かずさオートキャンプ場の概要
関東にある数多くのキャンプ場の中でも多くのキャンパーから人気がある「かずさオートキャンプ場」は、千葉県君津市の小櫃川沿いにあり自然と一体化したキャンプができる場所として知られています。早速、人気のキャンプ場の魅力を、まずは概略からお伝えしてまいります。
房総の中心にあっていくのも遊ぶのも便利なかずさオートキャンプ場
千葉県房総半島のほぼ中央部分にある「かずさオートキャンプ場」は、都心からのアクセスもよくアクアラインを使えば、あっという間に現地についてしまうという印象のキャンプ場で、実際に東京都品川区辺りからでも車で1時間前後で行けるので非常に便利です。
小櫃川沿いにあるので川遊びもできますし、房総半島のほぼ中央に位置することから、周辺の観光スポットで楽しむ拠点にすることも可能です。キャンプ場自体は非常にシンプルな作りになっていて、キャンプを純粋に楽しみたい方にも満足していただけるキャンプ場です。
基本情報
- 住所:千葉県君津市向郷766-1
- 電話番号:0439-27-2020
- FAX:0439-27-2205
- 料金:テントサイト5,000円〜、ログキャビン13,000円〜
- 予約受付時間:9:00〜17:00
- チェックイン:13:00(アーリーチェックイン可否は事前に電話で要確認。別途料金必要)
- チェックアウト:11:00
- 公式HP:かずさオートキャンプ場
アクセス
かずさオートキャンプ場へのアクセスは、車でも電車でも可能で、どちらの方法でも比較的短時間で現地に到着ができます。車で行く場合には2つのルートがありますので、当日の混雑状況や気象条件などを見てルートを決めるのが良いでしょう。アクアラインは強風が吹くと通行止めになる場合があるので要注意です。
車の場合
①アクアラインを使う場合は、木更津JCT経由で木更津北ICで降りて一般道を利用。木更津北ICから約25分で現地に到着します。
②館山自動車道をご利用の場合は、姉崎袖ヶ浦ICで降りて国道410号を通り現地に向かってください。姉崎袖ヶ浦ICから約25分で現地に到着できます。
電車の場合
電車をご利用に場合、JR久留里線久留里駅で下車し徒歩10分です。東京駅から久留里駅は2時間20分くらいかかります。添付した駅からの簡易地図に従えば迷わず現地につくことができます。
高速バス「アクシー号」を利用する場合
浜松町から東京駅経由で鴨川に行く高速バス「アクシー号」で久留里駅まで来る方法があります。浜松町駅発7:20分が一番早い時刻で久留里駅に9:03着となります。以降だいたい1時間おきぐらいの運行ですのでご興味がある方は時刻表をご確認ください。
時刻表のページはこちら:高速バス「アクシー号」時刻表
かずさオートキャンプ場の魅力
あなたの求めているキャンプスタイルによって、キャンプ場に求めるものは違ってきますが、皆さんに共通して言えるのはキャンプ自体を楽しめるかどうかが一番大事なポイントだということです。かずさオートキャンプ場の魅力を整理しましたので、さっそくチェックしてみてください。
都心から1時間で行けちゃう便利なキャンプ場
前段のアクセスの解説にも書いたように、都心からのアクセスが1時間前後という便利なキャンプ場です。ただし、千葉県房総半島は観光スポットもたくさんありますし、またゴルフ場もいっぱいあることから観光シーズンになると道路がかなり渋滞するという状況です。
アクアラインをご利用の方は、強風でアクアラインが閉鎖になることなどもありますので、当日の天候や行楽時期なの買う中などをよく見極めて出発時刻を決めてください。
房総の中心にあるから房総観光にも便利
かずさオートキャンプ場は、本当に房総半島のほぼ中央に位置していますので、房総観光の拠点として活用することも可能です。九十九里海岸や鴨川、館山などまで足を伸ばすこともできますし、木更津で潮干狩りなども楽しめます。車で30分ほどのマザー牧場も人気の観光スポットとなっています。
1泊2日のキャンプでは、そこまでの観光はできないでしょうけれど、すこし長目に滞在する予定なら房総観光も是非楽しんでいただきたいです。
キャンプ場内がシンプルだからキャンプに集中できる
かずさオートキャンプ場は、非常にシンプルなキャンプ場です。様々の施設が併設されているキャンプ場になれているかたの中には、物足りないと思われる方がいるかもしれませんが、キャンプ自体を純粋に楽しむという趣旨からすると非常に優れた特徴と言えます。
余計な遊びに気を取られずにキャンプの醍醐味にどっぷりとハマりたい方には、これ以上ない環境と言えます。後段ではそんなキャンプ自体を楽しむ方法の一例もご紹介しますのでお楽しみに!
