女子高生コンクリート詰め殺人事件とは
凶悪で鬼畜すぎる事件として多くの日本人がその名を聞いたことがあるのではないでしょうか?未成年の少年たちは一人の罪のない女子高生を卑劣なやり口で連れ去り、拉致監禁して様々な非人道的行為を働いたのです。心無い犯罪者集団たちに囚われて、ひたすらひどい目に合わされての地獄の日々が一か月も続いたのです。
最期には無残に集団で容赦なく暴行を加え、命を奪われてしまいました。更に犯罪者集団たちはその少女の遺体をドラム缶に入れ生コンクリートを流し込んで遺棄したのです。悍ましい所業が明らかとなったのは別の事件からでした。気になる犯行の全貌や判決結果、人の風上に置けない犯罪者たちの現在まで詳しくお伝えしていきます。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の概要
恐らくその名前を聞けば非常に悍ましく残虐性の高いセンセーショナルな凄惨な事件だと存じ上げている方がほとんどでしょう。しかし当時の犯行内容や時系列や、判決結果など詳細な点までは知らない方も多いはずです。この事件を風化させないためにも、今回はその非情無惨な内容のすべてを皆さんにご紹介していきます。
詳しい犯行内容や事件の全貌は、別件で逮捕された犯罪者集団たちが武勇伝的に語った供述から明らかとなったのですが、まずはこの事件の大部分を知っていただくためにも、大まかな概要をまとめてご紹介していきます。どんな経緯で事件が発生したのか、どうやって犯行が明らかとなり逮捕に至ったのか?時系列ごとに解説していきます。
1988年埼玉県で発生
非人道的な犯行が及んだセンセーショナルを集めた凄惨な事件が発生したのは、2019年令和現在から31年前の昭和63年です。この年には『名古屋アベック事件』や『妊婦引き裂き事件』など凶悪で悍ましすぎる事件が相次ぎました。事の発端が起きたのは関東地方の埼玉県、南東部に位置する『三郷市』という市街です。
この三郷市はいわゆる草加エリアで、隣町には『草加市』や『八潮市』などが面していて、最南東に位置するので千葉県の『松戸市』『流山市』東京都の『足立区』『葛飾区』も隣町となり面しています。そんな市街の全域を犯罪者集団たちは原付バイクで走り回り、犯行を企みながらターゲットとなる少女を探していたのです。
不良少年グループに女子高校生が拉致される
この日は11/25で金曜日でした。隣町の八潮市に存在する商業高等学校に在籍していた、当時高校3年生の少女はこの日いつもの様にアルバイトをしていて、勤務を終え自宅に帰ろうと三郷市内を自転車で走っていました。そんな彼女の事を犯罪者集団たちは見つけると、まず最年少の犯人が彼女を自転車ごとキックして転倒させたのです。
最年少の犯人はすぐさまそこから立ち去ると、戸惑っているであろう彼女のもとにおもむろに最年長の犯人が近づき、暴力団の名を使って助けてやると騙して言い包めて、彼女を連れ去るとその後犯罪者集団と合流して今後の事を相談しました。そして性的暴行や拘束などをしようと計画を立てて、彼女は犯罪者集団たちの溜まり場になっていた一人の自宅に拉致されました。
40日に渡る女子高生の監禁暴行
犯罪者集団たちの一人である最年少の犯罪の自宅の一室に被害者の彼女を拘束すると、そこから彼女に対して様々な非人道的行為に及びました。その人の道を大きく外れた残虐行為や所業の数々は後述にて詳しく解説していきます。集団暴行や集団輪姦などひたすら彼女を人間ではなく『物』のように扱って傷つけたのです。
それがいつまで続いたと思いますか?2日3日ではありません。なんと1か月以上にも及び40日以上にも地獄のような拷問の毎日が続いたのです。どれだけ恐怖でおびえたでしょうか?いつ私は許されて解放されるのか?と何度考えたでしょうか?彼女が受けた苦しみや痛みを私たちの想像を絶するものであったのは間違いありません。
女子高生は暴行の果てに死亡
はじめは意識もあり、痛みには悲鳴を上げて暴行や命令などには嫌がり拒否していましたが、段々と人間としての自我が薄れていく中で、精神も衰弱していき、されるがまま言われるがままに感情も無くなっていったのです。犯罪者集団たちが激しい暴行を加えても強烈な痛みを伴う拷問を加えても、反応を示さなかったそうです。
