先程ご紹介したスポットに「海」はありませんでしたね。海でフローターを使うことはできるのでしょうか?結論から言うと使えないことはありません。ただしあまりお勧めすることはできません。その理由はなんでしょうか?
流されてしまう
海を大きな湖と思ってはいけません。湖と比べ風も強く煽られてしまいますし、潮流によって流されてしまいます。ただでさえ推進力の弱いフローターです。離岸流なんかに捕まってしまえば戻ることは非常に困難でしょう。
やはり持ち運びしやすいのがいい
ではなぜこのような項目を作ったのか。元々は小さな池などでバス釣りをするために作られたフローターですが、ボートだと大きすぎて用意できないような人たちからしてみればフローターのコンパクトさと取り回しの良さは魅力的なのです。
どうしても使いたい場合は細心の注意を払って。
どうしても海で使いたい場合はある程度池などで操作性に慣れてから、ライフジャケットや同行者など可能な限り備えをして臨んでください。あくまでもフローターは小規模な範囲で使用される想定で作られたものということを忘れないようにしたくださいね。
季節ごとのフローターフィッシング
基本的にはオールシーズン
さて、場所の次は時期のお話になります。基本いつでも行うことのできるフローターフィッシングですが、季節に応じて注意点なども変わってきます。そんなフローターフィッシングの季節ごとの特徴についてご紹介します。
春
人も魚も過ごしやすい季節で落ち着いた釣りができるでしょう。水温がまだまばらなため、魚がいる場所もばらけてきます。特に注意することもなく、気軽にフローターフィッシングを楽しめる季節です。
夏
魚も活発になり居場所もわかりやすいため最も釣果が期待できる時期になります。ただし、上からの直射日光と下からの照り返しに挟まれ、真夏の水面は非常に暑くなります。帽子や日焼け対策、水分などの熱中症対策をしっかりしていきましょう。
秋
春同様過ごしやすい季節であり、特に何を気にする事なくフローターフィッシングを楽しめる時期でしょう。魚はバラけてしまうため、夏よりかは釣果があげにくいかもしれませんが、のんびり楽しめます。
冬
冬はあまり釣果は期待できませんが、フローターフィッシングは十分にできます。寒くても活動的な大きな魚を狙うのも楽しいかもしれません。季節的には手やお尻が冷えるのでトイレが近くなったりします。
管理上の注意
メンテナンスもしっかりと。
最初に説明したように、フローターとは浮き輪です。当然しっかりとメンテナスをしないとパンクしたりもします。パンクをしないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?その対策について話しましょう。
空気圧に注意
フローターフィッシングの際に注意しなくてはしなくてはいけないのはフローターの空気圧です。水温や気温の変化による空気圧の変動は想像以上に大きく、パンクの原因の多くを空気圧の調整の失敗が占めています。
釣行中に空気圧を下げる。
空気圧が上がるのを見越して始めから空気を少なめに入れるという方法もありますが、その場合安定感が失われ、1つ1つの動作がスムーズに行かなくなってしまいます。釣行中に空気を抜くなどして空気圧を調整していくことをお勧めします。ただしうっかり空気を抜きすぎてしまうと目も当てられない事態を招くので、小型のハンドポンプを携帯しておくといいでしょう。
釣行後の管理にも注意
釣行後、フローターを乾かすためにそのまま干したりすると水上との温度差で内部の空気圧がどんどん上がってしまいます。直接事故につながるわけではありませんが、せっかくのフローター…大事に使いたいですね。空気は早めに抜いてあげましょう。
フローターフィッシングで釣果をあげよう
いかがでしたか?これから初めてフローターを使おうという人は右も左もわからず、不安な事も多いでしょう。十分に備えをして最高のフローターデビューを飾り、フローターフィッシングで釣果を上げていきましょう!