大麻の効能とは?医療用として活躍?副作用や他の違法薬物との違い

ボブマーリーは博愛主義で戦争や争いごとを嫌いました。ラスタ精神の「刃物を体に入れない」という教えを守り脳の病で手術が必要でしたが、それを拒否して死期が早まったのは有名な話です。

ヒップホップのカウンターカルチャーとして

jorgejimenez / Pixabay

ヒップホップカルチャーにおいては黒人文化やカウンターカルチャーなどの影響が強く見られます。カウンターカルチャーとは、反社会的な活動のことで、それに伴い大麻やドラッグを使用されます。

若者のドラッグ利用者が増えた理由の一つとして、ヒップホップカルチャーの影響は大きいと言えます。日本でも近年のヒップホップブームにより薬物に興味をもつ若者が増えています。

日本で大麻の所持などで逮捕歴のあるヒップホップアーティストについての関連記事はコチラをご覧ください。

大麻と他の違法薬物の違いとは?①コカイン

stevepb / Pixabay

近頃では、ピエール瀧氏がコカイン使用の容疑で逮捕され20代から大麻も使っていたと自供しました。大麻と同じく違法薬物のコカインですが、どういった効能や症状の違いがあるのか見ていきましょう。

コカインはコカの木を原料として麻薬成分を抽出

大麻とは違い、コカインは原料となる灌木の葉を加工し成分を抽出して製造されます。大麻は煙を吸引するのに対し、コカインはカードなどで潰した粉末をストローなどで鼻から吸い込み使用します。

また、純度が高い方が効能も強く、コロンビア産のコカインは上物と言われいます。1980年代頃には伝説の麻薬王であるコロンビアのパブロ・エスコバルが全世界のコカイン市場の大半を牛耳っていました。

コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルに関する記事はこちら。

依存性が強いコカイン!効果が短いため頻繁に使用してしまうことも

sammisreachers / Pixabay

依存症専門家による投票、スコアづけでは、コカインの精神依存性は3.0点満点中2.8点、身体依存性は精神依存性の数値の高さに対し開きがあり1.3点となっている。比較として、タバコ:精神依存性 2.6、身体依存性 1.8。アルコール:精神依存性 1.9、身体依存性 1.6となっている。(引用:ウィキペディア)

コカインの依存性は極めて強い部類で、主に精神的な依存が多いです。大麻の効能が持続する時間は1〜8時間と長いのに対し、コカインは数十分と短く頻繁に使用してしまい依存する可能性が高まります。

医療用では麻酔としての効能があり、溶液や軟膏として使われます。麻酔の効能と同時に、成分が中枢神経に作用し精神を高揚させる働きもあります。

大麻と他の違法薬物の違いとは?②麻薬

frolicsomepl / Pixabay

麻薬とは、通常はモルヒネやヘロインのようなケシから生成される麻薬性鎮痛薬のオピエートやオピオイドを指すが、法律上の用語として、不正確に法律で規制された薬物を指して用いられることもある用語である。(引用:ウィキペディア)

モルヒネやアヘンなどの麻薬も大麻と同じく違法ですが、そこには明確な違いがあります。大麻は大麻取締法で規制されますが、これらの麻薬は麻薬取締法で規制され処罰されます。

麻薬はケシを原料とした薬物!アヘンやモルヒネなど

papaya45 / Pixabay

アヘンは、ケシの実から採取される果汁を乾燥させたもので、いわゆる麻薬である。ケシから採取されたアルカロイドや、そこから合成される化合物は、鎮痛、陶酔といった作用があり、また高用量の摂取では昏睡や呼吸抑制を引き起こす。(引用:ウィキペディア)

麻薬とはケシを原料にした麻薬性鎮痛薬を指します。主にアヘンやモルヒネ、ヘロインのことを指し厳格な法律で処罰されます。

アヘンも大麻と同様に薬品としての効能を期待され、服用された歴史があります。その後、有益な効能だけでなく身体への影響や薬物症状が問題になり法律が見直されたのです。

NEXT 連用することで中毒を引き起こす麻薬