ベイトフィネスってどうなの?初心者のためのメリット・デメリットまとめ

もう一つのメリットは何と言っても手返しの良さです。手返しというのは、投げて、ルアーを回収して、また投げるという一連の動作のことですが、これをテンポ良く繰り返すことができるわけです。ベイトフィネスリールなら、クラッチを切ってロッドを振るだけですが、従来のスピニングリールだとベールを上げてからラインを指で挟み、投げるという形になります。ベイトフィネスリールなら、片手でテンポ良く打ち出していくことができ、結果的にキャスト数、ヒット数の向上が期待できます。

初心者でもキャストの精度アップ

ロッドを使って仕掛けを投げる際、狙いのキャストポイントがあるわけですが、ベイトフィネスリールを使うと、その正確さ、精度が格段にアップします。投げやすさももちろんですが、飛距離の調整がしやすいのも大きな利点です。スピニングリールの場合は竿の振り加減、投げる力加減で調整するのですが、この加減が初心者にはなかなか難しいところです。ベイトリールなら、投げた後にサミングでブレーキをかけて微調整することができるので、より簡単に狙ったポイントにキャスティングすることができるのです。

ベイトフィネスのデメリット

性能ゆえにお値段高め

ベイトフィネスリールは安いものでも15000円程度からと、高めの価格設定になっています。なぜかというと、超軽量のルアーを正確にキャストするためのリールであるため、回り出しのよいスプールと制御力の高いブレーキを搭載しているからです。回り出しが悪いと、軽量ルアーはほとんど飛びません。回り出しがよすぎても、余分に糸が出てバックラッシュしてしまうので、回転を調節できる高性能のブレーキが必須ということで、それなりの値段になっているわけです。

遠投は難しいベイトフィネス

仕掛けをもっと遠くに飛ばせれば、他の人が探っていない場所を狙えるし、より長い時間誘えるのでは、と誰もが考えることでしょう。単純な話ですが、遠くに飛ばしたいのであれば、重いルアーでベイトリールでということになります。軽いルアーでも、弾くようにルアーを押し出すスピニングリールなら技術次第で飛距離が出せます。ベイトフィネスで遠くにキャストしたい場合は、自分でカスタムしたり、フォームを改善したりといろいろ工夫が必要になります。

ベイトフィネスはどこで使うのか

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