巨大生物の特徴は、知能が高いことに加えて、増殖する能力に優れ、カロリーを大量に摂取することです。それが故に共食いも行われ、母国は朽ち果てました。
そのことを教訓に、計画したのが先に「ゆりかご」の存在と「増殖種」の存在があります。母国から計画の為に地球に乗り込んだのです。
そして大量のメタンガスを発生させ、食糧を出さないのであれば、地球を住めない環境にすると脅しました。
人類を発展させ食糧にする計画を立てていた
所長である和泉新太郎はナツメの首を切り完全に増殖種の存在をなくし、巨大生物を施設に閉じ込めて共食いさせ絶滅を図ります。
しかし、クイーンの手が職員の花島に及び計画は失敗に終わります。そこからクイーンの嘆く声が花島から伝えられるのです。
人類が猿の時代から計画は始まっており、育て上げて地球の王になるまで時期を待っていたのです。人類は食糧となるために発展させられた事実を告げられます。
クイーンを生み出した
先駆者たちが身を粉にしてまで、探した地球、時期がくるまで相当な時間が必要でした。
母星を滅ぼしてしまったこともあり、地球に対応できるよう改造されて今のカマキリのような形に留まったこと、生殖機能をもつ「クイーン」ができたことも明らかになります。
Contents
食糧人類の最終巻のネタバレ内容を紹介!打ち切りって本当?
すでに終わりまで見えかかった食糧人類ネタバレですが、想像したラストになるのでしょうか。絵がないので、グロテスクには感じなかったかもしれません。
しかし、マンガでは詳細まで描かれており、危機感溢れる仕上がりでした。最終的に伊江とカズとおぐっちゃんは脱走に成功しました。
化け物が地球へ解放された
クイーンに洗脳された花島の手で地球への扉は開かれてしまい、化け物は飛び立っていまいました。
すぐに世界中に飛び立ってしまた化け物たち、災害になりこのまま地球も滅亡を迎えてしまうのかと誰もが思います。
ナツネのクローンを作りクイーンに挑む
しかし、和泉新太郎に殺されたと思われたナツメは山引の体内で生き残っていました。そして山引から分離することに成功、一人でクイーンに挑もうとするところを山引に引き止められます。
そして作戦を受け入れるナツメ、山引はどんどんとナツメを少しずつ食べては、たくさんのナツメを生み出していくのです。赤ちゃんで生まれてくるナツメですが成長は驚異の速さで育ちます。
山引は顔からもナツメを生み始め、とうとう原型を保つことができずに、いなくなってしまうのです。
ナツネは地下で食われ続けることになる
臨戦態勢が整った大勢のナツメたちは自分の体を犠牲にクイーンに挑みに行きます。ずっと食べ続けられることはナツメの中では分かっていたことでした。
そこでクイーンが食べても食べてもすぐに復活するナツメを見て「増殖種」がまだいたことを知り歓喜の声をあげるのです。
その声は全世界に響き渡り、増殖種を求めて一斉に化け物たちは施設に返ってきます。恐るべき繁殖能力のためすでに施設内に入り切る数ではなくなっていました。
化け物は共喰いを始め絶滅した
施設に入り切らない化け物たちは共食いをし、施設の中では永遠にナツメが食べられては回復するのを繰り返します。
そして、おぐっちゃんが一言、施設の扉を閉めようと提案するのです。生存競争が激しい彼らは少しでも数が少ないほうが、増殖種にありつける可能性に掛けたのです。
伊江はナツメを置いて施設に閉じ込めることは、到底できないことだと反発します。
伊江を決断させたのは映像に写ったナツメでした。「閉めろ」とつぶやいているのが見えたのです。
伊江はその後のナツメの「じゃあ、またな」という言葉を胸に残し脱出します。この言葉は伊江がナツメに教えた友達へ言う別れの言葉だったのです。
化け物は狂牛病の理屈で絶滅した
「どうやって化け物たちが絶滅したのか」それは後に山引が教えてくれます。現代でも1986年にイギリスで発症した「狂牛病」にプリオン病が深く関わっていたことを語ります。
最終的に人間にも感染することもあり、脳みそがスカスカになってしまう恐ろしい病気です。その一つの原因として考えられるのは強いストレスを与える「共食いの連鎖」でした。
どこかのタイミングで発症したプリオン病を元に、化け物を根絶やしすることに成功したのです。
主人公とナツネと山引が再会し終了
物語のラストでは逃げ延びた3年後の世界が描かれています。カズと部屋をシェアして生活する二人、おぐっちゃんは一連の出来事を本にし「時の人」となりました。
罪悪感が消えない伊江は置き手紙を残し、施設のあった場所に向かい永遠と軍隊が吹き飛ばした施設跡を彫り続けます。そのうちに力尽きて意識を失うのです。
夢なのか、幻覚なのかナツメと山引に再会した伊江は、ナツメ達から化け物が全滅したことを知り一緒に帰ろうと誘います。
しかし、丁重に断られてしまいます。そして、カズに起こされ伊江は現実へ戻ってくるのです。いつの間にかにいたのはバスの停留所でした。
ベンチには「伊江、またな」と書いてあり、夢じゃないことを伊江は認識し、前向きに生きることを考えるのです。
食糧人類は打ち切りにされた?
