こちらはロッドの長さが十分にあり、少々遠いところにも投げやすいのが特徴です。しなやかさを残しながら、ねじれ、ブレに強くキャスト性能を高めているので初心者にも扱いやすいロッド。慣れれば1g台のルアーから20g越えのヘビーシンキングミノーまで対応可能ということで、かなり広範囲で活躍が期待できます。ルアー、ラインの組み合わせも幅広く対応できる懐の深さを持った一本です。
②ダイワ スティーズ 631MLFB-SV
こちらも長さ、しなやかさともに十分で、なおかつ1万5千円を切るコスパの高さで、初心者に優しい一本です。ルアー重量も1.5gから7gと幅広くカバーしていて、さまざまなパフォーマンスに対応できるポテンシャルを持っています。正確さと繊細さを兼ね備えていて、思い通りのキャスティングができると評判です。安価なロッドだと、軽すぎたり短かったりするのですが、こちらは値段から想像する質感をいい意味で裏切ってくれます。
初心者向けベイトフィネスリール
①シマノ スコーピオンBFS
シマノのスコーピオンシリーズから出ているベイトフィネスモデルのリールです。エキサイティングドラグサウンドという、ジリジリと音が出るドラグを搭載しているので、スピニングリールを使用しているときのようなワクワク感が味わえます。リールの性能は値段に比例すると言っても過言ではないのですが、25000円台で購入できるのに、この軽さとパワー感はさすがと言ったところ。ソルトにも対応しているので、いろいろなゲームを楽しみたい方におすすめです。
②ダイワ アルファス AIR
こちらも安価ながら持ちやすさと滑りにくさで高く評価されているベイトフィネス専用リールです。マグネットブレーキもしっかりしているのでバックラッシュしにくく、リール自体の軽量化が進んでいるので、1g前後の軽量ルアーもそこそこ飛ばせるとあって、初めてのベイトフィネスリールを探しているなら、非常におすすめです。こちらもバスゲームにも、ソルトにも対応しています。部品のパーツ交換ができるので、オリジナルカラーにカスタムアップすることもでき、愛着あるルアーになることでしょう。
ベイトフィネスラインの選び方
釣り方に合わせて選ぶ
ベイトフィネスの強みは、軽量ルアーをある程度太いラインで落とし込める所にあります。それで、どんなルアーとどんなラインを組み合わせて使うかはアングラー次第でいくつものパターンがあるのですが、まずはナイロンライン、フロロカーボンライン、PEラインそれぞれの特徴を知って、選ぶのがおすすめです。スピニングタックルでさんざんラインを無駄にしてきた人も、ベイトフィネスなら圧倒的に糸切れは少なくなりますから、予算的にもいろいろチャレンジできる余裕も出てくるはずです。
巻くタイプのルアーならナイロンラインから
トラウトゲームなどで、巻くタイプのルアーを使用するなら、しなやかで強いナイロンがよいでしょう。ベイトフィネスを始めたばかりで、とりあえず練習がしたい場合にもおすすめです。ただし、伸びやすく感度は低い素材なので、底を感じながら手で感触を受けたいとか、繊細なワームを使う仕掛けには不向きです。紫外線の影響も受けやすく、使っているうちに劣化していくので、巻き替えをしたり、予備を用意しておいたりなどの対策も必要です。
障害物の多い荒れたエリアではフロロ
フロロカーボンラインは擦れや傷に強く、伸びにくいので感度も高め。木や岩、インビジブルストレクチャーがある場所でのプレイで活躍します。ライン自体も水に沈むので、軽量ルアーをしっかり落とし込んで使うことができます。ただ、ハリがあって膨らみやすいので、巻いてすぐの使用は難しいかも知れません。巻いてから数日置いて使用することで、ライントラブルを回避できます。
慣れてきて高感度を求めるならPEライン
ベイトフィネスリールの構造上、細いPEラインを使用するにはかなり注意が必要です。強い負荷がかかると、上に巻かれたラインが下のラインに食い込み、繊細なベイトフィネススプールの変形などのトラブルを起こしやすいのです。そのため、各メーカーではベイトフィネスにPEラインを使用すること自体を推奨していません。ですが、細いながらも強度が高く、伸びにくく、繊細な動きを伝える感度の良さは抜群です。リスクを理解した上で、精度の高い釣りをしたい方にはおすすめです。
まとめ
デメリットを加味しても試す価値あり
ベイトフィネスのメリット、デメリット、必要なのか、合うリールは?ロッドは?とさまざまな角度からベイトフィネスタックルについて紹介してきましたが、結局のところ、値段などのデメリットを考慮しても試す価値はあるのではないでしょうか。ロッドとリール、ラインもさまざまな組み合わせが可能なので、思い通りのプレイが実現することでしょう。釣りを始めたばかりの初心者にも、スピニングタックル上級者にも、ベイトフィネスはおすすめですおすすめです。