同じ人間なのにも関わらずろくに食料も与えようともせず、身体をやせ細り殴られたり暴行を加えられた部位は膨れ上がり、無惨な姿になっていきました。最後には犯罪者集団たちの非常に身勝手で私怨から、その腹いせとして暴行がエスカレートしていき、その暴行が長時間にも及び命が奪われてしまいました。その時も痛む様子も苦しむ様子も見せなかったそうです。
遺体をコンクリートに詰め遺棄
犯罪者集団たちは彼女が死んでいる事に気づくと、遺体になった彼女にも更に卑劣で惨い所業を行ったのです。犯罪がばれて逮捕されることを恐れて死体を遺棄しようよして企てると、最年長の犯人は『トラック』や『ドラム缶』、『セメント・コンクリート』などを用意すると、監禁場所にしていた自宅まで運びました。
そこで無惨な姿で遺体になってしまった彼女をドラム缶に投入し、上から容赦なくセメントやコンクリートを流し込んだのです。そしてトラックで東京都23区の東部に位置する『江東区』に存在する残土や土砂、建設残材などを処理する『埋立地』に放棄したのです。そして数か月後に警察によってこのドラム缶と無惨な姿になった彼女の姿が発見され事件が発覚します。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の被害者が受けた拷問とは
さて15歳から18歳までの未成年犯罪者集団たちが一人の罪のない女子高生をさらって拘束して、1か月以上も非人道的行為や拷問に及んだという、センセーショナルな凄惨の事件。その大部分や大まかな概要については理解していただけたのではないでしょうか?詳細だけでもその惨さや悍ましさは十分伝わるはずです。
しかし鬼畜な犯罪者集団たちが複数人で一人の罪のない少女に働いた血も涙もない『所業』の数々の詳しい内容や卑劣な犯行の全貌を知ると、よりその痛々しさや惨たらしさに震え上がるのではないでしょうか?また彼ら犯罪者集団たちがいかに残虐で人の風上におけない人物であるか分かっていただけるのではないでしょうか?
※注意が必要
ここからその血も涙もない所業や数々の『拷問』の詳細な内容を解説していきましたが、非常に『バイオレンス』で『グロテスク』な表現が出てきますので、ショックを受けられる方も少なくないでしょう。そういったものに抵抗がある方や苦手な方は閲覧を控えていただくよう予めご了承ください。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問①
拘束して一人の最年少の犯人の自宅の一室に拘束した後、おおよそ1か月以上にも及び、四六時中犯罪者集団たちに意識が飛びながらもひたすら強制性交をさせられ続けたのです。ろくに食料も与えずただ『おもちゃ』として男たちに犯され続けました。(当初の犯行の動機は強姦目的であったと後に調べで明らかとなりました。)
また犯罪者集団たちだけではなく、彼らが面白がって呼び込んだ同級生たちや知り合い、更には暴力団関係者など100名近くの人物が『輪姦』や『強制性交』に及んだと言われているのですが、すでに見るも無残な姿で発見された彼女の遺体からはDNAや体液などが検出できず、残念ながら立件できなかったそうです。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問②
更に血も涙もない行為に及びました。犯罪者集団たちは人の痛みというものを理解していないのか。他人に無関心でどうでもいいと思っているのか、被害者女性の頭部、顔面に100℃近くの熱いロウソクの『ロウ』を何の躊躇もなく垂らしたのです。それも1滴、2滴だけではありません。ひたすら垂らし続けたのです。
そうして彼女の頭部、顔面には高熱のロウソクの『ロウ』の海ができていました。フェイスパックの様に全部が覆いつくしたそうです。どれだけ熱く痛かったでしょうか?また死も予期したのではないでしょうか?さらに非道な犯罪者集団たちはそんなロウまみれの彼女の顔面の『目玉』に火が灯ったロウソクを立てたのです。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問③
