ジミー大西とは?
「やってる、やってるぅ」、「お前もがんばれよ!」など、さまざまなギャグを駆使して一躍有名になり、人気お笑い芸人の仲間入りをします。
この下地があったからこそ、絵の才能が見出され、後に画家への道を進むきっかけになるのです。
ジミー大西のプロフィール
吉本に入社後、明石家さんまと運命的な出会いを果たし、運転手を兼ねながら、さまざまなネタを仕込まれていきます。
このころは、まだ絵画の世界とは全く無縁な場所で、ただひたすらお笑いの修業時代を送っていました。
ジミー大西の経歴
修業の成果が実り、お笑い芸人としてブレイクし、その絶頂期にテレビ番組の企画がきっかけとなって、皆に笑いの才能を惜しまれつつ、単身画家への道を進みます。
ある程度のキャリアを築いてから、別の仕事をすることは、本当に勇気がいる行動です。今までの世界から全く別の世界でもある、絵を描くことにシフトしたその決断には頭が下がります。
ジミー大西は絵が上手い!?
ジミー大西の絵は、明るい色で隅々まで彩られおり、キャンパスいっぱいに寸分の隙もなく描かれています。とてもではありませんが、素人が描けるようなシロモノではありません。岡本太郎氏をはじめ、本物の芸術家からも絶賛されました。
ジミー大西の絵が100万円単位で売れた!?
フランスの有名なワインのラベルのように、100万円単位で取引されたものもあります。また、ネットオークションも含めて絵画に関しては、数万円の値が付いています。
自らの才能から100万円分の価値を生み出せる人はそう多くありません。お笑いの仕事と同じ位、絵を描く仕事にも向いていたといえますね。
ジミー大西は芸人から画家に転身していた
岡元太郎氏と芸能界の大先輩として尊敬する上岡龍太郎氏から、画家の道を進むべきだといわれたことがきっかけになっています。また、自ら描いた絵画が100万円単位で売れるのに味を占めたという話もあり、後者はいかにもジミー大西らしい話ですね。
転職って、なかなか仲間や身内は理解してくれない方が多いですが、これだけ多くの人に支持してもらえると、画家になる際には大きな励みになったことでしょうね。
ジミー大西の描いた絵をご紹介!
これまでジミー大西はたくさんの絵を描いており、その中の一部ですが、特徴的なものを今から紹介します。
本当に素晴らしい作品ばかりですが、後述する辞めた理由のことを考えると、なにかもったいない気もします。
ジミー大西の描いた絵【動物編】
抽象的な感覚で動物だと感じるものや、はっきり動物とわかるものまで、作風の幅広さを感じますね。また、色彩が細かく立体的で躍動感を感じ、今にもキャンパスから飛び出してきそうです。
ジミー大西の描いた絵【人物編】
ふと見たときに、人物を描いているのかどうかわからない雰囲気が、なにかピカソの絵を連想させます。ジミー大西の目から見える人間は、こんな感じなのでしょうか。
ジミー大西の描いた絵【魚編】
魚の内部は別として、輪郭に関しては、あまり抽象的でなく、はっきりとしている感じがします。
ジミー大西の描いた絵【風景編】
抽象画程サイケな感じはありませんが、それでもかなり現実からかけ離れた風景を醸し出しています。果たしてこれは風景なのか、抽象画なのか、この感性はすごいとしかいいようがないです。
ジミー大西の書いた絵【抽象画編】
ジミー大西の目から見える世界が堪能できますね。まさに真骨頂といってもいいでしょう。
それを思うとしつこいようですが、辞めた理由のことを考えると、複雑な気分になります。
絵画には抽象画以外にもさまざまな絵があります。一例として、宗教画を紹介します。色使いや鮮やかさが、なんとなくジミー大西の絵に似ているような気がしませんか。
ジミー大西には障害がある?
天然以上の天然キャラであるが故に、障害者ではないかといううわさがありますが、人より劣っている部分がある一方、人より勝っている部分もある、勉強という苦手な分野と、絵を描くという特異な分野とが、すごくはっきりとしている人ともいえます。
ジミー大西は10万人に1人の脳
とある番組の人生相談のコーナーで、脳科学者からサヴァン症候群との診断を受けました。特徴の1つとして、色彩感覚が発達しており、鮮やかで細かい色彩が特徴的なジミー大西の絵も、それにあてはまります。
特異な発達をしている脳だからこそ、誰もがまねできないカラフルな絵画を描くことができるのですね。
特異な才能をもったお笑い芸人は他にもいます。シークエンスはやともさんは、人一倍霊感能力が強いそうです。そんなはやともさんの霊感にまつわる話がこちらになります。
ジミー大西の絵を公表したのはある番組がきっかけ
それは、番組内の芸能人による「絵画チャリティーオークション」のコーナーでした。お笑いの立ち位置だったので、オチを担当するような感じになっていました。
しかし、その絵を見た瞬間、誰もがその絵画のエキセントリックさに驚きました。お笑いとしてはオチになっていませんが、絵画作品としては、最高のオチでした。そして33万円もの値がつき、これが画家ジミー大西のあまりにもセンセーショナルなデビューとなりました。
ジミー大西の絵を画家岡本太郎も絶賛!
その光景をテレビで見ていた1人が、当時巨匠と呼ばれた画家の岡本太郎氏です。その絵を見て驚き、絶賛します。そして彼に手紙を送ります。内容は「キャンパスからはみだせ!」でした。