2000～3000番代の小型のスピニングリールを使用します。特別な機能が付いているものでなくても一般的に使用されているリールで大丈夫です。道糸はPEの0.8号から2号の間の糸を100メートルほど巻いて使用します。
船からキス釣りをするときの仕掛けの種類
砂浜や防波堤からキスを釣るときには、テンビンオモリを使った投げ釣りやちょい投げが一般的できです。では、船釣りの場合はどうなのでしょうか。具体的な仕掛け方法をまとめました。
胴付き仕掛け
仕掛けの一番下にオモリがあり、道糸とオモリの間にハリスがある仕掛けです。遠投はせずに、船から仕掛けを落とし、ゆっくり海底を探りながら巻き取っていきます。オモリが海底の砂地に着底することで、魚にアピールすることができます。また、一番下にオモリが付いるので、ハリスが絡まりにくいという特徴もあります。
テンビン仕掛け
道糸とハリスの間にテンビンオモリがついている仕掛けです。そのためハリスは自由に海中を漂うので、エサの動きは自然に近くなり、魚が食いつきやすくなります。海底を探るのは、胴付き仕掛けと一緒ですが、テンビン仕掛けの場合は船からちょい投げをしてゆっくり巻き取ります。
キス釣りで使うエサを知りたい
砂浜や防波堤から投げ釣りでキスを釣る場合のエサはジャリメや青イソメなどの多毛類ですが、船釣りでもエサは一緒です。キスは多毛類を常食しているので、釣り方によってエサを変えることはないのです。では、ジャリメと青イソメどちらが良いのでしょうか。それぞれの特徴をまとめました。
ジャリメ
キスを釣るときのエサは、釣り方関係なくジャリメがおすすめです。なぜなら、キスは普段からジャリメなどの多毛類を食べており、他の多毛類に比べ体が細くて短いので、キスが吸い込みやすい形をしているからです。また、水中で良く動くのでキスが見つけやすく、体から出る体液は魚を誘引する効果があるので、まさにキス釣りに適したエサと言えます。
青イソメ
ジャリメと同じ多毛類なので、キス釣りのエサに適しています。全国の釣具屋で取り扱いがあり、価格もジャリメより安く売られていることが多いので、手に入れやすいエサになります。青イソメはジャリメに比べ体が太く長いので大型のキスを狙いやすくなります。青イソメも水中で動き魚を、誘引する匂いを発します。
船でキス釣りをするときの時期
キスは１年中釣ることができる魚だと言われています。しかし、季節によって生息場所を移動するとも言われ、特に冬場は深場に潜ってしまうので、釣るのが難しくなってしまいます。そのため、通常キス釣りのシーズンは5月～10月頃と言われていまっす。ではキスの船釣りに適した時期はいつなのでしょうか。ご紹介します。
晩春から初夏にかけてピーク
春の終わりが近づいた4月の後半から夏が始まる6月上旬までがキスの船釣りのピークです。この時期から水温が少しずつ上がってくるので、キスは活動的になり深場から浅瀬に移動してきます。また、6月頃になると産卵時期が近くなるため、エサをたくさん食べるので釣れやすくなります。
冬前の落ちギス狙いも見逃せない
秋になって水温が下がってくると、キスは深場へ移動します。深場へ移動するキスのことを落ちギスといいます。落ちギスは夏を越えたことで大きく成長し、また冬前に備えてエサを荒食いしています。そのため、秋は大きいサイズが釣れやすいと言われています。
船のキス釣りで釣れる外道
船でキス釣りをするときの仕掛けとエサは、どちらも海釣りでは万能と言われており、キス以外にもたくさんの種類の魚が釣れることがあります。では、キス釣りの外道はどんな魚なのでしょうか。代表的な外道をまとめましたのでご紹介いたします。
コチ
キスと同じく砂地の海底に生息しているのがコチです。コチも砂の中に潜んでいる生物を見つけて捕食しているので、キス釣りの外道として良く釣れます。エサを動かしていない場合にかかりやすいと言われているので、コチが良く釣れる場合は、置き竿をやめこまめに仕掛けを巻き取り、エサを動かすこと必要です。
ヒラメ
置き竿などで、キスがかかってもそのままにしておくと、食いついてくるのがヒラメです。ヒラメはフィッシュイーターなので、針にかかったキスはヒラメにとっての生き餌になります。小型であればそのまま釣り上げることができますが、大型になると仕掛けや竿をもっていかれることがあるので、引きが大きく変わったと思ったら注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか？キスは砂浜や防波堤だけでなく、船からも釣ることができます。しかも船釣りの方がサイズが大きく、釣れる量も多いことがわかっていただけたと思います。砂浜や防波堤での投げ釣りがメインだった方は、この機会にぜひキスの船釣りにチャレンジしてみてください。
