【閲覧注意】ソウル・梨泰院に10万人以上が殺到した梨泰院事故とは?

人込み

梨泰院事故と同じような悲劇を繰り返さないために、以下のような改善点を個人的に考えました。

  • 住民一人一人が思いやりと譲り合いの気持ちを忘れない
  • 繁華街でイベントが行われる際は警備員を偏りなく配置する


犠牲者の身近の人々にとって、事故を風化させることも同じような事故が繰り返されることも、避けたい事態です。梨泰院事故の犠牲者の中には、日本人留学生もいました。韓国の文化に憧れを持ち、日本からやってきた冨川芽生さんは梨泰院事故で命を落としてしまいます。

韓国の寄宿舎で冨川さんに優しくしてもらった後輩の青年・三井さんは、彼女が事故で亡くなったのは彼女自身の責任でなないと涙ながらに語っていました。当然、冨川さんの両親も事故後は毎日苦悩しながら過ごしています。

あくまでも推測になりますが、犠牲者の身近の人々は事故を風化させないことを第一に考えているでしょう。犠牲者の親族や友人は、大切な人を失った傷を抱えながら生活を送っています。彼らの心の傷を喚起させないためには、今を生きる私たちが梨泰院事故の悲惨さを忘れず、自分たちにできる気配りを常に心掛けて生きることが大事なのでしょう。

ソウル・梨泰院事故に似た事故は?

密集地

梨泰院事故に似た事故は。様々な国で起きています。以下に、梨泰院事故と似た密集や圧死が原因の事故をまとめました。

  • 山手線内の乳児圧死事故
  • 大阪府内に満員電車での圧死事故
  • 兵庫県の花火大会での陸橋密集事故
  • 韓国セウォル号事故

事故の事例を、以下に記載しました。

山手線内の人ごみで乳児が圧死

山手線

1945年に日本の東京を走る山手線内で人ごみに押し潰された乳児が亡くなっています。当時、山手線内は多数の人が乗車していて、乳児を背中に背負った母親も人ごみに圧倒されていました。次第に車内の混雑度は上昇し、乳児は車内の人に押し潰されて、圧死してしまったのです。

山手線といえば、東京都内で通勤に使用する人が多い路線。通勤時以外も常に混み合っていて、大人でさえ息苦しい環境です。そんな中で小さな命が奪われたと思うと、心が痛む以外の言葉が見つかりません。

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