池田容之と近藤剛郎とは?横浜バラバラ強盗殺人事件の犯人
池田容之は、なぜ残虐なシナリオを描くことができたでしょう。絶命してから行ってほしいと願い出るのも虚しく、息ある人間の首を躊躇なく切り落とすのです。まるで人間の体を借りた悪魔が宿っているありさまでした。
被害者は恐怖のあまり心張り裂ける思いだったはずです。チェーンソーで遺体は細かく裁断され遺棄します。残忍性を考察すると恨みがあるように感じますが、接点はなく自分の懐を潤わせるために命を奪っています。
少しの道徳心も感じられない男は、逮捕されておりますが共犯といわれている男はいまだ隠れ身であります。どんな思いで逃げているか定かでありませんが、海外に及んでいると囁かれています。
全く反省のないパートナーと巡り合ってしまったばかりに人生の構図は見事崩れ落ちます。現在の池田容之の姿と負った判決、極悪の裏に備わっていた優しい心、事件の概説も交えながら謎の正体である近藤剛郎にも傾注します。
池田容之の生い立ちと近藤剛郎との出会い
まじめな性分だからこそ、ゴールを決めると突き進むので、後戻りできなかったようです。家柄も品位のある家庭で養育されたお坊ちゃまの池田容之は、どのようにして悪の回路へ迷い込んでしまったか傾注します。
裕福な家柄なだけに苦労という免疫力が定着しなかったのでした。育った環境や池田容之の歩に迫ります。
池田容之は兵庫県横浜市の恵まれた家庭に生まれる
父親譲りの性格でありました。銀行員として顧客のお金管理を任される生業です。1円の誤差も許されぬ世界ですから終始チェックをしてミスないように傾注する姿は、池田容之の内面を映しだしているようであります。
経済的ゆとりある家で育った池田容之は、のびやかに成長します。心が荒む原因として貧困が挙げられますが、池田容之の環境は逆であり、何不自由なく暮らしておりました。
良好な家庭環境であったため、明るい性格の持ち主としてクラスメイトから慕われます。心の鏡のように家庭の光景は子供の表情へ出るといわれ、池田容之は問題もない暮らしぶりが伝わってくるようでした。
金銭管理する父の元、成人となった自分は金に溺れ罪を犯すことになろうとは、この時点では誰もが予知できませんでしたし、願ってもない出来事であったはずです。
池田容之は学生時代まじめで生徒会長になることも
クラスメイトからも一躍置かれた存在であります。生徒代表として熱心に活動をしていましたので思春期に訪れる、悪さをすることがかっこいいと誤認識する行動とは、無縁な学生ライフであったのです。
両親も息子池田容之を誇らしく思い、将来が楽しみだと微笑ましい会話をしたはずです。誠実に成長している光景は、他の父兄から羨ましく映ったことでしょう。
後世で国民が震えだす騒動の実行犯に変貌してしまうなど、微塵も感じられない年代でありました。誰もが、まっすぐに成長している池田容之少年に心配の目をかけることなく、順風満帆に歩んでいくものだとばかり思っていたのです。
時計の針が戻せるならば、やり直したいと家族一同が思ったことです。報道で、元同級生が犯人について語るインタビューを見受けますが、多くが暗くて印象が薄く考えていることが分からないような人だったと述べられます。
今回は真逆で、活発に行事へ参加をして意見を述べ健全な学生を過ごしています。まさかと声を失ったことでしょう。
池田容之は22歳の時に結婚し子宝にも恵まれるも離婚
家庭のために若きパパは、一家の大黒柱として一生懸命働きました。池田容之はまじめな性分ですので妻子に苦労はさせないと奮起します。誠実に勤める父の背中あっての行いでありプライドであります。
帰ると待っていてくれる自分の家族があるということは、どんなに幸せなことで支えであるのかを噛み締めながら、毎日帰宅するのです。
