投げ釣りの投げ方や仕掛けのコツは?投げ釣り攻略

飛距離を上げるためには、竿を持ち上げるとゆっくりとオモリを後方にそらします。その時には竿全体を大きく曲げるようにして、曲げた反発を生かすように投げます。くれぐれも早急に竿先だけを動かすことのないようにしてください。竿に力をかける時間を長くすることで竿全体を曲げることができます。竿の先のオモリは通常のものより重いのは、竿が曲がった反動で遠くへ飛ばしやすくするためです。

タラシを長めに角度は45度

タラシを1.2〜1.8メートルと長めにしましょう。長いぶん仕掛けにかかる遠心力が強くなって、竿全体が曲がりやすくなり、反発力が発揮されます。

そして、初っ端から錘が竿に乗るように気をつけて、投げている間はラインが張った状態を維持するようにしましょう。この時、投げる角度は40〜45度を心がけると飛距離が出やすく、投げた後も竿先が45度を保ちます。タラシを長くし、竿をゆっくりと振り、投げる時は角度に気をつけることがポイントです。

振りのスピードも気をつけて

狙ったよりも右に飛んでしまうときは、振りが遅い証拠ですので、心もち早めに振り切ってみましょう。反対に左に飛びやすいときは、振りが速すぎていますから、ゆったりと竿全体をしならせて遅めに投げてみましょう。以上のことを意識すると飛距離が出しやすいです。

投げ釣りで釣れる魚

沖合を回遊するキスやカレイなどの海底に生息する魚(底物)が、投げ釣りでは主なターゲットとなります。その他には、カサゴ・ハゼ・マゴチ・アナゴ・ベラなども引っかかることがあります。

夏はキス(シロギス)、冬はカレイ(マコガレイ・イシガレイ)というのが投げ釣りでよく釣れる魚の代表です。キス(シロギス)は砂がある場所ならどこにでも見られる最も身近な魚と言ってよいでしょう。天ぷらや刺身にすると美味しく、透き通るような綺麗な身をしていることから、砂浜の女王とも呼ばれています。

投げ釣りの時期(シーズン)・時間帯

投げ釣りの時期は、魚の種類によって異なります。キスは水温が高めの3月中旬から11月がシーズンです。5月下旬には産卵のために接岸しますので、初心者でも釣りやすいでしょう。7月から10月頃は水温の低い沖に移動しますので、飛距離を伸ばすように心がけましょう。

カレイは水温が低めの11月から4月にかけてがシーズンとなります。カレイは晩秋に産卵のために岸に接岸し、春には去っていくからです。産卵期間中はエサをあまり食べませんので、産卵前後の時期を狙うとエサに食らいつきやすいです。ただし、釣りに行く場所によって時期には差が出ますので、釣りに行く前に釣果の情報を収集することが肝心です。

投げ釣りをするには、朝マズメ(夜が明けて薄暗い時間帯から日の出まで)から午前中いっぱいまでが一般的におすすめな時間帯です。昼間は海風が陸に向かって吹くため狙った場所に投げにくいだけでなく、日が昇るにつれて魚の動きが鈍くなるからです。

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