ソリッドティップとは
一般的には中身が空洞の筒状となっているものが多いのがロッドです。ソリッドティップとは、ティップ(竿先)の中に空洞がなく中身が詰まっているティップのことを指します。釣り竿の穂先の種類のひとつになります。
ソリッドティップは釣り竿の穂先の種類のひとつ
ロッドはカーボンシートを芯棒に巻き上げた後、加熱して成型することで作られます。ソリッドティップは釣り竿の穂先の種類のひとつで、中身が詰まっているためにティップを細く柔らかく作ることができます。
ソリッドティップの構造
加熱して成型後に引き抜いて作られるものは、中空構造となっているチューブラーティップになります。ソリッドティップ構造とは、ティップ(竿先)の中に空洞がなく、中身が詰まっているティップ構造です。
ソリッドティップの見分け方
重要なのは硬さではなく、ソリッドティップの内径になります。それぞれ継ぐポイントがロッドによって変わります。当然太さも変わってくるので、ソリッドティップの内径(O/D2)とともに外径に注意します。
ソリッドティップのメリットとデメリット
ここでは一般的に言われるソリッドティップの長所短所について見ていきましょう。それぞれに注目ポイントがありますが、メリットとデメリットを2つに分けて解説します。最初はメリットからいきましょう。
ソリッドティップのメリット①.
食い込みの良さという点が、最初に指摘されるポイントとしては上げられます。注目は食い渋った時などや当たりはあるが乗らない時などです。そんな時には柔らかいティップが、魚の口の奥までエサやルアーを届けることができます。
ソリッドティップのメリット②.
しっかりと竿先まで曲がるので、ロッドの性能を充分引き出せるということが上げられます。クッション性が高い分ロッドが力を吸収するので、魚がルアーを咥えた際に違和感がなくなります。繊細な釣りはロッドで差がつきます。
ソリッドティップのデメリット①.
ゲーム性を追い求める人にとっては刺激が少ないというのが上げられます。詰まっている中身の分重さを感じるので、チューブラーティップに比べると感度がいま一つになります。さらに汎用性が少ないという点も。