プレコの生息地
プレコはアマゾン出身
プレコは主にアマゾン川を中心とした南アメリカの熱帯域に分布しています。流れの早い川渓流に生息することが多いのですが、流れの弱い下流に生息する種類もいます。適応環境は種類によってさまざまです。南アメリカの熱帯域では、いろんなところでプレコの姿を確認できますが、なんと沖縄の都市河川でプレコが発見されています。
何故沖縄島にプレコが
理由は大きくなると想像しなかった飼い主が川にプレコを捨てて繁殖してしまったからです。国内では比較的に暖かい沖縄島では30年ほど前からプレコが確認されています。現在では各地で定着してしまっているほどです。しかし、沖縄もずっと暖かいわけではありません。寒波が到来するたびにかなりの数の個体が死んで岸辺に打ちなん上げられています。成長スピードが速く手に負えなくなってしまい川に捨てるといった飼い主のモラルが問題になっています。
プレコの特徴
プレコの生態
1980年から1990年にかけてたくさんの新種が発見されました。分類不明のものが多く存在する状態となっていたのでL-001など番号で呼んでいたのですが、近年になり分類は再編成されつつあります。大型種は6種類、中型種は4種類、小型種は3種類ほど存在します。なかには食欲旺盛で成長スピードが速いプレコや成長するごとに気性が荒くなるプレコが居ます。プレコには鎧のように硬くザラザラした鱗や、岩などに吸い付いて泳ぐための吸盤があります。泳ぎが苦手なので天敵から逃げることは難しく、身を守るために硬い鱗や胸ビレの棘で大型魚でも簡単に撃退できます。吸盤のおかげで流れが早い川を好むプレコが岩などに吸い付きながら流されないように泳ぐこともできます。
プレコの体や瞳
プレコは模様もさまざまで、地味色味のプレコや模様がきれいなプレコがいます。瞳はネコのように周囲の明るさや暗さで変化します。産んだ卵を守る性質があるので稚魚の生存率が高いのも特徴です。種類によりますが、大体のプレコは水質の悪化にも強いので丈夫な熱帯魚です。そして大きくなることが注意喚起されている熱帯魚です。
プレコの寿命
プレコは長寿な熱帯魚
プレコは小さな卵から生まれます。大きさによって寿命は違いますが大型のプレコは熱帯魚の中でも長寿です。プレコ自体はおおよそ10年以上生きることができますが、なかでも大型のプレコは30~35年以上生きたとの報告もされています。ペットの中でも寿命は長いです。
プレコよりも長生しよう
飼うとすればプレコが35年生きたとき自分は何歳か、その時に飼育していけるのか、先を見通してプレコを飼うのをおすすめします。万が一自分の身に何か起きたとき、プレコをどうするか困らないように家族に相談するなどして、きちんと先のことを考えておきましょう。