ポイントに数回マキエをします。同時に仕掛けを入れます。流れのある場所では少しずつライン糸を送ります。仕掛けが馴染めば、糸を張り気味にして、ゆっくりアタリを待ちます。フカセ釣りで重要なことは、マキエと一緒にエサを自然に漂わせてせることで、魚に警戒心を与えにくくなります。
タカノハダイのさばき方
キモがキモ!
鱗がとにかくかたく、飛び散りやすいです。キッチンが鱗まみれになってしまうこともしばしばで、後片付けが手間です。そんな部分もタカノハダイが嫌われる一因なのかもしれません。また磯臭さの元凶でもある肝は、できるだけ傷つけずに取り除いておきましょう。できれば釣った後すぐに海で処理してしまうことをお勧めします。
タカノハダイの味わい
料理法次第で生まれ変わる
やはり磯臭さがあり、ときに強い臭みを持つことがあります。これは藻を主食にしているためで、肝から発せられています。特に晩春から初秋にかけて臭みのあるものが多く、料理法に工夫が必要です。透明感のある白身を持ち、旬の脂が乗る時期は身が白濁して硬さが増しますが、よい食感を持っています。
タカノハダイの美味しい料理法と食べ方①
タカノハダイの煮付け
なんと言ってもタカノハダイは煮付けがお勧め!嫌われる理由だった磯臭さが気になりません。よく乗った脂は甘く絶品!タカノハダイを醤油とみりんで甘辛く煮たものは酒の肴にもお勧めで、箸が進むことに間違いはありません。漁師町である千葉県の勝浦市では好んで食べられており、臭みがクセになるというツワモノもいます。
一般的なレシピ
煮汁を作るために、醤油50cc、みりん50cc、料理酒150cc、水200ccとタカノハダイを一緒に鍋へ入れ、中火で15分煮る。焦げないよう注意。煮付けはこれだけです。割合と煮る加減で味が決まります。臭みを消すためにごぼうや、しょうが、葱を一緒に煮込むこともあります。
タカノハダイの美味しい料理法と食べ方②
タカノハダイのお刺身
またタカノハダイはお刺身でも美味しいんです!前述のように、夏には磯臭いことが多いですが、冬には臭みが軽減しており、よく乗った脂とともに歯ごたえが楽しめます。噛みしめると”じゅっと”染み出る脂に舌鼓を打つはずです。