てるくはのる事件とは?犯人岡村浩昌の生い立ちや動機、暗号の意味も

日本国民に大きな衝撃を与えたこの事件。罪のない子どもの命が奪われ、てるくはのるという暗号を残して犯人も自殺してしまいました。国民の批判を受けることとなったこの事件の概要や、てるくはのるの意味、犯人岡村浩昌の犯行動機から事件時の足取りをまとめました。

この記事をかいた人

オカルト関連や生物関連の記事記事を執筆する意欲にあふれています。よろしくお願いいたします。

てるくはのる事件とは?

geralt / Pixabay

今回お伝えする殺人事件は幼い子供の命が奪われるという非常に後味の悪い殺人事件です。そしてこの事件の犯人が謎の暗号を残して自殺した点やそれによる警視庁の失態という点でも話題になりました。ここではこの事件の簡潔な内容について見ていきたいと思います。

1999年に京都で起きた殺人事件

この事件はまだ小学生の少年が顔を隠した男性によってナイフによって刺殺されました。この男性は犯行の後自転車を使って逃げています。非常に痛ましいこの事件には犯行の際に残したとされる文字があり、それが今回の事件が非常に注目されるものとなったのです。次から犯人が現場に残した謎の文字について迫っていきます。

犯行文章に「てるくはのる」の文字

cocoparisienne / Pixabay

今回の事件が行われた現場には殺害の際に使用されたとされる凶器類や犯人が書いたとされる手書きの紙が残されていました。そしてそれらには今回の事件に関する内容や犯人自身が学校に恨みを持っていたこと、自身を探すなといった事などが書かれていました。

しかしこの文書の中で最も奇妙な部分はてるくはのると書かれた文で、あまりにも意味不明なこの文字の並びが、何か犯人の重要な意味を含んでいるのではないかとマスコミを中心とした報道によって知った人々の間で噂となり、この文字に関してあらゆる憶測が飛び交うようになったのです。

てるくはのる事件の捜査の流れ

Free-Photos / Pixabay

このようにして犯人が残した非常に奇妙な文字列から話題になったこの事件ですが、今回の事件について様々な捜査を行いました。ここではその内容について、日にちの順を追って説明していきます。

事件当日1999年12月21日犯行

当日の捜査は、被害者の子供の学校から少し離れた距離にある公園内で犯人のものとみられる血が付着した衣類品や逃げた際に使用したと考えられる自転車の発見といった内容でした。これ以外にも新品のナイフが捜査によって現場から発見されています。

そして捜査の結果、この自転車は防犯用の登録がされており購入先の店舗も判明しました。その結果購入した人物は山崎という人物で、犯行現場の近くの店舗の住所が登録の際の住所として記載されていることが分かりました。

12月30日に犯人と似た人物を確認

niekverlaan / Pixabay

そして9日後、ついに犯行場所から少し離れた場所にあるホームセンター内で現場で発見された凶器と同じものを購入していた男性がいたことが分かりました。更に店の防犯カメラの映像の姿から容疑者の姿と似ていることも確認され、捜査の足取りが一気に進むこととなりました。

1月28日に犯人画像を公開

そしてこれまで容疑者にマークしていた男性の顔写真が公に公開される事になります。しかしながらこの人物以外にも、実は犯人なのではないかとこちらの男性を疑う以前にマークしていた男性がいました。

その男性は犯行現場近くに住んでいる20代の浪人生の男性をマークしており、その最大の理由は彼が学校の子供の教育の為の制度に対して不満を持っている人物だからだとされています。このように複数の容疑者がいた今回の事件ですが、この後警察は20代の男性の逮捕に踏み切ることとなります。

てるくはのる事件は2月5日に急展開|警察への批判も

こうして犯人の姿が明らかになっていった今回の事件ですが、事件は急展開を迎える事になります。ここでは犯人である20代の男性を逮捕するまでの詳細な内容と、犯人の自殺によって起こった警察の批判についても触れていきたいと思います。

午前7時頃に警察が岡村浩昌に任意同行を求める

Alexas_Fotos / Pixabay

NEXT 午前7時頃に警察が岡村浩昌に任意同行を求める