犯罪者集団たちはロウソクのロウを使って顔面全体を火傷に負わすだけでは済まなかったのです。何度も容赦なく彼女の顔を殴る蹴るの暴行を加えました。表現があまりふさわしくありませんが、『サンドバック』のように何度も何度も暴行を加えられたのです。主犯格ともいえる最年長の犯人は柔道経験者で多くの大会に優勝していました。
さらに犯行現場、拘束場所になった最年少の犯人はボクシング経験者と囁かれています。そんな彼らから容赦ない暴力が少女の顔に振るわれたのです。それも想像もつかないほど長期にあたりです。被害者の彼女の顔は見るも無残にパンパンに膨れ上がってしまったのです。それをみて犯罪者集団たちは嘲笑ったそうです。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問④
いつもの様にアルバイト帰りで自転車を走行していた彼女が、犯罪者集団たちによって意図的に転倒させられ、『暴力団』の名前を使って騙して言い包められ、連れ去られて拘束されたのは11月下旬の事で下。当然ながら季節は冬で外は非常に寒かったのです。そんな中、犯罪者集団たちは拘束した彼女に対して、畜生な命令を言い放ち実行させたのです。
それは10℃以下の非常に寒い外、ベランダに全裸で立たせるとその場でダンスを強要したのです。恐怖に怯えていて痛みで心や感情が麻痺していたであろう彼女はそれに応じました。もうすでに身体は衰弱していたはずですが、更に外の寒さ、冷酷な犯罪者集団の所業で体も心も冷たく氷きってしまったのでしょう。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問⑤
また非道な犯罪者集団たちは被害者女性の陰部に『異物挿入』などの浅ましい所業を働きました。まず膣に彼らが吸った煙草の火を消したり中に吸殻を入れるなどして『灰皿』代わりにしたのです。そんなことを同じ人間に行えるでしょうか?常人の考えや精神と大きくかけ離れてる事、彼女の事を既に人間として扱っていない事が伺えます。
更に苦しみもがき、嫌がって抵抗する彼女を押さえつけて膣に金属の棒を無理やり突っ込んで、お腹や性器などの内部の器官を強引にかき回したのです。ばい菌が侵入する恐れもありますし損傷をして妊娠できなくことも考えられます。非常に危険な行為であるのですが、犯罪者集団たちは彼女の未来や後のことを考えていなかったのでしょうか?
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問⑥
更に肛門にも金属の棒を無理やり突っ込んで、身体の内部を掻き回したのです。それだけにとどまらず犯罪者集団たちの軽率すぎる精神により、遊び感覚や興味本位で更に市販で買える花火の火薬を集めて、それを肛門に入れると容赦なく爆発させたのです。どれだけ惨めで痛かったでしょうか?想像もつきません。
なぜそんな惨いことを悍ましいことができたのでしょうか?地球に住む同じ人間なのか?私たちと同じ日本人なのか?とつくづく疑問に感じてしまいます。こちらでご紹介するのは10つの惨たらしい拷問や非人道的行為の内容の詳細ですが、それらは『全て』ではありません。ほんの一部に過ぎなく鬼畜な犯罪者集団たちの供述から判明したので、公になっていない所業はまだ存在するかもしれません。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問⑦
犯罪者集団たちは既に身も心も痛み付けられ、人間としての真っ当な人権を奪われ、人格を失いつつうつろな精神の狭間にいた彼女に残酷な命令を下したのです。それは脅迫して彼女に『私は家出をしているだけだから心配も警察に通報しないで』と家族に電話で伝えるように命令したのです。
家族に対してそんな思ってもいない『嘘』をついてどれほど悲しかったのでしょうか?またもう誰も助けに来ないと察してどれほど恐怖して絶望したでしょうか?何度も言うようにこの時の彼女が受けた苦しみや痛み、辛さは想像できないほど膨大なもので、きっと通り越してしまい『無』になっていたのではないでしょうか?
