キスは刺身もうまい!簡単なさばき方や気になる寄生虫についてもご紹介

本来キスは肉食性で、青イソメやゴカイ、ヨコエビや小さいかになどを食べています。通常は水深50m前後くらいまでの浅場に生息しており、日が落ちると砂の中に潜る習性があります。肉食性なので、キス釣りの餌となるのは基本的にイソメ類となります。

釣り方

キスを釣るには、本格的な投げ釣りとは違う「チョイ投げ釣り」で釣りに挑みます。この釣り方は小さなおもりの付いた仕掛けを軽く投げ、海底を探りながら釣る方法のことを言います。仕掛けの投げ方自体は10分から15分練習するだけで誰でもマスターできます。

さらに詳しくキスの釣り方を知りたい方はこちら

キスを刺身で食べるなら旬に

シロギスは日本に限らず朝鮮半島から中国沿岸、台湾やフィリピン辺りまで広い範囲で生息し一年中釣れることで人気がありますが、1番美味しく頂くにも旬があります。まずはその旬な時期と刺身の美味しさについてご紹介していきます。

キスの旬は春から夏

そもそもキスにはシロギスとアオギスがいますが、繊細でクセがなくて美味しいのはシロギスです。一年を通して出回っているキスは、どんな魚でも産卵後は味が落ちてしまうので、産卵前となる春から夏にかけて、6月から8月にかけてが旬となり、最も美味しい時期となります。

基本的にシロギスは全国の底の浅い沿岸で釣れ、そのほとんどが各産地で消費されていますが、主に市場に流通しているものは三重県や千葉県などから入ってくるものが多いとされます。ただし、近年漁獲量が減っているため、価格も上昇傾向にあります。

旬のキスの刺身のおいしさ

シロギスの白身は、淡白すぎるほど繊細で非常に甘みがありとても美味しいです。そのまま素材だけの味でも大変美味しくいただけますが、醤油や塩、ポン酢などの様々な薬味と合わせて食べるのも面白いです。

他にも風味の豊かな皮付きの刺身は非常に上品で甘みが増し、絶品です。通常さばく際に剥がしてしまう皮を、鱗を処理した後あえてそのまま残します。白身だけの場合とは違った風味豊かな皮付きの刺身もまたオススメです。

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