【閲覧注意】ソウル・梨泰院に10万人以上が殺到した梨泰院事故とは?

人込み

梨泰院は韓国の人気ドラマの舞台ともなった有名な繁華街で、街にはお洒落なバーやクラブが立ち並んでいます。ハロウィン前ということもあり、事故当時の街は仮装して賑わう人々で溢れかえっていました。繁華街の坂の上に密集した人々は、周囲の様子を伺う余裕もなくなり、我さきにと行列に群がります。結果として過度な密集により、窒息や圧死が相次いだのです。

コロナ禍が終息を迎えたこともあり、街の警戒度は数年前よりも下がっていました。当時ソウルでは、別の大規模なイベントに警備員が多数派遣されていて、ハロウィン前の梨泰院に配置された警備員は非常に少ない人数でした。警備体制の不備も事故の要因ともいわれていて、梨泰院事故は決して街の人々の不注意だけで起きた事故ではないのです。

159名もの日本人が犠牲に

車いす

たくさんの人の命を奪った梨泰院事故の犠牲者は、159人といわれています。犠牲者の中には、多くの日本人もいました。事故が起こったのは2022年10月29日。2022年12月2日までの死亡者は158人でしたが、その後更に1人の男子高校生が自ら命を絶ち、犠牲者は総勢159人となりました。

現場では、300人以上の人が事故に巻き込まれて呼吸困難になっていて、実に半数近くの人が命を落としているのです。事故に巻き込まれた人々の具体的な背景を以下にまとめたので、ぜひ目を通してください。

  • 男女割合は女性が男性の倍程度
  • 20代の人々が多かった
  • 事件報道から1ヶ月程経過した12月13日には友人を事故で亡くした青年が自殺


梨泰院事故の犠牲者は、楽しいハロウィンに胸躍らせていた罪なき人々です。誰も予想していなかった地獄絵図のような悲劇ですが、国境を越えた大規模な事故となったのは間違いありません。おそらく、韓国人や日本人だけでなく、ほかの国からソウルに足を運んでいた犠牲者もいたでしょう。

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