キス釣りの魅力とは
キスは、海釣りの中では比較的釣りやすい魚といわれており、海釣りの入門魚として有名です。またキスは白身で淡泊なので、どの料理にしてもおいしく食べることができ、釣って帰ったあとも楽しむことができるのが魅力です。
釣り入門魚として釣りやすいのが魅力
キスは海底が砂地になっている場所なら砂浜や防波堤から狙うことができる魚です。時期と時間帯が合えば比較的簡単に釣れるので、釣り入門魚として人気があります。また、キスは20匹ほどの群れで行動していることが多いので、一匹釣れると同じ場所で続けて釣ることができると言われています。
キスは美味しく食べられる
釣れたキスは美味しく食べることができるのも人気の理由です。キスの代表的な食べ方は天ぷらですが、白身で淡泊なクセが無いので、フライでも焼いてもおいしく食べられます。また、新鮮なものは刺身にすることもでき、上品な味わいを楽しむことができます。
キス釣りではどんなエサの種類があるの?
キスは肉食性の魚で、海底の砂の中に潜んでいる生物を捕食しています。キス釣りで使うエサは、キスが普段食べているものを使用することが一般的です。では、キス釣りではどのようなエサが使えるのでしょうか。詳しくご紹介します。
青イソメ
青イソメはゴカイ科に属する環形動物です。韓国で養殖され日本に輸入されていることが多いので、朝鮮ゴカイとも呼ばれています。海釣りの万能虫エサともいわれているほど色々な魚が好んで食べます。日本にいるジャリメ(ゴカイ)よりも体が太くて長く、体が硬いという違いがあります。
ジャリメ
青イソメと同じゴカイ科に属する環形動物です。イシゴカイ、スナイソメなど地域によって呼び名が違うことがあります。日本の海岸付近の海底の砂に穴を掘って生息しています。青イソメよりも、体が細くて短く、体が軟らかいのが特徴です。
オキアミ
キスは砂の中に生息するヨコエビなども摂食しています。また、場所や時期によってはエビ類を中心に摂食していることがあると言われています。そのため、オキアミなどのエビ類もエサとして使うことができると言われています。
疑似餌
最近では、キスの好むゴカイ類に似せた疑似餌が発売されています。魚が好む匂いが配合されているので、魚を誘引しやすい効果があります。また、疑似餌なので、青イソメやゴカイを触るのが苦手な人でも扱うことができ、生き餌ではないので保存ができるのも特徴です。
キス釣りでおすすめのエサは?
ジャリメや青イソメなどのゴカイ類、オキアミなどのエビ類、疑似餌と一体キス釣りで使うべきエサはどれなのでしょうか?キスの生態や特長を踏まえて、なぜそのエサがキス釣りにおすすめなのかご説明します。
キス釣りではジャリメが最適
キスにとってジャリメは日ごろから食べ慣れているため、エサとしても違和感なく使うことができます。また、ジャリメは水中で良く動き、体から出す体液は魚の好む匂いと言われているので、キスを誘引する力も抜群です。さらに、ジャリメの細さと体の柔らかさはキスが吸い込みやすい形状と言われており、まさにキス釣りに特化したエサと言っても過言ではないくらいおすすめのエサです。
大物狙いなら青イソメもあり
青イソメは大型のキスを狙うのに有効です。キスの口は小さいので、大きなエサを食べるのが苦手です。そのため、小さなキスは体の太い青イソメを食べることができないので、大型のキスのみを狙うことができます。水中で動き、体液でおびき寄せることができるのはジャリメと一緒ですが、青イソメは全国の釣具屋で売っているので、ジャリメに比べ手に入りやすく、価格が安いという違いがあります。
どうしても触れない場合は疑似餌を使う
ジャリメや青イソメの見た目は独特なので、触るのが苦手な人は疑似餌を使う選択もあります。生き餌ではないので水中で動いてはくれませんが、魚を誘引するための匂いは十分出してくれます。生き餌に匹敵するほどの釣果が出ることもあるそうです。
オキアミの出番は少ない
エビを使ってキスを釣るという機会は少ないと思います。もちろん、キスもエビ類を食べるのですが、キスは口が小さいのでサイズの大きなエビは食べづらく、小さなエビは針からすぐ落ちてしまうのでエサ持ちが悪いというのも向かない理由です。オキアミをエサにして釣っていたらたまたまキスが釣れたというケースが多いそうです。
キス釣りで使うエサの付け方はどうすればいいの?
キス釣りの釣果を上げるためにはエサの付け方も重要です。せっかく良いエサを選んでも、付け方ひとつで釣果が下がってしまうこともあると言われています。ではそれぞれのエサの付け方はどうすればよいのでしょうか?詳しくご説明します。
ジャリメや青イソメは針から1~2センチ垂らしてカット
ジャリメや青イソメは針に通す前に口の部分を切り取ります。切り口から、針を入れハリスまで通します。針の先端を出し、1~2センチ垂らしたところでカットします。この付け方が一般的で、キスが吸い込みやすい大きさと言われています。疑似餌を使う場合も、同じように取り付けます。
キスの食いが悪い時は一匹掛け
キスの食いが悪い時は、垂らした部分をカットせずに一匹そのまま針につけます。一匹掛けにすることで、水中での動きが大きくなりキスがエサを見つけやすくなります。