食糧人類のネタバレ解説!マンガの内容や最終回は?打ち切りの噂も?!

伊江はナツメを置いて施設に閉じ込めることは、到底できないことだと反発します。

伊江を決断させたのは映像に写ったナツメでした。「閉めろ」とつぶやいているのが見えたのです。

伊江はその後のナツメの「じゃあ、またな」という言葉を胸に残し脱出します。この言葉は伊江がナツメに教えた友達へ言う別れの言葉だったのです。

化け物は狂牛病の理屈で絶滅した

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「どうやって化け物たちが絶滅したのか」それは後に山引が教えてくれます。現代でも1986年にイギリスで発症した「狂牛病」にプリオン病が深く関わっていたことを語ります。

最終的に人間にも感染することもあり、脳みそがスカスカになってしまう恐ろしい病気です。その一つの原因として考えられるのは強いストレスを与える「共食いの連鎖」でした。

どこかのタイミングで発症したプリオン病を元に、化け物を根絶やしすることに成功したのです。

主人公とナツネと山引が再会し終了

物語のラストでは逃げ延びた3年後の世界が描かれています。カズと部屋をシェアして生活する二人、おぐっちゃんは一連の出来事を本にし「時の人」となりました。

罪悪感が消えない伊江は置き手紙を残し、施設のあった場所に向かい永遠と軍隊が吹き飛ばした施設跡を彫り続けます。そのうちに力尽きて意識を失うのです。

夢なのか、幻覚なのかナツメと山引に再会した伊江は、ナツメ達から化け物が全滅したことを知り一緒に帰ろうと誘います。

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しかし、丁重に断られてしまいます。そして、カズに起こされ伊江は現実へ戻ってくるのです。いつの間にかにいたのはバスの停留所でした。

ベンチには「伊江、またな」と書いてあり、夢じゃないことを伊江は認識し、前向きに生きることを考えるのです。

食糧人類は打ち切りにされた?

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どうしてもストーリ性が大きいと、いざ完結し終わった時に真っ先に疑われるのは「打ち切り?」という意見です。

人気があればあるだけこの意見は増えてゆくのですが、人気漫画は編集者も終わらせたくない所、この話はしっかりと打ち切りではなく完結しているようです。

おそらく最期の化け物を倒すシーンが若干こじつけもあったのかなというところもあり、様々な意見が出たようです。

食糧人類のマンガ版と原作小説の違いは?

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この記事を読んで頂いて初めて知った方もいるでしょう。原作の小説とマンガはどれくらい話が違うのか気になります。

原作をそのまま忠実に再現するマンガ家もいれば設定だけ原作を使用する人もいます。実際に両方読み比べてみないことには分からないところはあります。

この後は小説の食糧人類ネタバレにはいります。

食糧人類の原作小説には主人公・伊江は登場しない!

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食糧人類ネタバレその1は、最大の違いは、マンガに出てきた主人公の伊江は小説では登場しません。伊江は完全なオリジナルキャラなのです。

大まかな人類が食糧という設定は変わらず得体の知れない生物と戦うのも変わりません。

食糧人類の原作小説の前半のメインはナツネ・山引

食糧人類ネタバレその2は、伊江がいない小説で活躍するのは、ナツメと山引です。彼らが前半はメインでストーリーを引っ張ります。

後半はマンガには出てこない、それぞれメインになる役どころが用意されていました。

それでも最後まで出てくるのは、ナツメと山引、小説での結末は全く違うのでしょうか。

食糧人類の原作小説のラストはナツネ・山引が巨大生物に一矢報いる

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食糧人類ネタバレその3は、小説では完全に化け物の退治は出来ませんでした。しかし、化け物にしっかり報復しています。

小説の中では、裏切ったと思われた山引が実は何年間も研究を重ね報復を狙っていました。そして一角の化け物に毒を撒くことに成功します。

山引は150年で支配種族が変わるという仮説もたてており、化け物の時代も、もう終わることを物語って膜を閉じました。

食糧人類が漫画を通して伝えたいこととは?

どのマンガにも言えることですが、様々な世界観が存在します。現実では決してありえないこの状況ですが、一つだけのシーンでは重ねることも可能です。

感じることは人それぞれ違いますが、温暖化が進んだ時に楽をして大切な決断を宇宙人に任せてしまったこと、支配されることはどういうことなのか警告が込められているようにも感じます。

また、知識がない中で育ったナツネの存在が、異様に真っ直ぐで純粋で、本来の人間の姿を連想させました。

食糧人類の魅力は?迫力のアクションと王道の設定が魅力的!

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題名からして人目を引く「食糧人類」は設定のグロさと絵の綺麗さで話題を呼びました。現実にはありえない設定なので、安心して読める人もいるでしょう。

描写がグロテスクでも、話は敵と味方に分かれ、敵に立ち向かう主人公たちでストーリーが進むため「王道」と言えます。

食糧人類の魅力①今までにない設定

ネタバレしているので言えますが、「王道」のストーリーです。異色に感じるのはやはり出てくるキャラの存在感でしょうか。

また、地球で現在により近い設定のため、連想できてしまうリアルさが今までにない設定として魅力を感じた人が大勢いました。

食糧人類の魅力②画力が高く化け物の恐ろしさが際立っている

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より化け物をリアルに描くことで、臨場感が増しました。普通の感覚の伊江を入れたことでも読者の共感を呼びます。

画力の高さから、殺し合いのシーンなどはゾッとするほど恐ろしく感じられます。

食糧人類の魅力③主人公たちのタフさがかっこいい!

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どんなに敵が叶わなそうでも決して最後まで諦めない主人公たちに、読者は魅了されました。

現実に考えると宇宙人と戦うのに5人は心細いものです。マンガの設定の細かさと作り上げられた世界観でどんどんと追い詰めていく様は爽快感すら湧いてきました。

SFマンガが好きな人にはたまらない面白さがつまった作品です。

食糧人類の残念な部分とは?

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今回の記事で食糧人類ネタバレをしてきましたが、どうしても設定が受け入れられない人もいます。そもそも怖い話が得意じゃない、殺し合いは嫌!という人もいるでしょう。

せっかくの良い作品なのに、読むに至らない残念な部分を少しお伝えしましょう。

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