致すの意味とは?謙譲語や丁寧語としての使い方や例文に下ネタの意味も

「致す」は「至らせる」といった意味や「~する」の謙譲語・丁寧語としての使い方があります。最近ではネット上で下ネタとして使用する例もみられます。この記事では、「致す」の意味や語源、使用方法に加えて、ネットスラングとしての使用方法も紹介します。

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致すの意味や語源・英語表現

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本来致すと言えば、敬語に使用される言葉です。ビジネスの場等フォーマルな場で且つ相手を持ち上げる必要があるシーンで使われて珍しくありませんが、ネットでは下ネタ等に使われるネットスラングなのです。

「致す」は「達するようにする・至らせる」を意味する

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まず敬語としての意味に関してを見てみますが、例えば何かの物事を達成させられるように配慮する、または言動に対しての影響を及ぼさせるなど、何かに干渉する行為を指す訳です。

「致す」は謙譲語・丁寧語なら「~する」を意味する

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元々致すは「~する」の尊敬の言葉としての使用が行われますが、自らの立場を自主的に低い位置に落とす謙譲、若しくは尊敬とまでは行かないまでも丁寧語に使うシーンでは「~する」を意味します。

後にいくつか紹介する例文でも見られる通り、こちらの場合だと「失礼致します」とか「配慮致します」等自らが何かしらの行為を行う際に居相手を立てる意味で使用されるシーンが多くあるのです。

「致す」は下ネタなら「性行為」を意味する

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そしてネットスラングの意味合いでの致すに関してですが、大抵ネットスラングの下ネタとして利用されるシーンでは性行為、若しくは自慰行為を行う事を意味する言葉に変化します。

ストレートに「性行為をする」や「自慰行為をする」等の方が分かりやすくはありますが、そのまま言葉にするのが少々憚られる時に元が丁寧な言葉な為にネットスラングで「致す」で表す時もあるんです。

「致す」の語源は?

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更に致すが何から出来たのかに関してですが、「至る」「行き着く」「頂」等の、何かしらを達成する意味合いを含む言葉が元であると言われています。「致」の中にも「至」が入っていますね。

「致す」の英語表現は?

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最後に英語表記での表現に関してですが、実はその言葉の含む意味で別の言葉に変換されます。例えば何かをこれから行うつもり等の意味で「will do」成し遂げる意味で「active」に変換されます。

更に単純に「~をする、致す、行う」等では「conduct oneself」になり、「実践する」等を含むのであれば挑戦をする訳ですから「try」の一単語で表せる時もあります。

致すの使い方と例文①至らせるの使い方

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致すに関していろいろな意味合いが含まれる事を前の見出しで前述しました。最初に紹介した動詞では「達成する、至らせる」等の内容を持つとありましたが、同市で使う時にはどんな風に表すのでしょう。

至らせる使い方①致すの動詞的な意味のまとめ

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まず含まれる意味合いに関しては、前述した通り「~を達成させる」「~に至らせる」とかの他にも、「~の為に全力を尽くして成し遂げさせる」等努力を行う意味合いも含まれる事となっています。

これは自らの行いを全力で行う内容を含む為、仕事等の対外的な事柄で頑張る際に使用されるのに留まらず、あまり聞き慣れはしないでしょうが私生活をしっかりさせる等の文章の中でも使用して間違いではないのです。

至らせる使い方②至らせることに対する例文

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関連して何かの出来事を引き起こす等の内容も含み、決して致すの動詞形が使われる時はポジティブな意味合いだけを含む訳では無いのです。幾つか同士の場合の例文を見てみましょう。

例えば、自らの不手際の為に何かしらのトラブル、目標達成に至らなかった場合に「自らの不徳の致すところです」とか、「致し方ないでしょう」等で仕様が無い状態を表す事も出来ます。

至らせる使い方③至らせることを示す時は漢字で表記

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大抵の使用方法に関しては前述の通りですが、もし何かを至らせる、実行に移す等を表したい場合には、必ず「致す」と感じで表さねばならず、ひらがな表記ではいけないのです。

