なんと言ってもタカノハダイは煮付けがお勧め!嫌われる理由だった磯臭さが気になりません。よく乗った脂は甘く絶品!タカノハダイを醤油とみりんで甘辛く煮たものは酒の肴にもお勧めで、箸が進むことに間違いはありません。漁師町である千葉県の勝浦市では好んで食べられており、臭みがクセになるというツワモノもいます。
一般的なレシピ
煮汁を作るために、醤油50cc、みりん50cc、料理酒150cc、水200ccとタカノハダイを一緒に鍋へ入れ、中火で15分煮る。焦げないよう注意。煮付けはこれだけです。割合と煮る加減で味が決まります。臭みを消すためにごぼうや、しょうが、葱を一緒に煮込むこともあります。
Contents
タカノハダイの美味しい料理法と食べ方②
タカノハダイのお刺身
またタカノハダイはお刺身でも美味しいんです!前述のように、夏には磯臭いことが多いですが、冬には臭みが軽減しており、よく乗った脂とともに歯ごたえが楽しめます。噛みしめると”じゅっと”染み出る脂に舌鼓を打つはずです。
一般的なレシピ
お刺身なので特にありませんが、やはり肝を傷つけず、すばやく処理することが他の魚と同様、美味しくお刺身をいただく秘訣です。脂が甘く感じる程なので、スダチをしぼって、醤油でいただくのがさっぱりしていて、お勧めです。珍しい魚のお刺身はワクワクしますね。
タカノハダイの美味しい料理法と食べ方③
アクアパッツァ
ちょっとオシャレにアクアパッツァはいかがでしょうか?難しそうに見えて実は簡単!切った具材をまとめてオリーブオイルをかけて、蒸し焼きにするだけ。自然と色とりどりの具材を使えるので、いつもの食卓が華やかになります。
一般的なレシピ① 下ごしらえ
タカノハダイは洗って、ウロコを落とし肝を出しておきましょう。あさりは砂抜きしておきます。にんにくと、パセリを刻んでおきます。フライパンや、平たい鍋を準備し、オリーブオイルをひき、にんにくを軽く炒めます。
一般的なレシピ② 調理
ミニトマトと白ワインをお好みで入れ、蓋をして蒸らします。中火で蒸し焼きにすること5分。砂抜きをしたあさりを入れ、さらに5分待ちましょう。蓋を開けて弱火にし、2分ほど煮立たせると完成は間近。最後にお好みでパセリを振れば完成です!
タカノハダイの美味しい料理法④
塩焼き
魚といえば、やっぱりこれ!塩焼きも非常に美味で、磯臭さも軽減します。もともと脂がよく乗っているので、そぎ落とすことで、程よい脂感となります。アウトドアで食べる焼き魚は一番のご馳走ですよね。屋外で炭火を使って自分で釣ったタカノハダイを焼く、、、考えただけで流涎ものですね。
一般的なレシピ
直火やグリルで焼く時は、鱗はそのままでも大丈夫です。鱗が焦げてパリパリになるまで焼きましょう。そこまで焼ければ、簡単にはがれるはずです。鱗とともに塩が落ちてしまうので、もう一度軽く塩を振ったら、かぶりつきましょう!もちろん下処理として鱗を剥がしてから焼いても大丈夫です。フライパンなどで焼く際は鱗を落としましょう。
タカノハダイの美味しい料理法⑤
ソテー・バター焼き
バターの風味が白身魚と絶妙にマッチし、香り豊かに仕上がります。酒と塩で洗えば磯臭さも軽減します。身がふんわり仕上がるので、しっかりした身がやわらかくなります。もともと脂感が多い魚なので、バターは風味づけ程度とした方が美味しくいただけます。
一般的なレシピ
皮の方ではなく、身の方から焼くことで縮みにくくなります。バターをフライパンにひき、中火で少しだけ焦げ目をつけましょう。裏返したら弱火にして蓋をします。少し待って、身の中まで火が通ればふっくら仕上がります。
タカノハダイの美味しい料理法⑥
味噌汁・あら汁
余すところなく料理するには、あら汁も良いですよね。骨の髄まで栄養のあるエキスを味わうことができます。適切に下処理をすることで磯臭さも軽減し、食べやすくなります。寒い時期にピッタリの料理法です。
一般的なレシピ
下処理として、塩を揉みこみ、冷蔵庫で30分ほど置く。熱湯を注ぎ、魚のぬめりを取る。水に移し身を揉むようにぬめりを取る。キッチンペーパーなどで拭く。酒で5-10分ほど煮込み臭みを取る。その汁に、醤油、味噌、具材(玉ねぎ、にんじんなど)を入れ、具材が柔らかくなるまで煮込み完成。お好みで七味唐辛子や葱をふるのもお勧めです。
タカノハダイの美味しい料理法⑦
唐揚げ
熱を加えてもあまり硬くならないタカノハダイは、唐揚げも美味しくいただけます。熱を通すことで、磯臭さも軽減します。薄味なので、塩や、ポン酢などお好みでいかがでしょうか。お箸が進んじゃうこと間違いなし!
一般的なレシピ
タカニハダイを一口大にカットし、軽く小麦粉をまぶし、油であげます。魚や肉のたんぱく質は、長時間加熱するとかたくなるため、高温で一気に揚げるのがポイント。適温は180-190℃で、油温計がない場合には、衣を熱した油に入れてみましょう。沈まず、油の表面で散れば概ね適温と判断できます。
タカノハダイの美味しい料理法⑧
ムニエル:meunière
薄い膜が魚を包み、旨味を中に留めておけるのが特徴です。外側のカリッとした食感と、中のやわらかな身のギャップが美味しいです。カリっと香ばしいムニエルは、ご飯にもパンにも合いますね。
一般的なレシピ
塩コショウで下味をつけ、小麦粉をまぶします。バターをひき、中弱火で両面を焼いた後、レモン汁を振りかけます。レタスやミニトマトを添えれば、メインディッシュになります。レモン汁のほかに、バルサミコソースや、タルタルソースをかけても楽しめます。
タカノハダイを釣りに行こう
タカノハダイまとめ
磯臭いのは藻類を食しているからで、冬季のタカノハダイは臭みがない個体もいます。肝が磯臭さの元になっていますので、適切に処理しましょう。臭みがなければ、お刺身など生食にも十分に耐えうる甘い脂を持ち、臭みがある場合は下処理と加熱で軽減します。いろいろな調理法法はご紹介した通りです。
まとめ
今まで磯釣りの外道ともいわれていたタカノハダイ。磯臭さゆえにリリースされることが多かったこの魚も、いろいろな調理法で食べられることが分かりました。釣った魚を、家族みんなで調理するのは、非常によい食育になるのではないでしょうか。磯釣りへ出かけ、外道との出会いを楽しみにしたいですね!