釣り糸の太さで何が変わるの?
ロッドやリールによる違いに比べたら、何を使っても大差ないように思えるかもしれません。ですが、釣り糸の太さはゲームのしやすさに大きく関わってきます。一体何が変わるのかを見てみましょう。
仕掛けの馴染み
仕掛けが馴染むとは、キャストした仕掛けが水中に沈んでラインがピンと張った状態を指します。仕掛けに適度な重みがあればすぐに沈みそうなイメージがありますが、太い釣り糸は水の抵抗を大きく受けるので沈みにくいのです。
キャスト時の飛距離
釣り糸の太さは、水だけに限らず空気や風の抵抗の受けやすさにも関わってきます。細いほど表面積が小さいため抵抗を受けづらく、飛距離の伸びが期待できます。反対に、空気抵抗の大きなものを遠くまで飛ばすのは困難です。飛距離に悩んだ時は、釣り糸を細くするだけで数十メートル改善されることもあります。
魚に与える違和感
魚にも釣り糸は見えています。太いものほど水中での光の反射や音、波動が大きくなり、魚に違和感を与えやすいです。また水の抵抗により仕掛けの動きも不自然さが増し、アタリを遠ざける要因となります。
釣り糸の種類によって太さは変わるの?
釣り糸を選ぶにあたって、素材は悩むところです。主に使用されている素材はナイロン、フロロカーボン、エステル、PEの4種類です。マアジやメバルなど何の素材でも釣れる魚もいて、気軽な反面アングラーの判断力を試されます。こちらでは、それぞれの素材による違いをご紹介します。
各ラインの太さについて
ナイロンとフロロカーボンは共通の規格に従って作られています。製品によって多少の違いはありますが、同じ号数であればほぼ同じ太さと考えて構いません。1号なら標準直径は0.165mm、強度は4lbです。強度については後で改めてご紹介します。