クエの値段について知ろう!築地や養殖の値段も!

クエは高級魚と言われる部類の中でもトップを争う高級魚ですが、市場には滅多に出回らないので値段などはあまり知られていません。そこで超高級魚であるクエの築地での値段や天然もの・養殖ものの値段の違い、そしておすすめのお店やクエ料理などをまとめました。

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クエについて

クエは海水魚の一種です。スズキ目ハタ科に属していて、日本では西日本を中心に、水深50メートルくらいの岩礁やサンゴ礁に生息しています。成魚は全長約60センチですが、日本産のハタ科の魚としては大型に入る種であり、決して漁獲量の多い魚ではないことから、釣りをする人にしてみれば憧れの魚でもあるのです。

ごくまれに130センチ30キロほどの大物が釣り上げられることもあります。そんな時には新聞を賑わせるほどのニュースとなるのです。それほどまでにクエは憧れの的となる大きな存在なのです。

クエは高級魚

高級魚と称される魚の中でもクエはまさに最高級魚です。クエは一年を通して漁獲することが出来る魚です。しかしながらクエの漁獲量は大変少ないので、天然ものになるとクエの値段は1キロあたり数万円の値が付くこともあります。

クエは養殖もされていますが、養殖されたクエであっても1キロ3~5千円ほどの値段でやり取りされることもあります。このため、漁獲されたクエはスーパーなどに出回ることはほとんどないので一般家庭で食す機会はあまりありません漁獲されたクエの多くは高級な料亭やレストラン、寿司屋などに流通していくのです。

クエは西日本に生息

クエは日本の海域以外にも生息していますが、日本では西日本の海域で漁獲されることがほとんどです。西日本の各地にはクエの地方名があり、西日本各地で「モロコ」と呼ばれるほか、愛知では「マス」、三重では「クエマス」、四国では「アオナ」、九州では「アラ」とも呼ばれます。

クエが漁獲される西日本の海域の中でも、クエの漁獲量が多くて有名なのは、天然ものでは長崎県、養殖ものでは和歌山県です。特に和歌山県はクエの養殖業が初めて成功した場所でもあり、一気に漁獲量を伸ばしました。

クエは刺身などで食べられる

クエは白身の魚です。もちろん刺身で食べることが出来ます。その味は同じ白身魚であるフグよりも美味しいと言われているのと同時に「クエを食べたら他の魚は食えん」と言われるほど美味で美食家からも高い評価を得ています。

白身の魚なので淡白な味を見た目からも想像してしまうことが多いのですが、クエの身には脂がのっているのでとても濃厚な味わいを楽しむことが出来るのです。刺身の他に、天ぷらやから揚げなど揚げ物にしても美味しいですし、鍋で食べるのもおすすめです。今では通信販売でもクエ鍋のセットを購入することが出来ます。

クエの値段について知ろう|築地

ここからは超高級魚であるクエが、実際はどのくらいの値段で流通しているのかを見ていきます。日本は海に囲まれている小さな島国ということもあり、魚市場の数は多いのですが、そんな中でも魚市場の本場と言えばやはり築地をおいてほかにありません。

築地がある場所は東京都、言うまでもなく東日本ですが、築地にも西日本で漁獲されたクエが集まってきます。しかし築地においてのクエの値段もさすが高級魚とうならざるを得ない値段をしているのは確かです。

魚市場の本場である築地

魚市場は日本各地にたくさんありますが、魚市場と言われていの一番に頭に浮かぶのが築地です。日本で一番有名な魚市場と言えます。築地ではそこへ訪れた人々がクエ料理を楽しめる店がなんと100軒近くもあるのです。

魚市場の本場である築地で食べられるクエ料理は、クエの薄造りや天ぷら、蒸し物、出汁のきいたクエしゃぶといった和食はもちろんのこと、グラタンやカルパッチョなど、洋食に分類される料理にも舌鼓を打つことが出来ます。

クエの値段

クエの値段は漁獲量やクエの大きさ、旬であるかどうかにも左右されます。クエと言えばクエ鍋が頭に浮かぶこともあり、旬は冬だと言われています。しかし産卵前の夏にいちばん脂がのっていることもあり、夏もまた旬だと言われているのです。つまりクエには冬と夏、二回の旬があるということです。

例えば天然もののクエは約10キロなら1キロ8千円~1万円程度でやり取りされますが、漁獲量が少なければ更に値上がりします。一方で養殖や台湾などからの輸入物になってくると2~3キロのサイズで値段は1キロ3~5千円前後でやり取りされます。後者の養殖や輸入物は天然ものに比べて値段も供給も安定しています。

クエの値段について知ろう|和歌山

クエは漁獲量が少なく天然ものは1尾で100万円近くすることもあります。和歌山ではクエの生態を20年近くかけて調査・研究したことで養殖に成功し、養殖が盛んに行われるようになりました。和歌山ではどのくらいの値段で食べられるかを見ていきます。

和歌山はクエが食べられる

幻の高級魚とまで言われていたクエの養殖に成功した和歌山では、養殖が盛んになるのと比例してクエを使用した料理を食べることが出来る店も増えました。現在、和歌山県内で180軒近いお店でクエ料理を楽しむことが出来ます。

クエを和歌山で食べるのにおすすめの場所

クエの養殖業が盛んに行われている和歌山県内ではクエ料理を食べられる店はたくさんあります。料理の味はもちろんのこと交通の便なども考慮して、クエ料理を存分に楽しめるお店の中でもおすすめの場所を紹介します。

和歌山市

和歌山市内だけでもクエを食べられる店は約50軒あります。気軽にクエ料理を堪能できる居酒屋だと予算は2千円くらいから、会席や鍋などの和食の他、フランス料理を食べられるレストランになると予算は数万円くらいになります。

日高町

日高町は郷土料理としてクエを振る舞ってきた町で「クエの町」とも呼ばれます。天然もののクエを中心に扱う和食店や旅館も数多く、フルコースで思い切りクエを堪能出来ます。天然ものなので一品料理で2千円近くします。フルコースになると約2万円します。

白浜町

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