他人が同じ屋根の下で生活を共にするわけですから、意見が異なったり生活スタイルの違いは当然あります。少しづつの小さな目立たないヒビが、やがて亀裂となり修復不可能となります。
子はかすがいといわれますが、池田夫婦には響きませんでした。戸籍は他人となっても、父としての役割は守っていこうと心に誓ったのです。
親の勝手で貧しい思いはさせていけないと強く思うとともに、稼ぐことに尽力を注ぎます。離れて暮らす自分の血を分けた子にしてあげられることとは、毎月きちんと支払いをすることだと頭に置いたのです。
決断をする前に、もう一度娘のためを思ってスタート地点へ戻り、マイナスからやり直すつもりで修復できなかったものかと、全ての出発地点が離別から始まっています。
池田容之は娘に養育費を送るため職を転々とする
環境の変化についていけなかったでしょうか。お坊ちゃまであった池田容之は幼少期には、苦労したことのないような経済的危機を経験します。
今まで苦難が生じなかった平和な暮らしぶりでしたので、心はついていけずにおりました。定職に就けず、たくさんのジャンルの職を巡ります。
雇ってもらっては、受け取った金銭では生活できないと彷徨ったのでしょう。自分の生活費と娘のために必死に稼ぎますが、相当な負担であったはずです。
掛け持ちしながら、必死にやり繰りをします。現在の離婚率は急増していますが養育費をきちんと払われている実績は極めて低く、母だけの収入で生活しているシングルマザーが多いのです。
池田容之は、遅れることなく毎月きっちりと娘に送金し、彼女の生活を安泰させます。銀行員の父譲りのまじめさは生かされておりました。
父としての役割をこなしてくれるおかげで、池田容之の元妻も育児に充てる時間は増えますし、ゆとりも生まれ随分と助けられたことでしょう。
池田容之は近藤剛郎に誘われ覚せい剤密輸グループに所属
月に10万の養育費は、可愛い娘のためと思っても負担となっており、どうしたら実入りが増えるかを常に考えていたのです。瞑想中に、運命の巡り合わせなのでしょうか。手取りのいい仕事があると誘われます。
当時、暴力団関係の仕事を受け持っていたことから近藤とは顔見知りとなりました。深い仲になるうちにお金に困窮していることを相談を持ち掛けたのです。切羽詰まっていたのでした。
近藤からしても、タッグを組む男ができたと思ったのです。目指す先が同じ2人は、着々と進めていきます。人生とは願ったように成るものだと、池田容之は心満たされたはずです。
懐が潤うならと進んで実行する男を見て、何事にも恐れない度胸があると近藤はひと役買っていたといいます。頭脳犯である彼は、池田容之に重大な仕事を任せようか練っているのでした。
池田容之は関東連合の関係者だった?
日当の高い仕事を裏で与えてもらっては生活費を得ていたようで、稼ぎのいい仕事=悪いというイメージがあるようにブラックな部分があったのです。当然悪の引き寄せ法則かのように、似た同士が集まります。
思考が合うというのは即絆も深まるものです。池田容之と近藤もさほど時間をかけることなく闇の世界へ進んでいきました。バツイチであった池田容之にとって、必要とされていることに喜びを感じます。
孤独感を必死で消して生きてきたことでしょう。錆びついていた歯車に油が注がれ、ゆっくりと息を吹きかえすかのように、ゆっくりと動き始めます。
池田容之と近藤剛郎が起こした横浜バラバラ強盗殺人事件の概要
犯行を計画し依頼したのは近藤剛郎であり、操られて手を汚したのが池田容之であります。本来のまじめさが仇となってしまったのか、正義感ある男は断り切れなく、突き進むしかかなかったのです。
被害者はいずれも元暴力団の水本大輔と高倉順一
2名と池田容之は面識がありません。近藤が以前経営していた権利を譲渡したのが、水本と高倉で当時はマージャン店の共同経営者であると表面上はなっています。
