坊主の長さどのくらいがベスト?
「坊主の長さ」というのは「目的」によって「その人のベスト」があります。頭髪が薄く、それを目立たないようにしたいなら「頭髪の量」を考えて、それに「比例する量」にする為に調整する必要があります。
そういう「かなり薄い人」なら「短く」して「濃淡」が目立たないようにします。普通の「毛量」の方は「目的」が「さわやかさ」や「清潔感」あるいは「男らしさ」を演出する場合が多いでしょう。
この場合は「ある程度長さは自由」に決めれます。ただあまり長さが長いと「坊主」本来の利点が無くなります。大体1センチ前後でしょう。つまり、ベストな長さは「その人に合う長さ」です。
人によって似合う坊主の長さは違う
つまり「人によって似合う坊主の長さは違う」といっても良いのです。そもそも髪の毛は「一人一人」生え方も量も違います。同じ日本人でも「色」までもが違うほどです。
特に「ベリーショート」にしたときは「頭の形」がもろに出てしまいます。多いのは「天辺」がとがっている人です。そのためにあまりに短いと「欠点」がでて「おかしなスタイル」になります。
また「頭の大きな人」で「髪が立つ人」は「長く」すると「風船」のような格好になります。従って「長さ」は人に合わせて選びましょう。
坊主の長さによって印象は変わる
「坊主の長さによって印象は変わる」というのは、だれでも認めることでしょう。あまり短いと「何か悪いこと」をして罰を受けたの?と思いたくなるような「超ベリーショート」もあります。
それは理容業界で「ゼロイチ」と呼ばれているバリカンで坊主にすると「剃ったように」短くなります。このバリカンは未熟な人が使うと「頭皮」が切れて「出血」するそうです。
また3ミリ前後だと「体育会系」のような「精悍な感じ」になります。さらに5ミリ以上になると「少し大人しく」なってきます。
オシャレ坊主にしたいなら9mm以上!
「オシャレ坊主にしたいなら9mm以上」というのはどういう根拠で言われるのでしょうか?「9mm以上」の長さというのは約1センチです。この長さは「全部がその長さ」です。すると「すその長さ」も9mmです。
これは「刈り上げ」の時よりも長い目です。すつまり「短い坊主」が少し伸びた状態になります。これくらいの時は自然で柔らかい感じがでます。
五厘刈りのように「ぎすぎす」していません。少し長い目の丸坊主を作り、「自然な状態」の坊主を演出するのです。
「ボウズ」にはツーブロックも含まれる?
「ツーブロック」は髪を上の方を分けて(ブロックという)下の部分を「借り上げる」スタイルです。最近ではこのスタイルも「坊主」に含まれると認識している人がいます。
主に若い人ですが、この下の部分は「バリカンで一気に刈る」ところから、「坊主」と認識しているようです。昔の人から見ると「ツーブロック」自体が見慣れないスタイルなので、異論はないようです。
しかし「ツーブロック」は昔の理容師から見ると「失敗作」のように見えるそうです。極端に異なる長さが受け入れられないようです。
坊主の長さ一覧!似合う長さを見つけよう
散髪屋さんでは「何枚刈り」というような言いかたをします。これは昔の髪の長さの基準の呼び名です。実際はすべてmmで表すことができます。では一厘、5厘、一分刈りというのは何でしょう。これも昔の単位です。
それぞれをmmで表した長さを知り、その長さが醸し出す印象を考察していきましょう。あなたに似合う長さが必ずあります。それを発見しましょう。
坊主の長さ①1厘(0.3mm)
この長さは実際理容室で使われている「最短」の長さだと思います。しかし古い理容室では「0.1ミリ」というのがありました。これが前述した「ゼロイチ」というものです。
あまりに短く「ひげが剃れるほど」です。したがって「手元が狂うと」切れて血がでます。こんな恐ろしいバリカンはほとんどありませんからご安心ください。
1厘(0.3mm)はご覧のようにお坊さんが「剃刀で剃った」長さに近く、かなり勇気がいります。また「頭の形がもろに出ます」ので自信のある人向きのスタイルです。しかし、清潔感はあります。
坊主の長さ②5厘刈り(2mm)
「5厘刈り(2mm)」は少し髪があるという感じです。しかしまだまだ短く、「1厘(0.3mm)」刈りとそう見た感じは差がないように見えます。しかし1,7ミリの差は大きく、うっすらと黒い髪が見てとれます。
