ミドリガメの寿命は？平均を超えた長寿も？飼育方法や病気なども紹介

ミドリガメを飼育する上で必要なものとは？

大型のカメの寿命も引き合いには出しましたが、本命のミドリガメは飼育のしやすさ等で人気の高い種族です。なら、実際に飼育を実践するうえでの注意事項等は何でしょう。

通気性の高い水槽を用意！脱走しないように注意

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確実に必要な水槽は、出来る限り通気性能が高い物を使用するのを推奨します。高さは低すぎるケースだと勢い余って脱走するのも否めませんから、横が90センチ以上のケースを使用するべきです。

屋内で飼育する場合には紫外線を得るための照明も必須

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亀は太陽光等に含まれる紫外線からのビタミン生成を可能にしています。勿論直射日光を当てるような環境は不可ですから、紫外線を与えるためのライト、体温調節用のライトの2種が必要です。

水質を維持するためのろ過フィルター！投げ込み式がおすすめ

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フンの排出が多い為、水質が悪化するのは想像よりも早いです。良好な状態維持の為、投げ込み式のろ過フィルターを使用するか、又は一週間に数回の水の交換が必要となります。

温度と湿度を調整するために温湿度計も準備しておく

前述した通り体温調節用ライトも必要ですが、高すぎれば意味を成さないどころか逆効果です。大体30度程度になる様温度計と湿度計を準備するのも推奨します。

雑食のミドリガメ！亀専用の餌がおすすめ

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最後に餌に関して、ミドリガメの植生は雑食である為、大抵何でも食せます。野菜や動物性の肉等でも食べてはくれますが、なるべく亀専用の餌を与えるのが良いとされます。

ミドリガメのかかりやすい病気と対処法を紹介！

しっかりした飼育環境なら凄く長生きが期待できますが、単に環境を整えたといえど油断は出来ず、色々と患う可能性の高い病気も存在します。それらへの対処法も覚えましょう。

ミドリガメの病気と対処法①ビタミンA欠乏症

餌がレタス等の色の薄い野菜等ばかりの時に発症する病気です。子供時代に疾患する事の多い病気で、解決の際は単純にビタミンAを多く含む緑黄色野菜を餌にする等の対処法があります。

ミドリガメの病気と対処法②クル病

これはカルシウムやビタミンの一種が不足した為に、甲羅が軟化したり手足の異形化等が発症します。これも前述の病気と同様、不足した栄養分をしっかり与えてあげるのが対処法になります。

ミドリガメの病気と対処法③口内炎

人間もなりうる口内炎も発症確率は高い模様です。こうなると口を閉じられないのがずっと続きますから、ビタミンAやCを多く含む食材を餌にする他、症状がひどい場合動物病院を頼りましょう。

ミドリガメの病気と対処法④代謝性疾患

こちらも子供の亀に多い疾患で、甲羅の硬質化が紫外線や栄養等の不足により軟化したまま、変形するものです。ライトで紫外線を十分に撮らせるか、やはり該当する栄養をしっかり与えるべきです。

ミドリガメの病気と対処法⑤呼吸器感染症

人間で言う風邪に似た疾患で、鼻水が垂れたり、呼吸がしにくそうで普段聞こえない鳴き声が聞こえたりする症状が表れます。この場合は早めにお近くの動物病院を頼るのが最も得策となります。

ミドリガメの病気と対処法⑥中耳炎

口内炎同様人間も罹る中耳炎もあります。水質が悪辣な状況の時に疾患する確率が高く、解決の為には鼓膜を切開して内部にある膿を排出する外科手術が必要になる模様です。

ミドリガメの現状とは？長きにわたるミドリガメ問題

ペットとしての飼育の仕方が凄く楽である等の理由で一般の家庭で飼育するのに人気はありますが、長きに渡り社会問題に発展するレベルでの問題が続いているのです。

野生化するミドリガメが増加？日本各地に分布している

人気である為に多く飼われていましたが、実際に飼っていたのが途中で責任を放棄し野生化した個体が日本全国に分布し、現在では野生の個体も多く発見できるようになってしまいました。

ミドリガメによる被害とは？生態系を破壊している？

元来この生物は日本古来では無く、輸入された外来の生物に該当します。古来より生息していた亀を攻撃する等生態系にも影響がある為、NPO団体により阻止する活動も実践されています。

2015年にはミドリガメが緊急対策外来種に位置づけられる

前述した国内の生態系への影響が大きい現状を鑑みて、2019年現在から4年程前になる2015年には緊急対策外来種に認定され、問題の解決を試みています。

神戸などでは「アカミミガメ対策協議会」が設立される

更に、兵庫県神戸等ではミドリガメの一種であるアカミミガメ対策協議会の設立までが行われ、当該生物を始めとした外来の生物の被害を無くす為各種活動が実践されている模様です。

引き取りを行う動物園も存在

前述の問題の拡大を見かねてなのか、野生化してしまった該当種が発見された場合、それを能動的に引き取りを行う動物園も存在する模様です。

静岡県の動物園で

その動物園は、静岡県は河津町にあるムシ類を中心に展示している施設です。全国から保護の依頼のあった亀を引き取りに行っており、二日賭けて北海道から引き取りをした事もある様です。

手放す理由は様々

引き取りを依頼する側も、病気の身内の傍にいては悪化する確率が高まる等、やむを得ない理由から手放すケースも少なくない様で、一概に責める事は出来ませんね。

産まれる環境で雄か雌かが違う？

人間が赤ちゃんを身籠る時、性別が男か女のどちらに決定されるかは、受精した際の染色体により決まる模様です。これが亀になると、実は温度によって性別が異なると言われます。

28度以下は雄の比率が高い

まず28度以下の環境で飼育をした場合、卵から孵化する個体は雄になる比率が高く、28度から29度の合間の環境なら雄も雌も五分五分の比率になる様です。

29度以上は雌の確率が高い

更に29度かそれ以上の環境だった場合は、雌が産まれる確率の方が高くなる見込みの様です。人間ではあり得ない周囲の環境による性別の比率がある事が分かりましたね。

ミドリガメは最後まで責任を持って育てましょう

お伝えした通りの寿命まで生きられるか否かは飼う人次第です。また問題になるのも元は人間の無責任さが要因ですから、助長しない様に飼育するなら最後まで面倒を見てあげて下さい。

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