裏では奪ったともいわれており、因縁の故に起こった騒動ではないかといわれています。勿論、揉める間柄であったわけですからカタギの世界の人間ではありません。
元暴力団員であり、悪を極めていた仲間内でした。身勝手なことに他人へ渡した店に愛着を消すことが出来なかったのでしょうか。
再びゲットしたいと心密かに思っており、死に追いやれば口論とならずに戻せると企みました。金のためなら二つ返事で行動をする池田容之を手下と慕っており、実行犯に任命したのです。
正義感強い男は、頼れたことに喜びを感じたのでしょう。今回の出来高として、今後の闇取引の立場を昇格してやるという条件を提示することで、快く了解をしタッグを組んだのです。
池田容之も昇格のチャンスなど願ったりだったのです。また大金が手に入ると顔はにやついたことでしょう。
似た者が集まるといいますが、まさに悪のオンパレードであります。善悪が判別できない集団には死もさほど重くないようでありました。
被害者はホテルで生きたままチェーンソーで首を切断
商談の話しをしようと呼び出したのでしょうか。面識のない相手を密室となる部屋へ呼び出すには、警戒されないようにしなければなりません。
人間、お金が絡むと判断力も鈍るものです。大金であれば当然ではないでしょうか。法に反する話であるから隠れて行いましょうと言葉巧みに持ちかけたはずです。
実際に被害者の内の一人から約1300万円を奪っていることから、大きな物品を動かす取引を架空に作っていたことが明らかです。
風呂場へ連れ出すと、最期に家族へ連絡させてほしいと懇願するも受け入れず悍ましい殺害方法にて絶命させるのです。潔いともとれる池田容之の躊躇のなさは、道徳心の欠片もなく血が通わなくなった機械のようでありました。
娘の為に一生懸命お金を工面し、不自由させてはならないと自分に言い聞かせ悪へ進んだことでしょう。初めのきかっけは余分なお金が欲しいからでありました。
いばら道を突き進むうち心は麻痺し、生の大切さも分からなくなってしまったのでしょう。学生時代の優等生池田容之はどこに置き去りとなってしまったでしょう。
ホテル側も大きな損害被害となったものです。
遺体をバラバラに解体し横浜港や山梨の山中に遺棄
息ある姿で、チェーンソーをちらつかせ味わう恐怖は想像もつかないもので心張り裂ける思いであったことでしょう。首を斬り落とすと大工が材料を寸法に合わせで切り刻むかのように手際よく細かくしていくのです。
初めての経験だったでしょうが、非常に手慣れており迷いなく刃を向けている姿は、鉛の心臓の持ち主であると察します。ホテルから出る際は、騒動になることを恐れ気を遣います。
スーツケースに詰め込み、旅行客と紛れるようにして姿を消しています。後に部屋清掃で訪れた従業員は、腰を抜かしたことでしょう。数分前まで、命の灯が消えた悍ましい現場であったのです。
デートスポットにもなっている横浜港で、後日浮かんでいるマネキンかと思う手足が発見されたことで事件が明るみとなります。
目撃した人はトラウマとなったはずです。食事も喉通らなかったことでしょう。運命とはときに残酷なエピソードを起こすのです。
池田容之の犯行動機は「グループの上層に上がるため」
足を踏み入れたのは、養育費を払い自分も生活のゆとりを作るためでありました。いつしか目標は悪の上に君臨することと変わっておりました。生徒会長を務めあげた元優等生は負けず嫌いであったことでしょう。
どうせ目指すならばトップだと上昇志向が強いことは学び多き人生となるでしょう。人間として色濃い人生とするためにも今、池田容之が属すグループからは遠のくことが賢明です。
行く先である突き当りは牢獄への扉であります。違うジャンルで奮起し追求心を高めることは、教養がつきますが、闇世界で上を目指しても汚いお金で生計を立てるのです。
娘は知ったとき、心底感謝の念を述べるでしょうか。何も知らずに毎月受け取っていた元妻も、汚れたお金だろ事実をしったとき、心痛んだはずです。
