【洒落怖】シシノケは恐怖の都市伝説?目撃談や正体を検証!

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この記事では、シシノケの目撃談や正体についての考察を紹介していきます。目撃談は、謎の生物に追い回されて戦わなければならなくなった人もいれば、何もされず無事に帰宅した人まで様々です。後ほど3つの目撃談をご紹介しますが、まずはこの生物についての特徴についてみていきましょう。
山の中に現れる?謎の生物・シシノケとは?

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シシノケとは山に現れる謎の生物の事です。今の所、石川県と群馬県で目撃されています。正体については様々な考察がされていますが、ネット上での報告や、証言を元に描かれたイラストを見るととてもこの世のものとは思えません。
掲示板にて遭遇したとの情報が寄せられたシシノケ

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最初に情報が寄せられたのは2010年、あるネット上の掲示板でした。変な生き物に遭遇したという報告者がその時の様子を詳細に書き込み、読んでいた人達を恐怖に陥れました。今でも洒落怖の中では有名な話として語られています。
妖怪?土俗に関係する生物?シシノケとは一体

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その後報告者が再び現れる事はなく今日に至りますが、ネット上では類似した妖怪の情報やその土地にまつわる言い伝え、考察が続々と書き込まれ盛り上がりを見せました。こちらに関する情報は後ほどまとめていきますので、まずは目撃者の証言をいくつかご紹介いたします。
【石川県での体験談①】石川県の山にて発見されたシシノケ!発見時の状況とは

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こちらの報告が最初の目撃談です。出会いから後日談まで事細かに書かれたこの体験談が話題になり、その後各地で同じような生物を見たと報告されるようになりました。報告者は仮にAさんとしておきます。
2010年に書き込まれたシシノケの目撃情報

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2010年4月「変なものを見た」とAさんから掲示板に書き込みがありました。Aさんは愛犬と共に不思議な生物と遭遇し、命からがら逃げ帰って来たそうです。一体、Aさんは何を見てどんな目に遭ったのでしょうか。
石川県にある山のキャンプ場で見つかったシシノケ

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Aさんは石川県に住んでいて、ある日愛犬と近所の山にあるキャンプ場に行きました。その日は雨が降っていたため、Aさん以外に客はいなかったそうです。Aさんたちも、食事を済ませテントに入った時までは何事もなく過ごせていましたが、しばらくして異変が起きました。テントの外から猫とも赤ん坊ともつかない鳴き声が聞こえて来るのです。
山の中に猫はいませんし、他に客もいないので誰かの飼い猫でもありません。Aさんは「もしかして捨て子?」と思い、テントを出て声の主を探してみました。Aさんはランタンを手に、キャンプファイヤーなどをするために使う広場を捜索してみました。すると、ある場所に明かりを向けた瞬間、大人しくて滅多に吠えない犬が激しく吠え出したのです。
【石川県での体験談①】なぜかシシノケに追われることになった目撃者

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ただキャンプを楽しんでいただけなのに、なぜか謎の生物に目を付けられてしまったAさん。ただならぬ愛犬の様子からも、その生物が良くないものであるのは明らかでした。この得体のしれない何かから、Aさんは果たして逃げ切れるのでしょうか。
顔を合わせてしまった目撃者!シシノケに追われることに

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犬が吠えている方を見ると、そこには冬用の寝袋程度の大きさをした毛虫のような生き物が横たわっていました。それが先ほどの猫のような声を上げながら、陸に打ち上げられた魚のように跳ねていたのです。Aさんが当惑していると、その生き物が振り向きました。
その瞬間金縛りに合って動けなくなったAさんは、まともに顔を合わせてしまいます。それは顔というより穴でした。筒状の胴体に黒い穴が空いただけの顔に触角が3本生えていて、その先に目のようなものがついているのです。暗くてよく見えませんでしたが、Aさんにはこちらを見つめているように感じられました。

