エステルとPEはさらに細くて丈夫です。エステルなら0.8号で標準直径0.148mm、PEなら0.1号で標準直径0.054mmのラインが、ナイロンの1号と同じだけの強度を発揮します。特にPEは、ナイロンの1/3程度の直径で求める強度を得られるので人気があります。
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釣り糸の太さによって強度が変わる
過度の太さは必要ないとは言え、細ければ何でも良いわけでもないのが難しいところです。強度について知っておけば、どれが適しているのか判断するために役立ちます。一見難しそうに思えますが、分かってしまえば単純なことです。
釣り糸には強度が必須
釣り糸の強度とは、一定の力で引っ張った時に切れてしまわず元の形を保つ力を指します。狙う魚の重さや抵抗力に耐えられるものを使わないと、せっかく魚がヒットしても釣り上げることができません。
強度はポンド(lb)という単位で表されます。多くの釣り糸に号数と合わせて記載されているので、見たことのある方も多いでしょう。この意味を知っておけば、ぴったりのものを選ぶための判断材料を増やせます。
1lbの釣り糸は450gの重さに耐えられる
ポンドは本来、重さを表す単位です。1lbが約450gに相当することから、1lbの釣り糸は約450gの力で引っ張っても耐えられることを表しています。太くなるほど強度も大きくなります。
ただし、この強度はまっすぐ引っ張った場合に限ります。実釣では釣り糸を結んで使用するため、強度はまっすぐ引っ張る場合の60%から80%程度に低下します。ですから、1lbの釣り糸で釣れる魚は300g程度までと言えます。
号数から強度を推定しよう
製品によっても違ってきますが、号数からおおまかな強度を推定できます。ナイロンやフロロカーボンの強度(lb)は号数の4倍(1号=4lb)、エステルなら5倍(1号=5lb)、PEなら15倍から20倍(1号=20lb)が目安です。