野球部で「5厘刈り」といえば「一年坊主」と相場が決まっているところもあるようです。もちろん「罰」を受ける生徒は「1厘刈り」という感じです。
頭の形の露出度はまだまだ高いようです。マルコメ君のようなきれいな頭の形なら適しているでしょう。
坊主の長さ③1分刈り(3mm)
普通「借り上」げをする時、一番すそには2ミリのバリカンを入れます。その方がすっきりとした「刈り上げ」に見えるからです。1分刈りはそれよりも長く、少しすそは伸びた状態に感じます。
しかし「丸刈り」はその長さで上まで刈ってしまいます。刈り上げなら5~6㎝の所でバリカンを離しますから、上の長さは長くなっていきます。1分刈りは少しは髪の長さを残しますので、少し薄目の人でも大丈夫です。
薄いところを目立たなくするには逆にもっと短くします。毛の色が薄くなるので目立たなくなります。
坊主の長さ④3分刈り(6mm)
3分刈り(6mm)は結構長く、坊主とは違う「スポーツ刈り」の「かど」の長さです。顔を良い形に見せるため「スポーツ刈り」は角を長く残します。3分刈り(6mm)坊主では長い部類です
人によっては「髪が立つぎりぎりの長さ」の場合もあります。特に柔らかくて「くせ毛の人」は櫛で梳くと毛が寝てしまうことがあります。
逆に毛の硬い人は、まっすぐ立ってしまいます。しかし3ミリ程度なので「まりも」の様にはならないでしょう。概して一番扱いやすい長さでしょう。
坊主の長さ⑤5分刈り(9mm)
5分刈り(9mm)といえば約一センチです。また「5分刈り」という言葉が「いかついお兄さん」という印象があります。」いかついお兄さん」は極端に短くはしません。
「何厘刈り」だと少し「情けない」感じがあるからでしょうか。この長さは「神経質な人」の場合は「全部ハサミで刈ってくれ」という人がいます。「バリカン」で買っても一緒のような気がしますが、違います。
「総ハサミ刈り」は「顔に合わせて微妙な変化」を加えることができるからです。しかし手間のかかる分、高くつくようです。
坊主の長さ⑥7分刈り(12mm)
「7分刈り(12mm)」の長さだとかなりの人の毛が、寝る傾向にあります。そのために「そろいにくい」ようです。わりにこまめに散髪する必要があり、リーズナブルではないかもしれません。
シャンプーなどは今までの坊主と同じで、簡単にできます。「坊主」の利点は一番は「手入れが簡単だ」ということです。
毛の硬い方は、シルエットが大きくなる可能性があります。短いサイクルで「お手入れ」をしましょう。
坊主の長さ⑦9分刈り(15mm)
「9分刈り(15mm)」は「伸びた坊主」という感じです。見た感じ髪を「そろえる」のはかなり難しく、毛先があちこち向いています。
髪の硬い人は「まりものように」まあるくなって少し「ユーモラス」です。柔らかい人なら毛が寝てしまう長さです。ちょうど「坊主」が伸びた感じですが、これがかえっていいという人もいるようです。
坊主の長さ⑧少し長めの20mm
「少し長めの20mm」は2センチですから「散髪屋さん」が「指間刈り」という刈り方で「指に挟んで出た髪を切る」という刈り方で出来る長さです。
だから必ずしも「バリカン」で刈る必要のない長さです。「15ミリや20ミリ」などという長さは「バリカン」を使ってもなかなか毛が刃に入ってこないのです。
「バリカン」はやはりある程度髪が短くないと快調に動いてくれません。散髪屋さんによってはこの長さなら「指間刈り」でやるところもあるでしょう。
薄毛の人にも坊主がおすすめ!最適な長さは?
「薄毛の人にも坊主がおすすめ」というには理由があります。よく天辺が薄い人が「周りの髪」を長くして、その髪を薄いところに持ってきたりする人がおられます。
それも一つの方法ですが風が吹いたり、アクティブになっている時に「髪」が乱れます。それよりも全体を思いっきり短くする方が「薄いところは目立たない」のです。
理由は髪は短くすると色彩が「薄くなる」からです。「重なり合う髪」が無くなりますので、全体に「真っ黒」から「灰色」にトーンが明るくなり、薄いところは目立たなくなります。手入れも簡単でお勧めです。
薄毛にベストな坊主の長さは6mm!
