サザエも噛み砕く「オオカミウオ」|ニュースにもなった話題の魚の生態や姿をご紹介|

北欧や北米ではこちら日本より比較的ポピュラーで日常的によく使われる食材とされているそうです。やはり油との相性がよいのでムニエルやフライにしたり、肉団子にしてスープなどに入れて食べられているそうですよ。

オオカミウオの値段

市場でもあまり見かけることのできないオオカミウオですが、実際の値段はいくらぐらいなのでしょうか。底引き網などに掛かる場合はありますが、やはり一般的にはほとんど流通がされていないそうです。

調べてみると、予約注文で入荷次第発送をしている北海道の業者があり、3~4kgで約5000円、7~8kgで約10000円の価格設定でした。値段だけ見てもなかなかの高級魚ですね。本州への発送だと航空便になり送料も掛かりますが、どうしてもオオカミウオを食べてみたい!という方は、気長に待ってみるとよいかもしれません。

オオカミウオの旬の季節・釣り方

旬はいつ?

7~8月に旬を迎えるオオカミウオ。北海道道東・知床付近のオホーツク海あたりが穴場のスポットとされています。ゲットするのは至難の業ですが、群れを作って暮らしているため一度釣り上げに成功すると次々に釣れるそうです。

釣り方

100~500gの大型メタルジグ、またはまるごと一匹のイカやタコをエサとするのがおすすめ。釣り上げるにはかなりの重量が想定されるため、十分な強度のタックルが必要となります。船釣りで沖に出て、生息地である岩礁地帯へ狙ってアプローチを掛けます。

オオカミウオだと思ったら・・・

釣り上げにトライしている人がよく経験するのが、オオカミウオ狙いなのにタラがよく釣れるとのこと。1m級のタラもよく釣れるので、釣り上げた瞬間はオオカミウオか・・・?と期待するも、釣れども釣れどもタラ!という悔しさを味わっているチャレンジャーもいるようです。

オオカミウオの釣り上げを夢見て

平坂寛さん

テレビ番組で釣り上げられた件とともに、このオオカミウオが一時話題になった理由に平坂寛さんの存在があるようです。生物ライターである平坂さんは、幼少の頃に読んだ図鑑でオオカミウオを知り、男子特有の好奇心から怖いもの見たさも相まって自分で釣り上げるという強い想いをあたため続けていたそうです。

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