魚を食らい付かせるならば、エサに見せる為にも静かな、大人しいルアーの方がいいのではないかとまず初心者は考えます。しかし、バスの習性を熟知しているからこそ、この音と水面の騒がしさが大物バスを食い付かせることをRAID JAPANは知っています。
バスは習性的に、とても縄張り意識の強い魚であると言えます。縄張り意識が強いという事は「その自分の大切な縄張りに何か余計なものが入ってきた」と気付かせることがとても重要なことなのです。
気付かせるための加工がたくさん
トップ部分にあるアルミパーツは障害物をかき分けるだけでなく、水の抵抗を受けて左右に大きく頭を振ります。それと同時に現れるたくさんの泡、そして極めつけはヘッド、テール、ボディの3か所から響く3パターンにも及ぶサウンドです。
こんなにも騒々しいものが自分の縄張りに入ってきたとあれば、その厄介者を縄張りから追い出さんとばかりにアタックしてくることは容易に想像が出来るでしょう。そうして大物バスがブルタンクにアタックをした瞬間、突然水柱が上がるほどの激しいファイトの始まりです。
ブルタンクを使う時に気を付けたい事は?
音が大きいからこそ気を付けたい事
先述の通り、ブルタンクの最大の魅力であり、武器となるのはその大きな音です。ヘッドからはポコポコした音を、テールからは独特の金属的サウンドを、そしてボディからも大きな音が水中に響き渡ります。
この音は、ルアーを捕らえやすいエサと勘違いさせるのではなく、まさに縄張り荒らしにケンカを売るように食いついてくるのを狙って作られています。つまり、あまり水自体の透明感のある場所などで使用するとその大きな音が仇となってしまう可能性も有りますので注意が必要になります。
ブルタンクの効率いい使い方って?
ならば音を活かした使い方を
ブルタンクを使用して大物バスを狙う際には、もちろんその釣り具が持つ特性を活かして使用する事が必要になります。そこで初めてブルタンクを使用する方にオススメするのが次の3つの使い方です。
1、ただ巻き
まず一つ目はただ巻き。言葉通り「ただ巻いているだけ」ですが、ブルタンクの装備であれば十分水面がざわつきますから、バスが水面に意識を持って行っていれば、きっとすぐにその音と動きに食らいつく事でしょう。ただし、あまりに単調な動きが故、ラインが水面に触れすぎないように注意する事も必要となります。
2、ストップ&ゴー
ただ巻きでもなかなか反応がない時はストップ&ゴーに挑戦です。読んで字の如く、リーリングとストップを意識して連続して行う事を差します。ただ巻きよりも静と動と意識しつつ行いましょう。そのメリハリが強い食い付きにつながるでしょう。
3、トゥイッチ
そして3つ目の使い方がトゥイッチです。別名「ドックウォーク」とも呼ばれるこのひょこひょことした動きがバスの興味をそそります。通常のルアーでも気になる動きであると言えるのに、更に使用しているのはブルタンクですから、その動きと音はきっと大物バスの興味を惹きつけずにはいられないでしょう。