では「薄毛にベストな坊主の長さは」というとそれはズバリ「6ミリ」です。この長さは長くも無く、短くもなく薄いところを目立たなくしてくれる長さです。
これより長いと「耳周り」が「かぶさって」きて、うっとうしくなります。「6ミリ」は「耳がすっきりと出る」長さなのです。また薄いところの色彩も目立たなくしてくれるます。
個人差はありますが「初期程度の薄毛」なら6ミリで十分でしょう。自分の薄毛の程度は「散髪屋さん」に尋ねるのが一番です。
短すぎても薄毛が強調される
しかし「短すぎても薄毛が強調される」のでご注意ください。地肌の状態がもろに出るので、あまりにも短い長さは禁物です。たとえば「5厘刈り」とかはやめた方が無難です。
薄毛の状態にもよりますが、毛の密度がもろに見えますので、薄毛がかなり進行している人は「散髪屋さん」に相談しましょうある程度な長さなら毛は重なり合います。
毛の多いところも短くすることにより「密度」がおちて、「均一」になります。
髪の毛の境界線に注意する
薄毛が「前から進行」している人は注意が必要です。ではどうすればよいのでしょうか?ご安心ください。良い方法があります。「散髪屋さん」にお願いして「前髪だけハサミで刈ってもらう」のです。
こうすれば量と長さを調整しながら「前の生え際」をカバーすることができます。少しだけ「長くおく」事により、薄さをカバーすることができます。
それを、いきなり前から「バリカン」を入れると「取返しにつかない」ことになります。もろに薄い部分が露出してしまいます。
坊主の長さは床屋でどう伝えればいい?
「坊主の長さは床屋でどう伝えればいい」ということですが、それにはまずどういう感じになりたいかをはっきりと伝えることが大切です。そのために「好きなタレント」の写真を持ってくるのは有効です。
あるいはお店にある「ヘアカタログ」から選ぶのもよい方法です。その上で自分の髪のタイプや「頭の形」そして年齢など「散髪屋さん」に考慮してもらいます。
優秀な「理容師」なら多くのタイプを経験していますので、「瞬時」に「お客さんからの要望」を聞くと、そのイメージを「把握」します。
バリカンでの坊主の長さの単位
今では「何ミリ」という単位が普通ですが、関西の「散髪屋」さんでは今でも昔からの「~枚刈り」というような表現を使っています。
また関東の「散髪屋さん」も少し違う表現を使っています。「~厘刈り」「~分刈り」という言い方です。これは戦前から使っている表現で、~は何ミリという風に覚えるしかありません。
関東と関西でオーダーの方法が違う
関東地方では、1厘刈りは「0.5mm」、5厘刈りは「2mm」、1分刈りが「3mm」、3分刈りは「6mm」、5分刈りが「9mm」という風に定められています。これは法律ではなく「慣習的」なものです。
また近畿地方では{~枚」という表現を使い、1枚刈り=2mm 1枚半刈り=3mm 2枚刈り=5mm 3枚刈り=7mm という風に違う表現をしています。
それぞれの地域では「何ミリ」で確認しておきましょう。そうすれば誤認は生じません。
初めての坊主はプロに任せよう
「初めての坊主はプロに任せよう」ということはただ坊主にすると一般の人は思いがちですが、プロには「たくさんの前提」があるのです。
前にも言った通り「髪の質」「髪のくせ」「髪の密度」「髪の生える方向」「渦」「禿の有無」などを、お客さんの頭や髪を触って判断をします。これがプロです。
従って「初めての坊主はプロに任せよう」というのは無難な方法です。しかし「要望」ははっきりと伝えましょう。出来るかどうかよりも、お客さんの希望を叶えるのが「プロの仕事」ですから、近づける努力はします。
失敗しない坊主のオーダー
「失敗しない坊主のオーダー」というよりも、「失敗」とは何なのでしょうか?それは「似合わない」「欠点が協調される」「老けて見える」なのがあげられます。
そうならないために「いかにスタイルをオーダーするか」は大切なことです。では「失敗しない坊主のオーダー」とは何なのでしょうか?それは「イメージをもって相手に伝えるオーダーこと」です。