うなぎのカロリーは高い?ダイエットや健康への影響は?

うなぎは脂がのっていて土用の丑の日に食べるものという考えがありますが、うなぎのカロリー気になります。ダイエットや健康のことを考えると食べていいのかなと思った方、実はうなぎはカロリーが低いお魚なんです。栄養もたっぷりですが、健康にもいい成分が入っているうなぎについてお伝えします。

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うなぎのカロリーは高いのか

うなぎのカロリーについて

実はうなぎは低カロリーなお魚でした。脂がのっているのでカロリーが高いと勘違いしてしまうのですが、うなぎのカロリーは一尾分として150キロカロリーから200キロカロリーなのです。想像とは違って、とってもヘルシーな身をもっていたんです。そして、生のうなぎ100グラムで255キロカロリー、白焼きだと331キロカロリー、かば焼きでは293キロカロリーになります。

白焼きよりもかば焼きのほうがカロリーが低い

白焼きのほうがタレもかかっていないのでカロリーが低く健康を気遣うなら白焼きと選んでいた方、それは誤解です。タレもたっぷりかかっていて、いかにもカロリーがとっても高く感じるかば焼きですが、カロリーが低いのはかば焼きのほうなんです。なぜカロリーが違うのか詳しく見ていきたいと思います。

うなぎのかば焼きのカロリー

うなぎの蒲焼きとは

うなぎと言えば蒲焼きといえるほど、馴染みがあるうなぎの蒲焼きです。作り方をご存じですか。かば焼きはうなぎを捌いたあと白焼きにしてタレを付けて二度焼きます。関東と関西で作り方は異なります。ですがどちらも二度焼くことでうなぎの脂がしっかり落ちるので白焼きよりもカロリーが低いのは作り方に違いがあったからです。

うなぎのかば焼きのカロリーは

気になるうなぎの蒲焼きのカロリーは約100gで293キロカロリ―です。うなぎの蒲焼きはうな丼として食べることが多いです。うな丼のカロリーは一人前で695キロカロリーとなります。うな丼は高カロリーとなってしまいます。蒲焼きに対してうな丼が高カロリーになる原因はご飯のカロリーです。うなぎの蒲焼きのみは低カロリーと言えます。

うなぎの白焼きのカロリー

うなぎの白焼きとは

うなぎの白焼きとはタレもかかっていないうなぎを焼いた素焼きの状態を言います。白焼きはうなぎにタレがかかっていないので、誤魔化されずにうなぎの旨みをしっかり味わって食べられます。醤油やみりんを使っていないので白焼きのほうがカロリーも低いように思えるのですが、カロリーは二度焼きをして作る蒲焼きのほうが低いと違いが出ます。

うなぎの白焼きのカロリーは

白焼きのカロリーは約100gで331キロカロリーになります。蒲焼きに比べると38キロカロリーも差があります。38キロカロリーを消費するには早歩きで10分歩く運動量になります。同じうなぎなのにこんなにも摂取カロリーに差が出るなんて驚きです。

うなぎの栄養について

うなぎの主な栄養素について

うなぎの主な栄養素はビタミンA・ビタミンD・ビタミンB12・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンE・脂質・タンパク質が豊富に多く含まれています。また、オレイン酸やパントテン酸が含まれています。うなぎの肝にはビタミンA・ビタミンB2・パントテン酸が豊富に含まれています。また皮にはコラーゲンが含まれています。

うなぎにはミネラルも含まれている

うなぎのミネラル成分はカルシウム、鉄、亜鉛が豊富に含まれています。カルシウムは100mgあたり、150mgもあります。これは牛乳の1.5倍にあたり、ホウレンソウでは2.5倍のカルシウム量にあたります。鉄は100gあたり0.8mgと成人一人当たり必要なのは0・9mgなのでほぼ摂取できる値になります。

うなぎはダイエットに向いていないのか

ダイエットの栄養不足に効果あり

うなぎは脂が多くダイエットには不向きと思われています。食事制限のダイエットでは栄養が不足してしまいます。栄養を補うためには、うなぎがおすすめの食材です。うなぎには失われ気味のミネラルとタンパク質などの栄養素が豊富に含まれています。急激なダイエットで引き起こされがちな立ちくらみなどに効果があるビタミンB1も豊富です。ビタミンB1には炭水化物の代謝を活性化し、体調を整えます。

肌にうれしい美容成分も含まれている

うなぎには肌にうれしいコラーゲンが豊富に含まれています。そしてうなぎにはビタミンEの栄養素が入っています。ビタミンEには細胞の老化防止の役割があり、肌のつやまでよくなる美容成分です。ビタミンEは食事からしか摂取するとこができない成分なのでうなぎでおいしく摂取できるのが肌にもうれしいです。ビタミンB2も肌の再生がうなぎを食べているほうが美容にもよく、ダイエットにも向いている食材です。

うなぎが健康にいいと言われるわけ

骨粗しょう症や骨軟化症の予防にも

健康にいいと言われているうなぎですが、骨粗しょう症や骨軟化症の予防に必要なカルシウムがうなぎには豊富に含まれています。骨やカルシウムを取り込むのに必要なビタミンDがうなぎには含まれているのでカルシウム不足になりがちな高齢者に食べていただきたいです。

パントテン酸とアスパラギン酸

うなぎに含まれるパントテン酸とアスパラギン酸とは疲労回復に効果があります。聞きなれない成分であるパントテン酸はストレスや疲労回復効果、毛髪にもいい成分です。アスパラギン酸には疲労回復成分が含まれています。そしてうなぎの肝にはビタミンA、ビタミンB2、パントテン酸が豊富に含まれています。

うなぎの糖質・脂質について

うなぎの糖質について

うなぎの糖質についてうなぎ100gで糖質はわずか0.3gと大変少ないです。糖質というのは炭水化物から食物繊維から引きます。炭水化物量は0.3gであり、食物繊維はありませんので0.0gになり0・3gから0.0gを引くと糖質は0.3gとなります。うなぎ1尾分の糖質は0.45gから0.6gとなります。魚介類の100gあたり平均の糖質は1・5gなのでうなぎはかなり糖質が低いことがわかります。

うなぎの脂質について

脂がのっているうなぎですが、体にとってもいい脂でした。うなぎの脂質は牛肉や鶏肉の脂とは違って常温でも固まらない脂です。DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)がうなぎの脂質であり、血液がサラサラになる効果をもっています。

うなぎのコレステロールを下げる効果について(1)

うなぎの脂は不飽和脂肪酸

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