クエってどうして高級魚なの?クエのことをもっと知ろう!

クエの養殖といえば和歌山県の白浜町が有名です。白身魚の中でも高級魚といわれているクエと、同じハタ科のタマカイを掛け合わせた「クエタマ」の養殖の研究をしています。クエに比べ4倍もの速さで成長し、味はクエに劣らないそうです。まだまだ仕入れるにはそれなりのお値段がいたしますが、天然物よりはお手頃な値段で味わうことができます。

クエの旬や釣れる時間帯について

旬は2度味わうことができます

クエの旬といえば「クエ鍋」が思い出されるでしょうか?脂がのっていちばんおいしくいただけるのが1月と言われています。また、夏にも旬があり、産卵を終えたこの時期は身の余分な脂が落ち、しつこさがなくなるので調理方法によっては冬以上においしくいただくことができます。さらに、大型のクエになれば年中おいしく味わうことができます。

釣るなら夕方から夜がおすすめです

昼間のうちは磯の間に身を隠してじっとしていることが多いクエですので、釣るならエサを探して泳ぎ始める夕方から夜がおすすめです。警戒心が強く臆病な魚ですので、うす暗くなった夕方以降のほうが釣りやすいでしょう。昼間でも目の前の小魚を追いかけて岩陰から出てくることがありますので、時間をかけて粘ってみるとよいでしょう。

釣り人の憧れです

クエが幻の魚といわれているもう理由の一つに、なかなか釣るのが難しいことが挙げられます。漁獲量は少ないうえ、クエは引きの強い魚で幼魚でもそれなりの強さがあります。大物になるほど釣り糸は引きちぎられやすく釣るのが難しいとされるクエですが、釣り好きなら一度は釣ってみたい魚なのではないでしょうか。

クエの釣り場について①磯釣りの場合

潮通しの良い岩礁帯や磯が釣り場になります

クエを釣る場所は磯釣りと沖釣りがあります。磯釣りで釣りたい場合は、水深50ⅿまでの潮通しの良い岩礁帯や磯が釣り場になります。潮がぶつかっている場所より、湾のようになり潮がよどんでいる場所、水面部にえぐれたようなくぼみがみられるような岩礁域、それに切り立った崖の下の海底付近などがおすすめです。

クエの釣り場について②沖釣りの場合

初心者に向いています

クエを釣る場合、初心者のかたに向いているのが沖釣りです。足場の悪い岩場ではクエの引きが強く体ごと海に引き込まれてしまう危険があるためです。クエを専門に船を出してくれる釣り船はないので、乗り合いで沖まで行ける釣り船をチャーターし、釣りをたのしみましょう。

大物も狙えます

大物を狙うときは荒磯や沖磯がおすすめですが、クエは強烈な引きをみせる魚ですので、磯釣りに慣れていない場合は船で沖に出ることをおすすめします。クエは成長しながら少しづつ陸から離れ、沖のほうへとすみかを変えていく習性がありますので、沖に行くほど大物が釣れる可能性が高くなります。

クエの釣り方について①磯釣りの場合

魚を撒いてクエをおびき寄せます

釣る前にエサを撒き魚が寄ってくるのを待ちます。自分の縄張りからあまり動かないクエをおびき寄せるためです。撒くエサは魚のアラ、切り身など何でも大丈夫です。針にも同じものを刺します。竿尻は磯に打ち込みアンカーに固定します。魚が集まったら竿を入れアタリを待ちます。一度目は無視し2度目のアタリを感じたら一気に引き上げます。

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