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問⑧
拘束していた期間、つまりは無惨に暴行を受けて命が奪われるまで1か月以上ありましたが、この間に犯罪者集団たちから、数日間のうちに僅かの食料しか与えてもらえず、栄養が足りず身体の各器官の機能が停止し始めて、衰弱しきっていたのです。それに追い打ちをかけるように更に惨い犯行に及んだのです。
犯罪者集団たちは自分たちが排出した、醜い『精子』や『尿』を彼女に飲ませるように強要したのです。それだけではありませんでした、すでにトイレに行く足も傷つけれて立つことも歩くこともままならなったので、飲み物の容器に用を足していましたが、その『排泄物』すらも口にするように命令したのです。また生きたまま『ゴキブリ』も食べさせたと言われています。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問⑨
前述では顔面には、全部が覆いかぶさるほどロウソクのロウを垂らしたり、容赦なく殴る蹴るの暴行を加えたと解説しましたが、その他の身体にも容赦ない犯罪者集団たちの暴力を受けました。まず彼女を裸にさせて横たわるように指示すると、空中から20キログラムは優に超える『重り』を何度も落としたのです。
骨が何本折れていたのでしょうか?更に素手で殴ると汚れるといって『手袋』や軍手をしながら、何度も何度も全力で殴り蹴り暴力を続けたのです。部屋には血の膿や血が飛び散り異臭が放っていたそうです。その暴力は遊び感覚や腹いせという『身勝手』な理由により何度も行われたのです。すでに痛みを感じなくなっていたのか次第に彼女は反応を示さなくなりました。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の拷問⑩
ロウソクのロウを大量に垂らされ、顔面が膨れ上がるほどに火傷や怪我を負ったのですが、火傷を負ったのは頭部や顔面だけではありませんでした。身体の各部位や膣の中に、ライターなどのオイルを流して垂らして、火をつけたのです。あまりの痛みと熱さによる苦しみから人間とは思えない悲鳴を上げました。
また部屋中をのたうち回り暴れる彼女を、犯罪者集団たちは押さえつけて何度も火を放ったのです。火傷は重度で生きていた場合でも、神経が死んでしまっていて様々な後遺症を残していたと考えられます。なぜ罪のない彼女がこんなにひどい目に遭わなくてはならなかったのか?血も涙もない犯罪者集団たちはなぜこんな惨くて畜生な行為に及べたのでしょうか?
女子高生コンクリート詰め殺人事件、発見された順子さんの様子とは
先ほどは犯罪者集団たちが彼女にした数々の悍ましい所業や犯行、惨たらしい拷問の数々の詳しい内容や概要をご紹介していきました。繰り返す様にお伝え手してきた10つ以外にも、彼らの口から語られなかった所業や犯行の数々があると考えられますし、犯行内容のすべてをお伝えしてきたわけではないのです。
最期には容赦なく死に至らしめることになってもお構いなしに複数人で殴り続けて、命を奪った後、この事件の名前にもなっているように見るも無残な被害者の遺体を『ドラム缶』に投入して上から『コンクリート』や『セメント』を流し込んで遺棄したのですが、それが発見されたときその遺体はどんな状態で何が判明したのでしょうか?次に発見の様子を解説していきます。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の遺体の様子①妊娠していた?
犯罪者集団たちが逮捕されたあと、取り調べで語った供述によると彼らだけではなく、同級生や知人、暴力団関係者などを含め100人を超える男たちに『輪姦』させたそうですが、現場からは一つもコンドームなどの避妊具が発見されなかったのです。拘束されていた期間も1か月を超えるので当然『妊娠』していたことも考えられます。
しかし発見された遺体を調べようにも、多くの様々な損傷や火傷の後、コンクリートが流し込まれた影響によりその有無は確認する事ができませんでした。もし妊娠したのであれば、罪のないお腹の中の赤ちゃんまで無惨に命を奪ったことになるのです。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の遺体の様子②顔は原形無し
前述でも解説したとおり、犯罪者集団たちは彼女の頭部や顔面を容赦なくぶったり蹴ったりするだけではなく、高温のロウソクのロウを躊躇いもなく顔面が覆いかぶさるほどに大量に垂らしたのです。母親がその姿を見ても自分の娘と確認する事ができなかったほどに、人間の顔ではすでに亡くなっており原型をとどめていなかったのです。
顔を形成して個々を見分けるための大きな特徴がある部位の『目』『鼻』『口』の位置や場所がどこにあるかはっきりとわからなくなっていたと言います。更にほっぺたを形作る『頬骨』や輪郭を形成する『顎骨』が折れていたのではなく、砕け散っていたそうです。これだけでもどれだけ痛ましく惨い顔であったかわかるのですが損傷や怪我はそれだけではなかったのです。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の遺体の様子③眼球がずれていた