どうしてもストーリ性が大きいと、いざ完結し終わった時に真っ先に疑われるのは「打ち切り?」という意見です。
人気があればあるだけこの意見は増えてゆくのですが、人気漫画は編集者も終わらせたくない所、この話はしっかりと打ち切りではなく完結しているようです。
おそらく最期の化け物を倒すシーンが若干こじつけもあったのかなというところもあり、様々な意見が出たようです。
食糧人類のマンガ版と原作小説の違いは?
この記事を読んで頂いて初めて知った方もいるでしょう。原作の小説とマンガはどれくらい話が違うのか気になります。
原作をそのまま忠実に再現するマンガ家もいれば設定だけ原作を使用する人もいます。実際に両方読み比べてみないことには分からないところはあります。
この後は小説の食糧人類ネタバレにはいります。
食糧人類の原作小説には主人公・伊江は登場しない!
食糧人類ネタバレその1は、最大の違いは、マンガに出てきた主人公の伊江は小説では登場しません。伊江は完全なオリジナルキャラなのです。
大まかな人類が食糧という設定は変わらず得体の知れない生物と戦うのも変わりません。
食糧人類の原作小説の前半のメインはナツネ・山引
食糧人類ネタバレその2は、伊江がいない小説で活躍するのは、ナツメと山引です。彼らが前半はメインでストーリーを引っ張ります。
後半はマンガには出てこない、それぞれメインになる役どころが用意されていました。
それでも最後まで出てくるのは、ナツメと山引、小説での結末は全く違うのでしょうか。
食糧人類の原作小説のラストはナツネ・山引が巨大生物に一矢報いる
食糧人類ネタバレその3は、小説では完全に化け物の退治は出来ませんでした。しかし、化け物にしっかり報復しています。
小説の中では、裏切ったと思われた山引が実は何年間も研究を重ね報復を狙っていました。そして一角の化け物に毒を撒くことに成功します。
山引は150年で支配種族が変わるという仮説もたてており、化け物の時代も、もう終わることを物語って膜を閉じました。
食糧人類が漫画を通して伝えたいこととは?
どのマンガにも言えることですが、様々な世界観が存在します。現実では決してありえないこの状況ですが、一つだけのシーンでは重ねることも可能です。
感じることは人それぞれ違いますが、温暖化が進んだ時に楽をして大切な決断を宇宙人に任せてしまったこと、支配されることはどういうことなのか警告が込められているようにも感じます。
また、知識がない中で育ったナツネの存在が、異様に真っ直ぐで純粋で、本来の人間の姿を連想させました。
食糧人類の魅力は?迫力のアクションと王道の設定が魅力的!
題名からして人目を引く「食糧人類」は設定のグロさと絵の綺麗さで話題を呼びました。現実にはありえない設定なので、安心して読める人もいるでしょう。
描写がグロテスクでも、話は敵と味方に分かれ、敵に立ち向かう主人公たちでストーリーが進むため「王道」と言えます。
食糧人類の魅力①今までにない設定
ネタバレしているので言えますが、「王道」のストーリーです。異色に感じるのはやはり出てくるキャラの存在感でしょうか。
また、地球で現在により近い設定のため、連想できてしまうリアルさが今までにない設定として魅力を感じた人が大勢いました。
食糧人類の魅力②画力が高く化け物の恐ろしさが際立っている
より化け物をリアルに描くことで、臨場感が増しました。普通の感覚の伊江を入れたことでも読者の共感を呼びます。
画力の高さから、殺し合いのシーンなどはゾッとするほど恐ろしく感じられます。
食糧人類の魅力③主人公たちのタフさがかっこいい!
どんなに敵が叶わなそうでも決して最後まで諦めない主人公たちに、読者は魅了されました。
現実に考えると宇宙人と戦うのに5人は心細いものです。マンガの設定の細かさと作り上げられた世界観でどんどんと追い詰めていく様は爽快感すら湧いてきました。
SFマンガが好きな人にはたまらない面白さがつまった作品です。
食糧人類の残念な部分とは?