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その時、犬に靴を噛まれてAさんの金縛りが解けました。慌てて犬と共にテントへ逃げ帰り、熊よけのガスガンを構えていましたが、そのうち鳴き声が突然ぱたりと止みました。Aさんは今の内にと管理人室へ電話をかけ、助けてもらおうとしましたが何度かけても繋がりません。
更に、電話を諦めかけたAさんの耳に絶望的な音が聞こえてきました。何かが草の上を這いずる音。それは確実にさっきの生物でした。這う音は徐々にこちらへ近付き、入口で止まりました。犬が身構え、Aさんもガスガンを入口に向けて相手の動きを待ちました。すると、子供のような声で「チッ…チッ…イトッ…シャ…ノウ…」と聞こえてきたのです。

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その時でした。犬がその何かに向かって思い切り噛み付いたのです。「ギャアアア」と叫び声が聞こえ、Aさんは勇気を出して外に出てみました。そこにはさっきの生き物が苦しんでいるようにのたうち回っていました。Aさんは止めを刺すようにガスガンを一発その黒い顔に撃ち込み、急いで犬を連れて管理人室へ向かいました。
管理人室へと逃げ込むもそれでもなお追ってくるシシノケ

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途中、転んでずぶ濡れになりながらもAさんは管理人室へ辿り着きました。激しくドアを叩くと管理人さんが鍵を開けてくれました。Aさん達は転がり込むように中へ入り、すぐ鍵を締めるよう頼みました。しばらくして落ち着いた後、Aさんは管理人さんに事の顚末を話しました。話が進むに連れ、管理人さんの顔が強張っていくのがわかりました。
話を聞き終えると管理人さんは猟銃を持ちだし、慌てて部屋の戸締まりを確認し始めました。管理人さん曰く、それは土俗の神様だそうです。カモシカを食べる等の伝承があるとは聞かされていましたが、管理人さん自身は信じていませんでした。一応、姿を見たという話を聞いた事はありましたが、追い掛けられた話は初めてだと驚いていました。

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話が一段落すると、Aさんは疲れもあって眠ってしまいました。しかしその数時間後、管理人さんに肩を揺すられ再び起こされます。管理人さんによると、また例の赤ん坊のような声が聞こえたそうです。Aさんと管理人さんは暖炉に薪をくべ、火を絶やさないようにしました。耳を澄ますと、確かに例の声が聞こえてきます。
しかし2人はどうしても外が気になり、窓からこっそりと様子を探りました。声は玄関の方から聞こえてくるのですが、外は真っ暗で何も見えません。その時、ドアをドン、ドンと叩く音がしました。体当たりをするような音です。その音に混じってあの猫のような鳴き声も聞こえてきます。管理人さんとAさんは再び武器を構えました。

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その後静寂が数分続き、管理人さんと顔を見合わせた時です。ドンドンドンドン!と、先ほどとは比べ物にならない激しさでドアが叩かれました。急いで管理人さんが銃をドアへ向けて撃ち込むと、弾が当たったのか音は止みました。しばらくしてドアを開けてみましたがそこには何もおらず、代わりにいくつも硬い針のような毛が散らばっていました。
【石川県での体験談①】無事朝を迎えた目撃者!シシノケはどこへ?

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猟銃で謎の生物を撃退した2人と1匹。管理人室で何とか無事に朝を迎える事が出来ました。その後猟友会の人たちと共にテントを回収に向かったAさん。しかし、そこでまた恐ろしい光景を目にします。
目撃者のテントにはシシノケの無数の毛が残されていた

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朝になると管理人さんが地元の猟友会と連絡を取り、合流後にテントへ向かいました。テントを確認すると、何かに押し潰されたような形でAさんのテントも荷物もめちゃくちゃにされていました。そして残骸の上には昨日玄関で見たものと同じ毛が無数に落ちていたそうです。
シシノケに噛みついた犬は口に怪我を負うことに

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猟友会の人に送ってもらい、Aさんと愛犬は帰路に付きました。けれど、その硬い毛に噛み付いてしまった犬は口の中に大怪我を負い、命に別状はないものの何日か入院する事になってしまいました。犬はその後、数日で回復し餌を食べられるほど元気になったと後にAさんから報告がありました。
【石川県での体験談①】シシノケと遭遇したその後はどうなった?後日談

