プロも愛用している漁師結び(完全結び)!手順を徹底解説!

漁師結びの簡単手順について

釣りをするためには、「糸と針」「糸とサルカン」の2か所を糸で結ばないといけません。人によって細かい部分で結び方の違いがある場合もあると思いますが、ここでは1番ベーシックとされる結び方について解説をしていきたいと思います。

漁師結びの手順解説(サルカンとハリス編)

上記のイラストを参考にしながら実施して頂ければと思います。難しい手順は一つもないので、実際にやりながら覚えていって下さい。

①サルカンに、糸を通す

釣り糸とサルカンを用意します。そして釣り糸を折り畳んだ状態にし、2重にした部分の先端をサルカンの輪に通します。初めのうちは、2重に折りたたむ長さは気にせずにやりましょう。何回かやっていくうちに丁度良い長さが分かると思います。

②糸を巻き付ける

本線と二つ折りになった部分をまとめて状態にしたものを、折り返した糸の端の先端で5~6回ほど巻き付け、最後に先端を折り返して2重になっている方の輪の中へ通します。巻き付ける回数については、決まった回数こそありませんが最低でも4回は巻きましょう。

③糸を締める

糸をゆっくり引き締め、余分な先端部の糸をカットして出来上がりです。締めこみずらい場合は、糸が締まる部分をツバなど水分で濡らすことで糸を強く締めることが出来ます。以上でサルカンとハリスの結び手順は完了です。

漁師結びの手順解説(針とハリス編)

サルカンと同様に大きく手順は3つあります。

①針に糸の先端側を巻き付けます。

まずは釣り糸を折り曲げて、輪を作ります。重ねたラインに指を潜らせて真ん中の重なった糸を持ち上げることで、2重になった輪が完成します。この輪を針に通して手順①は完了になります。この際に最初に作る輪は余裕を持って作る方がよいと思います。

②針に元糸側の輪を巻き付けます。

①で針に通した輪を指で押さえたまま作業して下さい。それから元糸を捻じって輪を作り、針に通します。ここで針に通した輪に糸の端を潜らせ手順②の完了です。※ここで作った輪を針に通す時に、元糸の方が下になるようにして下さい。

③針先に元糸側の輪を巻き付けて完成です。

あとは元糸と糸のを両方を絞めこめば完成です。正しく出来ていれば、ギュッと絞めこむことが出来ます。失敗例としては、結び目が針の上に二つ出来ていたりするのは失敗です。出来上がり時に、糸が斜めに出ていますがそれが漁師結びの特徴になります。

漁師結び(完全結び)のメリットとデメリットを解説

ここまでご紹介してきました漁師結びですが、状況に応じて使用することで良い結果も良くない結果も生んでしまいます。自分が求める結果と必要とされる手段や方法が一致しているかが大事です。

漁師結びのメリットは「強度」!

まず第一に「強度」が最大のメリットとなります。フロロカーボンなどとの相性も抜群。特徴でも言いましたが、糸がほどけないということは、釣り針や餌、疑似餌などのロストが削減出来るので維持費の軽減につながります。そして手順の簡易さ。慣れれば暗闇の中でも結べるとも言われてます。結びしろも小さいため、短い糸でも無駄なく結べます。

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