相談さえあれば減額の交渉もできたかもしれませんが男としてのプライドは許さなかったでしょう。
死体遺棄容疑で確保された3人は麻薬取締法違反で逮捕された
池田容之の舎弟分3人は、運んだ荷物が人だったことは全く聞かされておらず、指示通りに行動したと語ります。罪逃れから閃いた嘘であるのか、真実かは定かとなっていません。
マージャン店を手にしたいがために罪ない2人を殺め、ゴミのように扱う光景は地獄絵図です。計画に書類などは当然ありませんし証拠として残るようなメール文もないです。
口頭で指示されて陰で動いているので、運搬業務も本人たちは知りませんといえば、それにのっとった罰を確定する他ありませんでした。懲役3年執行猶予5年と軽い刑量になっています。
池田容之の殺害現場での異常行動
人間の体の中に悪魔が乗り移ってしまったのでしょうか。娘を想い毎月の父の役目を忠実に果たしていた若きパパ池田容之は、豹変するのです。詳細をみていきます。
近藤剛郎から殺害を依頼されただけで被害者と面識はない
まじめなことを逆手に取り近藤は池田容之を扱います。池田容之も頼られている達成感を誇りに思ったことでしょう。すでに池田容之の頭の中では、どうやって殺害をしていこうか構図ができていたとされます。
会議の事前準備かのように入念にシュミレーションしたのでしょう。チェーンソーは威力が強いため騒音も凄まじいです。太くて頑丈な木を切り倒すわけですから、いとも簡単に真っ二つです。
怪しまれては計画は失敗に終わり今後の仕事にも支障を起こすため、池田容之は完璧犯罪を目標にするのです。撮影の作業で音が出ますとホテル側へ予約時に伝える入念さです。
肩まであるヘアをなびかせ歩く池田容之をカメラマンや芸能関係の仕事をしている人物かと悟ったことでしょう。恐怖を感じたことはなかったでしょうか。
彼自身も素性がバレないよう徹底していましたので、やり取りも丁寧に意識しました。頭の中に浮かぶお金を想像しては自分にやるしかないことを念じたのかもしれません。
生きたまま首を切断するという残虐な行為
助けてほしいと懇願し怯える男2人に対し、ヘアカットする子供を促すように動いたら切れないことを冷静に伝えます。池田容之にとって前日からじっくり考慮して及んだため、落ち着き払っていたのです。
それもそのはずで、絶命させる道具をセレクトしたのは池田容之なのです。彼の中でシナリオはできており、実行へ移すだけ準備万端でした。
一般的に挙げられる道具として包丁やロープですが、マイナーな物品を持ち出すあたり、豪快なパフォーマンスをして、上司である近藤にインパクトを与え、評価をしてもらいたかったのかさえ感じます。
もう逃げられず死しか行く先はないと被害者は悟ったのでしょう。最期に家族へ電話がしたいと願いでます。バツイチの池田容之は所帯持ちの気持ちを痛感するかと思いきや、相手の気持ちを汲み取ることなく容赦しませんでした。
まさか残虐な方法で人生を遂げるなど、部屋のドアノブを触れるまで想像もしていなかったでしょう。元暴力団であったことから、数々の悪を犯してきたはずです。
今は更生をし全うに働いていこうと誓っていた矢先に閉ざされた幕は、無念であったはずです。残された遺族も姿なき仏には、怒りを通り越した怨念を池田容之に取りつかせたいとも思うはずです。
被害者の命乞いには笑いながら指を切り落とし聞く耳を持たず
辺りは血の海です。麻酔も氷で冷やさずに及んでいることから、痛みで失神してしまいそうでした。極道映画でさえ、へまをした際の納めとして指を切る行為は、血を固めてから施します。
彼らは痛みよりも、指よりも欲しいのは命なのです。出血死にもなってしまいそうでありますが、彼にしてみたらチェーンソーショーを高めるための、準備体操であるのです。
