釣り糸の太さは重要ポイント!釣りたい魚や釣法に合わせた選び方を徹底解説!

釣り糸の太さは一見太ければ太いほど頑丈で良いと思ってしまうかもしれませんが、実はそうではありません。釣り糸の太さを適切なものにすれば釣果アップに繋がりますし、釣りを快適なものへとしてくれます。早速チェックしていきましょう!

この記事をかいた人

「週末くらい、仕事を忘れてリフレッシュしたい!」 こうお思いの方へ、週末を楽しむための記事をお届けします。
Array

釣り糸の太さで何が変わるの?

ロッドやリールによる違いに比べたら、何を使っても大差ないように思えるかもしれません。ですが、釣り糸の太さはゲームのしやすさに大きく関わってきます。一体何が変わるのかを見てみましょう。

仕掛けの馴染み

仕掛けが馴染むとは、キャストした仕掛けが水中に沈んでラインがピンと張った状態を指します。仕掛けに適度な重みがあればすぐに沈みそうなイメージがありますが、太い釣り糸は水の抵抗を大きく受けるので沈みにくいのです。

キャスト時の飛距離

釣り糸の太さは、水だけに限らず空気や風の抵抗の受けやすさにも関わってきます。細いほど表面積が小さいため抵抗を受けづらく、飛距離の伸びが期待できます。反対に、空気抵抗の大きなものを遠くまで飛ばすのは困難です。飛距離に悩んだ時は、釣り糸を細くするだけで数十メートル改善されることもあります。

魚に与える違和感

魚にも釣り糸は見えています。太いものほど水中での光の反射や音、波動が大きくなり、魚に違和感を与えやすいです。また水の抵抗により仕掛けの動きも不自然さが増し、アタリを遠ざける要因となります。

釣り糸の種類によって太さは変わるの?

釣り糸を選ぶにあたって、素材は悩むところです。主に使用されている素材はナイロン、フロロカーボン、エステル、PEの4種類です。マアジやメバルなど何の素材でも釣れる魚もいて、気軽な反面アングラーの判断力を試されます。こちらでは、それぞれの素材による違いをご紹介します。

各ラインの太さについて

ナイロンとフロロカーボンは共通の規格に従って作られています。製品によって多少の違いはありますが、同じ号数であればほぼ同じ太さと考えて構いません。1号なら標準直径は0.165mm、強度は4lbです。強度については後で改めてご紹介します。

エステルとPEはさらに細くて丈夫です。エステルなら0.8号で標準直径0.148mm、PEなら0.1号で標準直径0.054mmのラインが、ナイロンの1号と同じだけの強度を発揮します。特にPEは、ナイロンの1/3程度の直径で求める強度を得られるので人気があります。

釣り糸の種類や強度についてはこちら

ショックリーダーのおすすめについてはこちら

釣り糸の太さによって強度が変わる

過度の太さは必要ないとは言え、細ければ何でも良いわけでもないのが難しいところです。強度について知っておけば、どれが適しているのか判断するために役立ちます。一見難しそうに思えますが、分かってしまえば単純なことです。

釣り糸には強度が必須

釣り糸の強度とは、一定の力で引っ張った時に切れてしまわず元の形を保つ力を指します。狙う魚の重さや抵抗力に耐えられるものを使わないと、せっかく魚がヒットしても釣り上げることができません。

強度はポンド(lb)という単位で表されます。多くの釣り糸に号数と合わせて記載されているので、見たことのある方も多いでしょう。この意味を知っておけば、ぴったりのものを選ぶための判断材料を増やせます。

1lbの釣り糸は450gの重さに耐えられる

ポンドは本来、重さを表す単位です。1lbが約450gに相当することから、1lbの釣り糸は約450gの力で引っ張っても耐えられることを表しています。太くなるほど強度も大きくなります。

ただし、この強度はまっすぐ引っ張った場合に限ります。実釣では釣り糸を結んで使用するため、強度はまっすぐ引っ張る場合の60%から80%程度に低下します。ですから、1lbの釣り糸で釣れる魚は300g程度までと言えます。

号数から強度を推定しよう

製品によっても違ってきますが、号数からおおまかな強度を推定できます。ナイロンやフロロカーボンの強度(lb)は号数の4倍(1号=4lb)、エステルなら5倍(1号=5lb)、PEなら15倍から20倍(1号=20lb)が目安です。

太い釣り糸には癖がある!対処方法を知っておこう

太い釣り糸は頑丈な反面、癖が付くのは避けられません。購入時の巻き癖や使用時の糸よれを直すのは多少面倒ではありますが、快適なゲームのためには欠かせません。やり方さえ知っておけば簡単に対処できます。

釣り糸の癖の対処方法

糸の癖を見つけたときは、強く伸ばせば改善できる場合が多いです。こちらの動画では、穂先の糸よれの直し方を紹介しています。多少の手間にはなりますが、癖がついたままでは支障が出てしまうので、こまめに直すのがベターです。

釣り糸の太さは適切なものをチョイスしよう!

実際のところ、どれくらいの太さを選べば良いのでしょうか? 狙う魚や釣法によって、適切な釣り糸は決まってきます。また大物に備えるために、いざという時に頼れる強度があるかも確認しておきましょう。

何を釣りたいのか

NEXT 何を釣りたいのか