大阪を走る電車内が人で溢れ返り、過度な密集で車内の人々が圧死した事故もあります。大阪での圧死事故は1947年に起きました。東京の満員電車でも、同じような事故は起こりかねません。
電車内で大人が密集すると、予想以上に息苦しくなるものです。人と人が押し合って10人以上の人が亡くなるなんて、人間同士の圧力がいかに大きいものか痛感する悲惨なエピソードといえるでしょう。
兵庫県の花火大会で密集事故が発生
2001年には、兵庫県明石市の陸橋で密集事故が起きています。花火を見るために陸橋に押し寄せた人々が覆いかぶさり、多くの人が命を落としました。梨泰院事故同様、イベント時に人が密集すると凄まじい圧力を生みます。当時明石市内に警備員もいたはずですが、人と人がぶつかりあったときの圧力は、それすらも跳ね返す、恐ろしい威力を持っているといっても過言ではないでしょう。
韓国・仁川では船内で人が亡くなる悲惨な事故
直接的な密集事故ではありませんが、2014年に韓国・仁川のセウォル号が沈没して、たくさんの人が亡くなる事故がありました。船が沈没するということは、船内で多くの人が圧死したと考えられるでしょう。
セウォル号の事故は人間同士の密集ではありませんが、狭い場所で複数の人が折り重なって亡くなるというのは、梨泰院事故に通ずるものがあります。