桔梗の花言葉は怖いイメージ?色別の花言葉や怖い花言葉の真相に迫る

桔梗は風船の形に見える蕾から「Balloon flower(バルーンフラワー)」という英語名が付けられています。また、鈴を逆さにしたような形から「Chinese bellflower(チャイニーズ・ベルフラワー)」とも言われます。

学名「Platycodon garandiflorum」 は英語ではなくギリシャ語で「Plati-codon=開いた鐘」「grandi-florum=大きな花」という意味の言葉から付けられた名前です。

桔梗の花言葉はほぼ日本と同じ

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西洋での桔梗の花言葉は「honesty」「endless love」「obedience」と日本とほぼ同じです。そして「endless love」には日本と同じように恋人を長い間想い続ける女性の話が伝わっています。

桔梗の花言葉の中で日本にないもの

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西洋には「the return of a friend is desired」という花言葉があり、これは日本にはありません。友の帰りを願うという意味で、愛する人を思い続ける気持ちから生じたものです。

国が違っても桔梗を見て同じように感じ、同様の花言葉がつけられていることはとても神秘的です。桔梗の魅力を携えた花言葉が数多いことも納得です。

桔梗の花言葉が怖いという噂とそのワケ

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桔梗の花言葉はいくつかありますが、桔梗自体のものにも色別のものにも怖い花言葉はありません。怖いといわれる理由にはどのような背景があるのでしょうか?

平将門と侍女「桔梗」

平将門が寵愛していた侍女は「桔梗姫」という名前でした。藤原秀郷との合戦に敗れた将門が城峯山の洞穴に身を隠していたところ、桔梗姫にそのことを敵に密告されてしまいます。激怒した将門は姫の首をはね、自らも自刃したという言い伝えがあります。

恋人を待ち続けた女性の怨念

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「永遠の愛」や「友の帰りを願う」という花言葉は、恋人を思い続けた女性の話がもとになっているとも言われます。女性の思いが怨念として語られているのかもしれません。

桔梗に怖い花言葉はない

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女性が桔梗になったのは恐ろしい怨念ではなく、悲しい気持ちや待ち続ける意志の表れとも表現できます。桔梗に怖い花言葉はなく、怖いとして扱われてしまうのには、こういった背景もあるのかもしれません。また、椿も花言葉が怖いという噂があります。詳しくはこちらをご覧ください。

花言葉を添えて桔梗を贈る方法

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端正な形と鮮やかな青や紫色が美しく、「誠実」をイメージする花言葉を多く持った桔梗はプレゼントにもおすすめです。青や紫色は気持ちを落ち着かせ、白い桔梗は清々しさをもたらします。

誕生日や記念日のみならず、花を贈るシーンは日常にありふれています。新入学、卒業、結婚、合格などのお祝いに、または退職、母の日といった感謝の意を表して、友達にちょっとしたありがとうの気持ちに花を添えても素敵です。桔梗を一輪贈るのも粋です。

最愛の人に贈る桔梗

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愛する人へは「永遠の愛」と桔梗を贈るのはいかがでしょうか?色褪せることのない変わらぬ想いを端正な形の桔梗に託して贈ることで、誠実な愛が伝わります。夫婦や家族に贈り合うのも素敵です。

青紫や白い桔梗を織り混ぜて花束にするのも綺麗です。家族に贈るなら鉢植えの花もおすすめです。多年草なので地植えにして種を落とし増やしていくのも楽しめます。「永遠の愛」を贈るのにぴったりです。

白い桔梗は片思いの相手に

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片思いの相手へ贈るなら、変わらない思いと共に白い桔梗を贈るのがおすすめです。白く可憐な桔梗は一途に思う気持ちを伝えるのにぴったりです。凛々しく咲く白い花の姿に清楚な想いが伝わります。

桔梗の花の白と葉の色の緑とのシンプルな色合いの花束も素敵ですが、桔梗が仏花ということを考慮するとシンプル過ぎないほうが想いが伝わりやすいかもしれません。茎を短く取ったミニブーケも可愛らしく、気取らずカジュアルに贈れます。

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