その理由は、ひらがな表記だと例えば「失礼いたします」とか「精進いたします」等の自らに対しての使い方となり、前述の内容とは意味合いが異なってしまう為です。

致すの使い方と例文②謙譲語・丁寧語としての使い方

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前述の動詞の時の「致す」は何かを達成させる、至らせる等の為に使うものでしたが、続いては自らの立場を落として使う謙譲語、または丁寧な言葉に変換した丁寧語での使用のされ方に関してです。

この場合も前述した通り、「~する」を遜らせた、又は丁寧な言葉に変えたいときに使われます。尊敬と謙譲では使い方が異なりますし、2つのパターンで少し変化がありますから、それぞれの例文を見てみましょう。

致すの謙譲語・丁寧語①謙譲語としての例文

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まず自らの立ち位置を自主的に落とす方での例文は「スタッフが順次ご案内いたします」とか「ただ今から機材の調整をいたします」といった風に自分達が何か行動を起こす場面で使用されます。

こういった自ら、或いは自分の所属する側の立ち位置を落として使うのは、例えばお店の中でお客を相手にする時や、不特定多数の客に対しての呼びかけ等の場面での使用が見られます。

致すの謙譲語・丁寧語②丁寧語としての例文

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自らを遜らせる場合の使用法の次は、丁寧な言葉に変換した時の例文です。例えば「10分後にアナウンスをいたしますので、少々お待ちください」「機材トラブルを確認いたしました」等があります。

これらは「する」とか「しました」を丁寧な言葉に変換しただけで、立場の変換をさせる為に使っている訳では無いのです。少しばかり改めた言葉の使われ方であるという捉え方で間違いは無い筈です。

致すの謙譲語・丁寧語③公用文ではひらがなを使う

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この2つのパターンに共通している事が何かお分かりでしょうか。謙譲、丁寧もしくは敬語の時両方とも、「致す」という漢字表記では無く「いたす」と全てひらがな表記になっているのです。

これは、漢字で表記すると前述の動詞での使用方法と混ざってしまい、どちらの内容を含んでいるかが分からなくなりますから、それらとの区別を付けさせる目的で敢えてひらがな表記にさせている訳です。

「する」に変換できるか否かで別れる

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ひらがなと漢字の表記、つまり動詞か否かの区別がどうにも分からない場合には、その言葉が「する」に変換しても文体として違和感のない物になるかをチェックしてみる事を推奨します。

どっちがどっちかを説明すると、「する」に変換して違和感が無い場合には謙譲、丁寧語の方の意味合いになり、逆に出来ない方は同士の使い方へと変わります。パソコンでの打ち込みをすると一番分かりやすいです。

致すの使い方と例文③下ネタとしての使い方

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皆さんおそらく一番気になるであろう、ネットスラングでの下ネタに使う際にも同様の使い方をするのです。ネットスラングとしてネット上で使用されているのがTwitter等のSNSを始めとして確認されています。

致すの下ネタ①2008年頃から出現

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ネットスラングに何時頃から使用されているかを調べてみると、2019年現在から11年前になる2008年にTwitterでネットスラングの下ネタに使われているのが確認され、この辺りから出現したのでしょう。

加えてこれらは前述した通り、Twitter等のSNSでネットスラングが始まりの様です。Twitterは自ら独り言のように近況を呟く訳ですから、自ら致した事を自己申告する形で広まった事になる訳ですね。

致すの下ネタ②下ネタとしての例文

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大抵はアニメ等に詳しい所謂オタク層の間で使用されるTwitter等でのネットスラングで、現実の女性の前で下ネタとして使うような機会、場面はあまり考えられないですし、あったとしても引かれるだけでしょう。

ネットスラングに関してですが、例えば「~(好きなキャラ名)で興奮したので致した」とか「何時も通りの時間に致したので寝ます乙」等一見すると下ネタには見え難い様な使用法がTwitterでもメインの様です。

致すの下ネタ③類語はシコった・抜いた

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下ネタに使用される事は前述の説明と例文でご理解いただけた所でしょうが、含む意味に関しては主に男性が自慰行為をした事を示します。女性が使えないわけではありませんが、大多数は男性のそれになります。

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