先ほども人の顔を作るうえで重要なパーツである『目』『鼻』『口』の位置や場所がどこにあるかはっきりと分からなかったと解説しましたが、その原因と考えられる損傷も明らかとなったのです。短いロウソクを眼球の上に無理やり立てたからなのか、激しい容赦ない暴力を受けたからなのか二つの『眼球』の場所が”ズレていた”そうです。
これがどういうことなのか詳しくは分かりませんが、恐らくは目玉が奥に行っていたり、横にずれていたりして、隙間が空いていたのではないでしょうか?この損傷内容からも犯罪者集団たちの非人道的行為の悍ましさや残虐性の高さが伺えます。また歯がほぼ抜けていたり砕けていたそうです。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の遺体の様子④髪が抜け落ちていた
頭部や顔面の損傷や外相はそれだけではありませんでした。女性にとっては非常に大切で命とまで言われている『髪の毛』そのほとんどが無かったのです。これまでの内容から恐らく読者の皆さんは犯罪者集団たちによる犯行、つまりは無理やり髪を引きずり回したんだと容易に想像つくはずですが、主な原因はそれではなかったのです。
ではなぜ髪の毛が無かったのか?それは犯罪者集団たちから長期にわたって受けた、悍ましい非人道的行為や卑劣な所業の数々により、精神的苦痛、肉体的な苦痛を感じたことにより生じた、過度の『ストレス』が原因だったのです。彼女がため込んだフラストレーションやストレスは、莫大なものできっと想像つかないレベルでしょう。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の遺体の様子⑤手足は傷が腐敗
当然ながら悍ましい外傷や損傷が目立ったのは頭部や顔面だけではありませんでした。腕や手、足に至っては損傷が凄まじくほとんどが腐敗して崩れていたそうです。犯罪者集団たちはライターなどのオイルを体の部位にかけて、無理やり抑え込んで火を放ったのです。それも何度も。
そのためか重度の火傷により、皮や肉が解けて崩れ落ち、血や水分などの『体液』が溢れ出していたそうです。それがどういった状態なのか誰も想像もつかないはずです。恐らくどんなバイオレンスでグロテスクな表現が用いられる映画やゲームにも、そんなリアルな損傷は描かれないからでしょう。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の遺体の様子⑥膣・肛門も傷が腐敗
一番惨たらしく、痛ましかった損傷が目立ったのは、彼女の陰部である『膣』や『肛門』だったそうです。金属の大きな棒を強引に突っ込んで、器官や臓器、性器などが入っている体の内部を掻き回したのです。そんな非人道的行為を受けたのですから、両方とも中は文字通り『ぐちゃぐちゃ』になっていたそうです。
既に原形をとどめておらず引き裂けて、火傷の跡により膿が大量に発生していたのです。更に恐らくは彼女が辛うじて生きていた時からすでに、腐りかけていた可能性があることが司法解剖により判明しました。それだけではなく、あるエナジードリンクの容器になる瓶が2本『膣内』に入ったままだったそうです。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の遺体の様子⑦脳が溶けかけていた
更に司法解剖によって、人間が生きる上で大切な体の一部にあたる『脳みそ』が溶けかけていたのです。実は警察によって遺体が発見されたのは、彼女が命を奪われてからそう長くは経っていなかったのですが、それなのにこのような現象が起きているという事はある一つの憶測が考えられるのです。それは『自死』と呼ばれる症状です。
ここまでの内容を読んでいただけば、損傷や出血多量、臓器破裂などが死因となったと普通に考えればそう捉えますが、脳みそが既に溶けていたことを考えると、最終的に彼女は自ら死を選択して、脳が命を絶つと命令を下したではないかと推測できるのです。これを滅多に見受けられない『自死』と呼びます。
事件の遺体の様子を知って被害者の母親は発狂しかけて精神科に
ここまで文体だけでも発見された遺体となった彼女の無惨な姿の様子が、それだけ悍ましく痛々しいものであったか伝わるはずでしょう。同じ人間として多大なショックを受けたのではないでしょうか?しかし当事者である被害者女性の遺族である母親は、その実際の姿を、見るも無残な娘の姿をその目で見たのです。
どんな思いが湧いてきたでしょうか?この世で一番大切な存在であろう娘が、鬼畜な犯罪者集団たちに惨く痛ましく長期にわたって、モノやおもちゃにされ汚されて傷つけられて、最期には命を奪われたのです。母親はひどく苦しみ悲しみ、色々な感情がこみ上げて『発狂』寸前だったのです。母親も精神的にダメージを受けて精神科に搬送されました。
女子高生コンクリート詰め殺人事件後の犯人の言葉とは
日本だけではなく世界的に見ても、これだけ非人道的行為や悍ましい所業の犯行が及んだ凄惨な殺人事件は稀であり、センセーショナルを集めて連日トップニュースとして報じられました。逮捕された後、犯罪者集団の犯人の一人は担当した弁護士に『遊びなのだからいいじゃない』といい加減な態度をとってそう話したのです。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の判決は?