今回の記事で食糧人類ネタバレをしてきましたが、どうしても設定が受け入れられない人もいます。そもそも怖い話が得意じゃない、殺し合いは嫌!という人もいるでしょう。
せっかくの良い作品なのに、読むに至らない残念な部分を少しお伝えしましょう。
食糧人類の残念な部分①キャラクターが設定に負けている
キャラが決して弱いわけではありませんが、テーマが宇宙となると、どうしてもキャラクターが太刀打ち出来ないと思う人も多いようです。
設定にキャラクターが負けてしまうのですね。もう少し化け物の弱点が明確に書かれて入れば読者も引き入れられたか可能性があります。
食糧人類の残念な部分②世界設定にツッコミどころがある
リアルさを追求して現在の日本によリ過ぎた設定から、マンガでの世界設定にも異論がありました。
SFマンガでは完璧に現代離れすることで、違う世界観を演出するマンガもすくなくありません。
読者に臨場感を持たせるのか、完璧なSF作品にするのか難しい問題でしょう。
食糧人類の残念な部分③グロテスクなので耐性がない人に勧めれない
作品自体は良くても、やはり残酷なシーンは食糧人類に欠かせない場面となります。ここまでネタバレして興味を持っても実際に手にとることを躊躇してしまう人もいるでしょう。
その場面から、ストーリーが成り立つため、グロテスクな描写が受け入れない人は読むことが難しいでしょう。
グロいマンガを読むのは異常なの?
考えてしまいがちですが、現実で直視出来ない物が、マンガだと読めるのは異常なのか考えてしまう人もいるようです。
特に、事件が起きるとこのようなマンガ、本を読んでいたと取り上げられることもあります。実際に関係性があるのかどうか気になりませんか?
現代社会に垣間見える風潮
ある心理臨床家に話を聞いた所、大変興味深い考え方がありました。
今の現代社会では殴り合いなどのや血を流す現場をめったに見ることがない背景が、マンガに対する興味を引き出しているのでは?という意見です。
確かに現代では、暴力は悪としてとらえられ、生々しい映像がドラマやアニメでも規制の入るようになりました。
人間はなれる生き物
しかし、やはりグロテスクな絵や描写を見ることで、何も感じなくなったらおかしいのかと気にしてしまう人もいるでしょう。
これは、人間に備わった耐性だと語っていました。何事も経験することで物足りなくなってくるのも自然なことのようです。
すべての物を抑え込むのが良いことではない
一番怖いのは「知らない」ということと下手に「禁止」してしまうことだと語ります。興味を持った時に一緒に向き合うのが大切であると語ります。
犯罪の裏に見え隠れする読み物などは、きっかけに過ぎず他に原因があることがほとんどだそうです。
少しの刺激なら欠落している感情の埋め合わせにもなり、社会感を見直す意味でも有効だと語りました。
グロい人気漫画特集
実は実際に映画化されるほどの人気を誇るマンガもあります。かなり内容は濃くなって描写もグロテスクな物が多いようです。その中でも何作品かおすすめを紹介します。
作品の紹介をするため、ネタバレも含むため注意して下さい。
GANTZ
37巻もの長い話になった「GANTZ」大人気を誇り、アニメ化も映画化もされています。話の内容は主人公が人助けのために電車に飛び込むことから始まります。
そこから全く知らないマンションで目が覚め集められた人々に渡されるミッションを次々に挑んで行くのです。
ネタバレですが、脱落者には死が待っていて容赦ない描写が描かれています。
約束のネバーランド
絵は可愛らしいのですが、読んでいてゾッとするマンガが「約束のネバーランド」です。未だ完結しておらず、続きを期待するファンが大勢います。
舞台になっているのは孤児院のグレースフィールドです。優しいママに囲まれて過ごす毎日は幸せ一杯の日々でした。
ネタバレ箇所は、定期的に引き取られていく兄弟たち、ある日引き取られているのではなく、鬼に食べられるために出荷されていることを知るのです。その運命やいかに?
神様の言うとおり
5巻で完結していますが、「神様の言うとおり弐」も発売されるほどの人気がありました。
舞台は高校、ある日突然だるまが登場し、様々なゲームに強制参加させられます。ネタバレとしては、最初の段階で生き残るのが主人公だけという斬新な始まりから目を離せません。
映画化もされており、残虐性や高校生をテーマにしたことから話題を呼びました。
カラダ探し
シリーズ物として続編も出ている「カラダ探し」の舞台も高校です。突然、「私の体を探して」とお願いされることから始まり、同じように頼まれた人だけ真夜中に学校にいるという現象に見舞われます。
学校で毎日全部の体を見つけるまで殺されて、また昨日に逆戻り、一体どんな結末が待ち受けるのか気になる作品です。他のおすすめのマンガの情報はこちらをどうぞ。
ホラー・サスペンスとして人気を誇るディスマンについて詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
食糧人類はのSF好きにオススメの完結済みマンガ!
食糧人類ネタバレを含めて紹介してきましたが、人気が出ただけあり、良い評価と酷評にわかれます。
物語は読みやすい印象で、グロテスクな部分が大丈夫であれば、満足して頂ける読み応えのあるマンガです。
この記事を読んでいただいて気になった方はぜひ手にとって読んでみて下さい!
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