房総の観光スポットが近いから翌日も遊べる
かずさオートキャンプ場に近くには、いくつも観光スポットがあります。テントの設営などを早めに済ませて、夕食の準備を始める前に少し足を延ばして久留里城や亀山ダム、濃構の滝などに行ってみるの楽しいでしょう。
久留里城
久留里城は別名「雨城」(うじょう)ともよばれていますが、城が完成してから3日に1度21回雨が降ったという話が由来の様です。ミステリアスなお城で時代を感じてみるのも良いでしょう。
亀山ダム
亀山ダムは、昭和56年位完成したダム湖です。紅葉の季節には非常に美しい景観が楽しめますし、バス釣りで人気のあるダム湖として有名です。キャンプの一緒にバス釣りを試してみるのも面白いかもしれませんね。
初めてバス釣りを試してみようと思う方は、こちらの記事もご覧になってください。
濃構の滝
濃構の滝は、ジブリの世界に迷い込んだ様だという方々も多く神秘的な場所です。光の加減からか非常に美しい写真が撮れることがあり、そのために長い時間滞在する方もいる様です。カメラが趣味の方には楽しい場所かもしれません。
かずさオートキャンプ場での過ごし方
今回は、は徹底的にキャンプを楽しむというコンセプトで、過ごし方というかキャンプの仕方をご提案したいと思います。もちろん、楽しみ方は様々でOKですので、あくまでも一例として参考になれば幸いです。
かずさオートキャンプ場ではキャンプに専念
かずさオートキャンプ場は、前述の通り非常にシンプルなキャンプ場ですからキャンプ以外で遊ぶというよりもキャンプで遊ぶという過ごし方が一番良い様に思います。キャンプは奥が深いので、やり方によっては様々な楽しみが発見できると思うからです。
炭火キャンプ料理のために火おこしから始めてみるのも楽しい
おすすめしたいのは、キャンプの炭火料理のための火起こしを楽しむ(火起こしに挑戦する)という遊び方です。普通は、いかにして簡単に、短時間で火を起こすかということを考えがちですが、かずさオートキャンプ場の特徴を受け入れて火起こしを時間をかけてやってみるのも面白いのではないでしょうか?
原始的なやりかたでの火付けの方法
原始的と書きましたが、古来からされている方法という意味で特別なやり方ではないと思います。これができる様になると、万が一の災害時などでも日が起こせるかもしれないですね。今回ご紹介するのは「きりもみ式火起こし」という方法です。
木の板に棒状の木を擦り付けて摩擦熱で火を起こすやり方は、テレビや漫画でもみたことがある方が多いのではないでしょうか?家族で行くならみんなで協力して火起こしをすれば連帯感も今まで以上に強くなることでしょう。
火おこしのために用意するもの
火起こしに必要なものは、火きり棒(ヒノキ、スギなどの丸い棒で長さ30~50cm、直径1cmくらいのもの、火切り板(ラミン、アジサイなどの平らな板で幅3~4cm 、長さ10~30cm 、厚さ1cmくらいのもの)、もぐさ、麻紐などです。便利な火起こしキットなどを買っても良いでしょう。
火おこしの仕方を動画で確認
火起こしの手順としては、以下の様な手順です。ひたすら火がつくまでやり続ける根気と体力が勝負の分かれ目です。手順は以下の3工程ですね。
- 木の板に棒をこする穴を開ける
- 木の板の下にもぐさを敷いて、木に棒でひたすらこする
- 火種が作れたら丁寧にとって麻紐にくるみ振って火をつける
それでは実際に火を起こしている場面を動画で確認してみましょう。(動画では、弓型の木にに糸をつけて木の棒を効率よく擦り付けています。)
思ったよりも簡単に火が起きるものだと感じた方も多いのではないでしょうか?
いつもよりちょっと凝ったキャンプ料理を作ってみよう
火が起こせたら、やはり美味しい料理を食べたくなりますよね。そこで、今回はちょっと凝ったキャンプ料理をご紹介していきましょう。凝った料理といっても、誰でも失敗なくできる様な料理がキャンプでは嬉しいですので、そういう料理を選んでみました。
ビア缶チキン
- 食材:丸鶏、ビール350ml缶、ニンニクチューブ、バジル、タイム、塩、胡椒
- 用意する道具:金属製のバケツ(丸鶏に被せるため)、爪楊枝
- 作り方:①丸鶏に塩を塗り込み、その後ニンニク、バジル、タイム、胡椒で味付けする。②丸鶏の首をビールの蒸気が逃げないように爪楊枝で塞ぐ。③1/3くらい飲んだビールの缶を丸鶏の尻から刺す。④炭火焼の網の上に立てて上からバケツを被せる⑤蒸し焼きにして完成。
あさりのクラムチャウダー
- 食材:あさり200g、玉ねぎ1/4個、じゃがいも1個、セロリ1/2本、コンソメ小さじ2、水200cc、牛乳150cc、調味料
- 用意する道具:普通の鍋(炭火で直火料理してもOKな鍋)
- 作り方:①野菜を粗みじん切りにする。②玉ねぎを先に炒めた後野菜を炒める。③あさり、水、コンソメを入れて5分煮る。④あさりの口が開いたら牛乳を入れてさらに煮る⑤吹きこぼれに注意して完成。
エビとアボカドのアヒージョ
- 食材:エビ12尾〜15尾、アボカド1/2個、ニンニク1かけ、オリーブオイル(あればココナッツオイル)1/2カップ、唐辛子1本〜2本、ローズマリー、調味料、パン(付け合わせ)
- 用意する道具:スキレットもしくはアルミのちょっと深めの皿
- 作り方:①エビは殻付きなら殻をとって背わたを外す。②アボカドは一口大に切る。③ニンニクは包丁で潰す。④唐辛子はたねをとり2つにおる⑤食材とオイルを容器に入れて炭火の上に網を敷き載せる⑥およそ10分で完成。
かずさオートキャンプ場のキャンプサイト
かずさオートキャンプ場には2種類のキャンプサイトとコテージ、デイキャンプ施設があります。キャンプスタイルに合わせてサイト種類を選ぶことができますので便利です。テントサイトは比較的広めなので、のんびりとテントを張ることができるのがうれしいですね。
オートキャンプサイト
オートキャンプサイトは100㎡の芝生サイトです。80区画あるので何回行って同じ場所にならず、場所が違うことによって新たな発見ができるかもしれません。また、お気に入りの場所を見つけてリピートするのもよいですね。
電源付きオートキャンプサイト
オートキャンプサイトにAC電源が付いた区画が12区画あります。電気が必要なキャンプ用品がある方は、ポータブル電源を持っていかなくても済みますから電源付きのサイトが非常に便利です。サイトの広さは、通常のサイトと同じ100㎡で広々としています。