苦しませて恐怖を十二分に与え死を迎えることが、最高のシナリオでした。恨みがあるわけでもない相手に、よく酷い仕打ちができるものです。
ホラー映画さながらの演出に誰もが目を覆いたくなる光景でありました。
首の切断後は罪悪感はなく犯行メンバーと平然と会話
人は恐怖を体験すると手足が震えますが、池田容之にとってみたら感情も湧かない行為であり、その先に見える札束しか見えなかったのでしょう。
人形みたいだと呟きながら、工場の作業のようにゴミ袋へ肉片を入れています。池田容之はまっすぐな性格でした。生徒会長をこなしているときは学校のために動き、結婚すれば妻子中心の生活に変えました。
今はというと、養育費のためとはいえお金の亡者になり、一度味わった贅沢な生活を下げたくなく、もっと上へと目指したのです。
それ故に他人の気持ちは全く関係なく、ゴールさえ到達できればいいと身勝手な思考になってしまったといえます。まじめが仇となった悪のスパイラルなのです。
池田容之の裁判と判決
悍ましい事件から約4カ月ほどたったある日、池田容之まで警察捜査の手が伸びガッチリと確保されました。逃げれないと悟ったか、うつむきながらの暮らしに疲れたのでしょうか。
あっさり罪を認めて連行されます。
裁判員裁判で池田容之は初の死刑判決となった
裁判員制度が加担となってから、どういった判決になるのか注目されていた池田容之の残虐事件は、法廷でも異例を起こします。
裁判長から死刑を告げられた池田容之でありますが、重い罪なので控訴をと促しがあります。抵抗しても無駄だと諦めの気持ちもあったことでしょう。控訴を取り下げて極刑で確定となっています。
家族に電話もできずに孤独に苛まれ、恐怖に怯えながら逝った被害者の心中を察すると、大変冷酷だとして、池田容之には一番重い刑が科せられます。
横柄な態度で男らを手玉に取って殺めていった面影はなく、真摯に罪と向き合う姿勢を示します。元の性分はまじめで間違ったことが許せないまっすぐな男です。
いつしか娘のためではなく、自分の手元に残る金銭目的となり金に溺れました。池田容之はやっと目を覚ましたことでしょう。走馬灯のように娘が頭を駆け巡ったのではないでしょうか。
初公判では9のつの罪に問われ池田容之は容疑を認める
全ての労力をチェーンソーで使いきってしまったのでしょうか。否定も黙秘もすることなく、質問がきたことに忠実に受け答えをする姿勢は、幼いときの養育がしっかりなされた術だとうかがえます。
服装もきちんとスーツを着てネクタイを締めた正装で挑みました。逮捕時のサーファーのようななびく長髪はサッパリ丸められ、整えてきたであろう姿勢がうかがえます。
手錠掛けられてしまった以上は、逃げもできませんし、きちんと罪を償うという気持ちの表れなのかもしれません。離婚して一人になってから池田容之の歯車が合わなくなりました。
孤独をどこかで感じていて、人に頼りにされれば嬉しく思い、期待に応えようと奮闘します。距離を縮めビジネスのパートナーとして手を組み絆を深めていきました。
相手は近藤という極悪人でなければ結果が違った方向へ向かっていたはずです。
池田容之が麻薬王にあこがれていたことを警察が明かした
アカデミー賞にもノミネートされた有名作品です。麻薬を取引しながら巨額の資産を構築していく男の半生を作品にしたDVDをみて、強く憧れを抱いたといいます。
池田容之は男の行動ではなく、背後に潜む財産を多くゲットしたかったのではないでしょうか。幼少期から苦労をしたことのない富裕層の環境は、自分にお金さえあれば整うと悟ったのでしょう。
懐潤えば娘にも余分に送金できるとまで考えていたかもしれません。女の子はオシャレが好きですから、洋服や靴など買ってあげたいと密かな夢を抱いていたことでしょう。
池田容之が殺めた被害者のように最期の願いは、叶えられず死して外へ解放されるのです。儚くも相手にした行動がそのまま自分へ返ってくる形となりました。