しくありません。釣果に繋がるために気を付けることがあります。どんなことに注意すればよいのか、重要な釣れるポイントと注意点をご紹介します。

元気なシラサエビを使おう

海中に生息している獲物を狙うためには、イキイキとしたエサを使いアピールすることが重要です。魚は視力が優れているので死んだエサには興味を示さないことが多いため、元気な活きのいいエサ選びがポイントになります。

クーラーボックスに入れて鮮度キープ

クーラーボックスに入れて持ち運びすると、鮮度を保ちながら釣りを楽しむことができます。酸欠にならないようにエアポンプで酸素を送り込むと、より長持ちします。

エサのつけ方に注意

せっかくイキイキとしたシラサエビを準備したのにエサつけで、弱らせてしまっては台無しです。十分ハリの刺し方には注意をし殺さないように海に投げ入れましょう。

魚のいる所に餌を入れる

シラサエビは淡水の生物で、海中ではあまり長くは生きられません。効率よく釣りを行うには魚の潜む場所を選定し、竿を入れ込むことです。沿岸部で楽しめる釣り方法なので、よく足元を見ながら釣りをする場所を選びましょう。

海の深さを知る

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魚によって生息している水深が異なります。まずは浅めの水深から探っていき、海底まで下げていきましょう。釣果を上げるためにはウキ下をといい、釣り場所を決めることです。

シラサエビの入手方法

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入手方法ですが3通りあります。①釣り具屋さんで購入②自分で捕まえる③養殖するのパターンがあります。自分に合う方法で入手すると良いでしょう。それぞれ順番に詳しくご紹介していきます。

釣り具屋さんで売ってます

一番早くて簡単な入手方法です。一年中買うことができグラム単位で購入できます。大型連休や釣りシーズンになると在庫切れとなることがあるため、近くの釣具店に問い合わせしておくと安心です。

野生のエビを捕まえる

実は私たちの身近なところで生息しています。用水路や河川で捕まえることができます。釣り具店での入手方法は簡単ですがお金がかかります。その点自分で捕まえる方法は、お金がかからず節約しながらエサを入手できます。

自分で養殖出来る?

水槽で観賞用として自宅に置いている人もいるので、養殖も可能です。環境を整える必要があるためエサやりしたり世話をすることが楽しんで行える方は、おすすめな方法です。

シラサエビ購入の注意点 

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一番簡単な入手方法は、釣具店で購入することでした。入手するために事前に確認しておいたほうが良い注意点が3つあります。それぞれ詳しくご紹介します。

何処でも売っている訳ではない

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釣具店では、たくさんの種類のエサを取り扱っています。一年中購入できるエサではありますが、取り扱いのないお店がある場合があります。事前に問い合わせをし、仕入れることができるかをチェックしておきましょう。

元気なままで持ち帰る方法

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