バチ抜けルアーでシーバスを釣ろう
シーバス釣りをするうえで、まずはシーバスの1年の行動パターンを読む必要があります。その中でも、春になると起こる「バチ抜け」では、初心者の方でも釣りやすくなる場所・時間帯があります。更に、この時期にしか楽しめないシーバス釣りの魅力が存在します。
バチ抜けとは何か
バチとは、海の砂の中で生息しているゴカイなど多毛類の生物のことを指します。そのバチが産卵の為、水面に出てきて浮遊する現象のことをバチ抜けと言います。ちょうど同じ時期にシーバスも産卵を終え、体力がなくなっているので、バチが恰好のエサとなるのです。
バチ抜けのシーズン
バチ抜けの起こるシーズンは一般に春頃(3月下旬~4月下旬)であり、大潮や中潮など潮が大きく動く日の下げ潮の時です。5月になると徐々にバチの数が減ってくると言われています。しかし、場所によってバチの発生しやすい時期も変わってくるので、釣りに行く場所の下調べをしておく必要があります。
バチ抜けの魅力
バチ抜けの時期を狙って釣る一番の魅力は、数釣りが出来ることです。バチ抜けが起こる場所では、バスが一点に集中するため、入れ食いも期待でき、初心者の方でも釣りやすくなります。ルアーフィッシングを楽しみたいという方にうってつけの釣り方です。
シーバスの釣れる場所とタイミング
バチ抜けは、特に河口や運河でよく起こり、バチは下げ潮の流れに沿って下流の方へ流されていきます。バチ抜けの起こっている様子は目視では確認しづらく、ポツポツと泳いでいるのが確認できる程度です。
バチ抜けを狙う時間帯
バチ抜けの起こる時間帯は夕暮れから日が沈んで2時間くらいまでが狙い目です。この時間帯だとバチが抜け出し、バチを狙うシーバスの動きが活性化してきます。それ以外の時間帯になると、バチ抜けを狙うのは難しくなってきます。
バチ抜けの反応
先ほども書きましたが、ほとんどのバチは底の方を泳いでいるため、バチ抜けの様子は確認しづらいです。しかし、よく水面を確認してみると、バチが引き波(水面に出来る線状の波)を立てている場合があります。このような場所では、シーバスは引き波を見て捕食している可能性もあるので、しっかりルアーで引き波を立てる練習をしておきましょう。