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Aさんは大きな怪我もなく家に帰り、入院した犬も順調に回復。一件落着と誰もが思っていましたが、話はまだ終わっていませんでした。後日談として書き込まれた内容に、掲示板を見ていた人々は戦慄します。
地元の人々はこれまでもシシノケの噂を耳にしていた

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Aさんが帰りの車で猟友会の人に聞いた話では、やはり噂は聞いたことがあるものの襲われた人はいなかったとのことでした。管理人は神様と言っていましたが、どちらかといえば妖怪で、奇形児と合体させて出来た等の噂が残っているそうです。
猟友会の人々と共にお寺や神社へと向かった目撃者

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数日後、Aさんは寺と神社へ行くよう勧められ、猟友会の人に連れられてまずはお寺へ向かいました。そこで見た物の話をすると、住職が先代から聞いた話と酷似していると言われました。先代の話によると言い伝えは2つあったそうです。
1つは特に手足の欠損した奇形児を神仏の代わりとして育てていたという話、もう1つは大きな芋虫に生まれたばかりの子供を差し出していたという話でした。Aさんは寺で話を終えると、次は神社へ連れていかれ同様に話をして帰りました。神社でも同じ話を聞いたことがあると言われたそうです。尚、寺でも神社でもお祓いなどはされませんでした。
その後に目撃者は入院?一緒にいた犬はどうなった?

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その後Aさんから報告はありませんでしたが、半年以上経ってAさんが訪れた寺の住職の息子と名乗る人物からの報告がありました。その人によると、Aさんは5月に階段から落ちて未だ意識不明、犬は傷口が化膿して亡くなってしまったそうです。また、Aさんが泊まったキャンプ場もホームページが閉鎖されてしまって連絡がつかないという事でした。
【石川県での体験談②】別のグループもシシノケに遭遇

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石川県のキャンプ場では他にも同じものを見たという報告があります。こちらはAさんのケースほど大事にならず、無事に帰ってこられたものです。目が3つあること、猫の鳴き声がしたことから、同じ生物ではないかと言われています。
友人とキャンプ中、夜の暗闇から聞こえる何かの声

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Bさんはゴールデンウイークに友人とキャンプへ行きました。しかし2人とも途中で昼寝をしてしまい、起きた時には夜になってしまいました。その間に少し雨が降ったようで周りの草が濡れていましたが、特に気にする事なく食事を取ることにしました。
そして食事の準備中、友人が忘れ物を取りに車へ戻りBさんが1人になった時、それは現れました。遠くから微かに猫のような鳴き声が聞こえるのです。Bさんは初め猫だと思い気にしませんでした。でも、友人が戻って来て食事を済ませてもまだその声は聞こえてくるのです。しかも段々と大きくなっているようでした。

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友人は猫だと言い、車で寝たいというBさんの提案を却下したので仕方なく2人でテントに寝ました。それでも鳴き声は止みません。あまりに鳴いているので、友人がテントから顔を出して「うるせえ!」と怒鳴りました。すると声がピタッと止み、代わりに何かがテントの周りを回っている音と「チッチッ…」と舌打ちするような音がし始めたのです。
車へ逃げた2人。しかし…

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さすがの友人も危機を感じ、車で寝ようという事になりました。戻る時にふと道を照らすと、何かが這ったような跡がありました。2人は急いで車へ戻って眠りましたが、Bさんは夜中に変な音が聞こえて目が覚めてしまいます。それはさっきと同じ舌打ちのような音でした。運の悪い事にBさんは窓にもたれて寝ていたため、つい外を見てしまいました。
慌てて目を逸らそうとしたのですが金縛りに遭い動けません。そこでBさんが見たものは、蠢く3つの目玉でした。Bさんは恐怖のあまり失神してしまい、次に目が覚めたのは朝でした。あとで友人に聞くと、友人もその目玉を見たそうです。恐ろしい目に遭いましたが、その後化け物が出る事はなく2人は山を下りる事が出来ました。
【群馬県での体験談】小さな山で見つかったシシノケ

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