気温差とは、外気と内気の差のことで気温差の境目となる生地に水滴ががつく現象なのです。コットン素材は、この水滴を吸収してくれるので結露が発生しにくくなるという仕組みです。
コットンタープ最大の魅力は「火に強い」こと!
コットンタープの最大の魅力は、火に強い事です。焚き火を楽しむためにこっちんタープを検討してらっしゃるキャンパーの皆さんも多いはずです。
コットンタープの別名は「焚き火タープ」
コットンタープは「焚き火タープ」という別名で呼ばれることもしばしばあります。これは、キャンプで焚き火を楽しむ際にポリエステルのタープだと火の粉が飛んで溶けてしまうのに対して、コットンタープは多少の火の粉では溶けたり燃えたりしないからです。
もちろん、コットンタープは難燃素材ではありませんので、火をつければ燃えてしまいます。「焚き火タープ」というネーミングを誤解して焚き火のすぐ近くで使うのは好ましくありませんので、一定の距離を保って使うようにしてください。
焚き火をするなら絶対にコットンタープ!
焚き火は、寒い時期だけでなく夏場でも、その炎の揺らぎに安らぎを求めて頻繁に行われます。そんなときに活躍するのがコットンタープです。流石に焚き火のすぐ真上にタープを張ることはおすすめできませんが、焚き火をする予定がある時は極力コットンタープを用意するようにしましょう。
化繊タープは一度火がつくとあっという間に燃え広がり危険です。タープが解けるだけならまだしも、隣接したテントも燃える可能性が高いですし、最悪、隣地のキャンパーにも飛び火して迷惑をかけることになっては大変です。
コットンタープは雨漏りはしない?
コットンタープの防水性については、心配される声が結構聞こえてきます。やはり、ポリエステル素材に比べると水に弱いというイメージが定着しているからでしょう。ここでは、コットンタープの防水性を解説します。
コットンは素材の特性上防水性は高い
そもそもコットン素材は、素材の特性からして防水性能が結構高いです。素材の特性というのは、コットン素材自体が水を含むと膨張する性質を持っていて、膨張した素材が水の侵入を防ぐという性質を有している事をさします。
上記の素材特性は、ちょっと困惑する状況を作ったりもします。通常一般的なイメージでは製品が新品の時はなんらかの処理がされていて防水性が高く、徐々にその機能がなくなってくると考える方々大半です。
ところが、コットン素材の場合、新品でおろしたての素材は雨に濡れてもすぐに生地自体が膨張しないため水を通してしまうことがあるのです。これは決して不良品なわけではありません。対策としては、新品にコットンタープを強い雨の日に使い始めない事です。