イソマグロとは?
イソマグロの分類
イソマグロは、スズキ系・スズキ目・サバ亜目・サバ科・イソマグロ属にに分類される魚で、特徴は成魚になると全長1~2mの大きさになります。マグロと名前はついていますが分類が違い、イソマグロ属の分類となりなます。マグロ類より下あごががっしりしており、鋭い歯を持っていて、体形は前後に細長く、体色は背側が藍色で腹側が銀白色をしています。味は脂身が少なくさっぱりしており、焼き魚や唐揚げなどがおいしく食べれます。大型個体にはシガラテ毒の可能性があるので注意しましょう。ハガツオと似ていますが、背中の縦線模様がないのでそこで見分けましょう。
イソマグロの性質
イソマグロは外洋に面した沿岸や島の周辺を群れで遊泳習性があります。個体が大きくなるほど群れの数が少なくなり、単体で行動するイソマグロもいると言われています。イソマグロは遊泳能力が高く、速い潮の流れの中でも高速で泳ぐことができます。イソマグロは、マグロやカツオなどと一緒で、休むことなく泳ぎ続けることができます。大型の個体では2m以上、80kg以上のイソマグロも発見されています。
イソマグロの生息地
生息地は海水魚で南日本熱帯や亜熱帯の沿岸、インド太平洋などで生息していて温かいところを好みます。日本だと伊豆や小笠原諸島、南西諸島などで多く見られます。数十尾で群れを作り、岩礁やサンゴ礁の周辺を遊泳する傾向があります。肉食魚で同じ環境にいるタカサゴやムロアジ、イカなどを捕食しています。
シガラテ毒とは?
シガラテ毒とは、熱帯の海洋に生息する、プランクトンが発生させる毒素に感染した魚介類を摂取することによって起こる食中毒です。症状は、吐き気や下痢、腹痛などが数日から数週間続き、酷くなるとめまいや頭痛、感覚麻痺などの症状も起こします。シガラテ毒の見分けは非常に難しく、シガラテ毒は熱処理してもなくならないので十分注意してください。簡易的にシガラキ毒を保有しているかわかるチェックキットもあるので、キットでチェックしてから食べるようにしましょう。
イソマグロの釣り場所や時期
イソマグロはどこで釣れる?
イソマグロは暖かい水温の場所を好むため、主に伊豆や小笠原諸島、南西諸島などに分布しています。そのため、イソマグロ釣りはこれらの地域で挑戦する必要があります。
イソマグロの時期は?
イソマグロは年中釣れる魚です。しかしイソマグロは温かい時期を好むため、5~7月が一番釣れるシーズンです。南から北に捕食対象であるムロアジが移動してくるため、それらの獲物を追いかけてイソマグロも北に移動してきていると考えられています。7~10月も水温が温かい時期でしたらかなり釣れます。
イソマグロの時間帯や天気
イソマグロの時間帯は?
朝の空が少し明るくなってきた時間帯から完全に日が昇ってから数時間がおすすめです。時間帯的には朝5~9時ぐらいまでが釣れやすい時間帯と言われております。なぜかと言うとプランクトンが活動し始める時間帯でプランクトンが動き始めると小魚が集まりイソマグロも寄ってくると言う仕組みです。いわゆる朝マズメと呼ばれる時間帯です。時間帯で釣れ方が変わってくるのでうまく時間をつかって釣りを楽しみましょう。
イソマグロの釣りやすい天気
イソマグロを釣りやすい天気は、曇りか小雨の時が魚の警戒心も薄れて釣れやすい時期と言えます。雨が降った次の日もすごく釣れるタイミングです。海を見てチェックすることもできます。釣るポイントをみて増水していて海の表面が少し濁っている時が釣れやすいタイミングなので、釣りをする際は周りを確認して水量や海の色を日頃からチェックするようにしましょう。
イソマグロを釣るには
イソマグロ釣りに必要なもの
イソマグロは、大きな魚で引きが強く釣り人に人気の魚です。イソマグロは小さくても1m、大きいものだと2m近くの大きさになりますので、大物を釣り上げる用のロッドが必要です。リールも大型用のリールが必要です。仕掛けは釣り方によって用意するものが変わり、イソマグロ釣りの人気の釣り方はジギングかフカセ釣りですね。イソマグロを釣る際は大きなタモを用意しましょう。
イソマグロのジギング
ジギングとは?
ジギングとは、ルアーフィッシングの一種で、メタルジグと言う金属製のルアーを海底に潜らせて魚を狙う方法です。大物の魚を狙う際によく使われる釣り方です。ジギングは他の仕掛けより重量がある為、イソマグロに対しても大きな負荷がかかりますが、釣る側にも負荷がかかるので、かなりの体力を使います。しかし釣った時の感動はなにものにも変えれない楽しさがあるので、ぜひ挑戦してみてください。
イソマグロのジギングで必要なもの
イソマグロのジギングで必要なもの、ロッドはジギングロットで5フィート以上の大きくパワーのあるものにします。リールは大型のスピニングリールか両軸リールを用意します。ラインはPEラインの3号以上で400mほど巻けるものを選びます。リーダーは80~130Ibの9mほどのを選びます。メタルジグは水深に応じで100~300gまでのものを用意しましょう。