ナイキ・エアモックってなに?
見た目から愛着を持ってコッペパンと呼ぶマニアもいるくらい愛され続けているエアモック。その脱ぎ履きのしやすさ、そして履き心地の良さから他のものを履けなくなる人が続出してしまうという魅力を持ったシューズです。ではその特徴を見てみましょう。
靴紐がない!紐なしスニーカー
まず見た目から分かるように靴紐がありません。ズック靴を連想させますが布製ではないので紐なしスニーカーといったところでしょうか。スリッポンほど浅くなく足全体をしっかりと包み込むような作りになっているのが特徴といえます。
1994年発売から変わらないデザイン
このシューズが発売されたのは1994年と25年も前です。その当時から紐なしのシンプルなデザインでした。しかしその余計な機能を省いたデザインが共感を呼び復刻版を出すほどの根強い人気商品となっています。
かかと部分で調節
かかと部分に付いたトグル。これを使って足首のフィット感を調整することで脱げないようにする事ができます。足首だけで脱げてしまわないのか、履き心地が悪いのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、その辺も含めて次にご紹介いたします。
エアモックの人気シリーズ4選紹介
復刻版のシリーズではオリジナルのエアモックの形を踏襲しつつバリエーションを増やしてきました。その中でも人気のある4種類(ウルトラ、ボンバー、テックフリース、チャッカモッカウルトラ)についてまずは詳しくご紹介していきます。
エアモックウルトラ
まず最初に現時点でエアモックというのはこのエアモックウルトラ(以下ウルトラという)を指しています。現在のシリーズのベースというべきモデルとなっています。ではその特徴を見てみましょう。
ナイキ・エアモックの復刻版としての位置付け
オリジナルが発売された1994年以来多くのファンを獲得し長く愛され続けてきておりますが、2016年に材質を進化させ、ソールに変更を加えつつもオリジナルの基本的な形をそのままにして復刻版という位置付けでウルトラを発表しました。古きを温め新しきを知るという感じの進化版モデルとなっています。
追加されたカラーバリエーション
復刻版にはブラックとライトグレーに加えて、新色のオリーブとオレンジがラインナップに追加されました。さらにソールを白にした事でさらにファッショナブルなデザインとなりタウンユースに拍車がかかるようになりました。
エアモックボンバー
このモデルはオリジナルに比べてちょっと値段が高いにも関わらず、タウンユースを目的としてわざわざ探し出してお買い求めになる人が少なくないという人気モデルです。なぜ人をそんなに惹きつけるのかその秘密をご紹介しましょう。
上質なレザー素材で作られている
高級感のある上質なレザーを使い、内側にはしっかりとボアを付けたモデルとなっています。形状はウルトラとさほど変わらないのですが、やはりアッパー部分がレザーなのでタウンユースに向いていると感じる人が多いというのが特徴です。
内側にはボア加工
ボンバーは内側に取り付けたボアが特徴的ですが、写真を見るとわかるようにかなりしっかりと取り付けられています。レザーによる上品さにボアによる暖かさが加わったことにより、寒い冬のファッションの一部として買い求めるファンがいるのも頷ける結果です。
エアモック テックフリース
次は形は同じなのに、素材や作りが他のシリーズとは異なる独特な一品です。このモデルの特徴はアッパー部分になります。テックフリースと名付けられているのにフリースじゃないという秘密が隠されているのです。ではその辺についてご紹介しましょう。
自然な暖かさを感じる異彩を放つ一品
名前にテックフリースと付けられていますが、一般に見られるポリエチレンの合成起毛繊維ではありません。コットンジャージを何層にも重ねあわせて、たっぷり空気を含んだ層を作り上げる事によって、重ね着をしているかのような自然な暖かさを感じられるように作られているという特徴があります。
カラーバリエーション
カラーバリエーションはブラック、グレーそしてマルベリーの3色で展開されています。グレーは性別を問わず、かつ様々なファッションに合わせやすく、マルベリーは女性の冬の足元を華やかにする色として大変人気となっています。
エアチャッカモックウルトラ
次にご紹介するのはエアチャッカモックウルトラです。特徴と言えるのはハイカットスニーカーのような足首までカバーすることができるという点です。足首までカバーされているので寒がりな人には大変嬉しいあったか仕様の一足です。
最大の特徴は足首まで暖かいこと
写真を見ると分かるようにショートブーツのような丈となっているので、足首をしっかりとカバーし温めることができます。スカートスタイルでも足首を温められると暖かいですし、パンツスタイルなら裾をシューズの中に入れたら更に暖かく過ごせるでしょう。
ナイキ・エアモックのモデルはまだある!一挙紹介
復刻版が出るということは世界中に多くのファンを持っていることの証拠。その中から代表的な4種類をご紹介しましたがそれ以外にも沢山のバリエーションが発表されています。そちらも先述のモデルに負けないくらいファンを持つ優れものです。
エアチャッカモック
先述したエアチャッカモックウルトラの先代です。ナイキのacg(All Conditions Gear)にラインナップされていることからアウトドアに最適なアイテムである事は明らかです。男子ならかっこよく、女子であればかわいく見える万能アイテムです。
エアモック2
このモデルはオリジナルに比べると履き口が広くなっているというのが特徴です。リラックスするためのキャンプシューズとして脱ぎ履きのしやすさを最優先にしたのだろうかと思わせるデザインです。脱ぎ履きのし易さからスリッポンとして履いているタウンユーザーも少なくありません。
エアモックウルトラBR
2017年に発表された新しいコンセプトのモデルです。暖かさではなくメッシュ素材を使用し通気性を高めることで涼しく履けるエアモックが誕生したわけです。さらに軽量化も図ることができたので軽くて涼しいという快適な履き心地を実現したモデルとなっています。
エアモックベント
名前を見るまでエアモックシリーズであることが分からないデザインとなっている変わり種のモデル。似ているところといえばソールだけと言ってもよく、アッパー部分はまるで別物になっています。でもカラーバリエーションが多くファッションコーディネートを楽しむには向いているアイテムです。