犯罪者集団たちは見るも無残な彼女の遺体を、証拠を消すために犯行を隠すためにも、ドラム缶の中に投入してセメントやコンクリートを流し込み、残土や建築残材などが集められている『埋立地』に遺棄しましたが、その後警察に発見され、別件で逮捕されたあと取り調べで『自供』して犯行や事件が発覚しました。
気になるのは未成年である犯罪者集団たちがそれぞれどんな刑罰が言い渡されたかという、判決結果です。果たして鬼畜で畜生な彼らに対して、日本の裁判官はどんな判決結果を言い渡したのでしょうか?このセンセーショナルな凄惨な事件を引き起こした、血も涙もない犯罪者集団たちの裁判や判決の詳細を次に解説していきます。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の最終判決
裁判は『第一審』から『最高裁』までにおよびましたが、まず先に犯罪者集団たち一人一人に言い渡された判決結果をまとめていきます。ここまで読んでいただいた読者の皆さんも、事件の概要を既に知っていた日本人の大勢や世論も、血も涙もない彼ら犯人たちに望む判決は『極刑』でしょう。
ここで問題となってくるのは日本の法律。その法律は『少年法』と呼ばれるものであり、彼らはその少年法の対象となる『未成年』だったのです。そして彼らはその少年法を逆手にとって行使したと言っても過言ではないのです。それでは遺族や国民が腑に落ちない『判決結果』をご紹介していきます。
宮野 裕史の判決
主犯に当たる人物で、彼もこの記事内で解説した様々な非人道的行為や卑劣な犯行に及んだ諜報人であり、人の風上にも置けない少年なのですが、言い渡された判決はなんと『懲役20年』でした。求刑が『無期懲役』なのに対して非常に軽い刑罰となってしまったのですが、日本の法律である『少年法』が鬼畜な少年を守る事態となってしまったのです。
当然ながらこの判決に納得がいかないのは遺族だけではなく、国民の多くや世論も同じで論争が起こりました。またこの事件は31年前に起きているのです。つまり鬼畜で畜生な彼は既に世に解き放たれているのが現状なのですが、大変気になる現在の事については後程詳しくご紹介していきます。
小倉 譲の判決
彼も犯罪者集団の一人です。前述で解説した通り人の道を大きく外れた行為や暴行、拷問を行った人物です。しかし彼に言い渡された最終的な判決結果はなんと懲役5年から10年までの『不定期刑』でした。
この不定期刑というのは囚人の態度や改心具合によっては、それを考慮して禁固年数を前後させるというものです。この刑罰も『少年法』に準ずるものでやはりここでも日本の法律が極悪犯罪者を守る結果となってしまったのです。
湊 伸治の判決
彼は現場となった凄惨な一室がある自宅の住人であり、また他の犯罪者集団たちと一緒に悍ましい所業や卑劣な犯行に加担した人物であり犯人です。彼に言い渡された最終的な判決結果は懲役5年から9年の『不定期刑』でした。彼も少年法を逆手に取った結果になりました。
渡邊 恭史の判決
告訴された最後の犯罪者集団たちの一人であるこの人物もこれまでお話ししてきた、血も涙もない所業や悍ましい犯行に及んだ鬼畜な少年の一人です。そんな彼に言い渡された、最終的な判決結果は懲役5年から7年の『不定期刑』でした。
つまり犯罪者集団たちすべての人物が未成年であったために、『少年法』を逆手に取られて、日本の法律に守られる結果となってしまったのです。あれほどの惨たらしい鬼畜な所業働いてこれだけ軽い判決結果に遺族だけではなく、世論も納得がいかず問題視されました。
第一審・東京地裁での様子
