大麻は約200種類以上の疾患にも効果があるとされている
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大麻には鎮痛作用、沈静作用、催眠作用、食欲増進作用、抗癌作用、眼圧の緩和、嘔吐の抑制などがあり、アメリカ合衆国では慢性痛患者の8.9%が自己治療で大麻を使用している (引用:ウィキペディア)
大麻には、HIV、アルツハイマー(痴呆症)、パーキンソン病、うつ病、不眠症、気管支喘息など約250以上の疾患に効能があります。さらに、抗ガン作用にも効能があるとも言われます。
このように、違法薬物としてのイメージとは裏腹にあらゆる病気に効能がある万能薬として取り扱われています。
大麻の副作用とは?使用してはいけない理由
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医療用としての大麻の効能は明らかで副作用も僅かなのに、なぜ使用してはいけないのでしょうか。様々な見解がある大麻だからこそ、しっかりと危険性も認知しましょう。
前章では大麻のメリットやカルチャーなどを中心に紹介しましたが、ここでは副作用や危険性などのデメリットを紹介します。
大麻の副作用には幻覚や記憶障害などさまざま
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幻覚作用を伴う大麻を摂取すると、気分、感覚、知覚、情動などの副作用があります。一度に大量に摂取すると急性中毒状態を引き起こし、幻覚や妄想などの症状を伴う場合があります。
また、短期的な記憶障害なども起こり人間の脳に弊害があらわれます。一般的には副作用は僅かだと言われますが、危険性があることも知っておきましょう。
長期使用すると大麻に中毒障害を起こしてしまう
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大麻を日常的に使うと副作用として、中毒障害がみられる場合があります。依存する割合はタバコよりも少ないと言いますが、精神依存はあるという論文も出ているので、依存してしまう危険性は十分にあります。
また、心を落ち着かせたり、多幸感が増すと言われる大麻の効能から再度、使用する人も多いと言われます。
大麻の副作用はそこまで重くないという意見も?
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1998年に政府報告をまとめ、依存性と神経毒性によって薬物の分類を行った。最も依存性が高く、かつ致命的なクラスとして、ヘロイン、コカイン、アルコール。中間クラスとして、ベンゾジアゼピン、幻覚剤、たばこ、大麻が最も危険性の低いクラスとした。(引用:ウィキペディア)
大麻は私たちの身近なタバコやアルコールよりも危険性は低いと言われます。医療用大麻の存在は、大麻の身体的な危険度や副作用が僅かなことを物語っています。
大麻は医療用としても注目されている?
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医療用大麻と言う言葉はワイドショーやニュースなどのメディアで取り上げられ日本でも広く知られるようになりました。世界の歴史をみても大麻が治療に使用されたと記載された書物がいくつもあります。
近年ではアメリカで医療用大麻の使用が認可された州もあり、薬品として医療の現場で注目が高まりを見せています。
中国やインドでは古来から利用されていた大麻
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薬としての最初の言及は、起源前2700年前の伝説の中国の皇帝、神農の教えを伝える2世紀の『神農本草経』に書かれている。 麻の花穂「麻蕡」(まふん)として集録され「多食令人見鬼狂走 久服通神明軽身」と記される。(引用:ウィキペディア)
中国では古くから、リウマチ性疼痛、便秘、マラリアの治療に使われ、ぶどう酒に大麻を混ぜこみ鎮痛剤としても服用されていました。
インドでは、宗教との結びつきから紀元前1000年頃から様々な症状に処方され、現在でもバングーという大麻加工品が薬効を期待して販売されています。