現在からちょうど30年前の昭和64年、つまりは平成元年7月に最初の裁判が開かれました。場所は東京都23区の千代田区に位置する『地方裁判所』です。まず初めに犯罪者集団たち、未成年である鬼畜な少年たちが自ら供述するのではなく、担当した弁護人が代わりに供述しました。その供述で主犯の『宮野』のみが明確な殺意があり、他3名は殺意はなく『傷害致死』にあたると主張しました。
この判決結果では最終的な判決結果よりも禁固年数が少ない、つまりは軽い判決が言い渡されました。犯罪者集団4人を担当する弁護士はこの結果に刑罰が適切ではなく重すぎると驚いたそうです。主犯と準主犯以外の2名の弁護士はこの刑罰は不当なものである。もう一度裁判を行うように主張して、東京高裁に『控訴』しました。
検察の主張など
また検察が話した内容には、ドラム缶に死体を遺棄する計画をした際に、1名はその中に花や被害者女性が好きであった『ビデオ』などを一緒に供えようとしたが、他2名はだれか識別できてしまうから止めようと反対した。というものがありました。
精神鑑定の実施
犯罪者集団たちを担当する弁護人は、彼らの犯行は暴行が行き過ぎてしまったものだとして、『精神鑑定』の実施を申請してこれが認められると、4人全員に精神鑑定が実施されました。集団的に作用する犯罪心理によるものだと結果がでました。またその上で弁護人は彼らの『家庭環境』や学校でのいじめや虐待があったことも指摘しました。
精神鑑定の結果主犯格の『宮野』に関しては軽度ではありますが、脳に異常が見られたようで、精神面の発達が遅れていて、高校を辞めてからは自らが悪いという特殊な心理状態に陥っていたことが分かりました。その特殊な心理状態を持った仲間たち、いわゆる不良が集まって暴力を働くようなったと考えられたのです。
主犯以外の3名は
主犯以外の3名は、主犯に逆らった行動をとると何をされるかわからないとして、犯行を行わないといけない立場であったことが主張されました。これも一種の集団的な犯罪心理と考えられます。しかし準主犯の『小倉』は自らが指示によるものではない『所業』を行った事実もあることも指摘されました。
控訴審・東京高裁での様子
第一審から2年後の平成3年3月に裁判が開かれました。場所は同じく東京都23区の千代田区に位置する『高等裁判所』です。検察側はこれまでの判決は軽すぎるとして『量刑加重』を主張して、一方の犯罪者集団たちを担当する弁護人は刑罰が重すぎるとして『量刑減軽』を主張しました。ここで最終的な判決結果が言い渡されたのは3名で、判決結果は前述で解説した通りです。
裁判長は刑を言い渡す前にまず『一回目の裁判での判決結果は軽すぎる』と言及しました。家庭環境での虐待や学校生活でのいじめ、脳に軽度の障害が見られたとしても同情もできないし、未成年であったとしても責任が大幅に軽くなる事は正しくないとしました。また犯罪者集団の1名は、この判決が不当だとして最高裁に上告しました。
上告審・最高裁第三小法廷での様子
東京高裁の一年後の平成4年7月に最高裁で法廷が開かれました。上告が認められるような形になり、刑罰の減軽が認められて全ての最終的な判決が下されました。初めの裁判の詳細な内容が非常に多いので、気になる方はぜひご自身で調べてください。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人とは
先ほどの見出しでは、今回ご紹介している日本で起きたトップクラスに凄惨な事件の犯人たちそれぞれの判決結果や裁判の様子をご紹介していきましたが、今皆さんが抱いている気持ちのように、当時から現在までの世論のほとんどは実刑が『軽すぎる』という声があがっています。